熱中症で労災の事例と申請の手続きの仕方!認定基準は?
夏本番を迎えると、特に営業など外回りの多いビジネスマンは、熱中症にかかりやすくなるので心配になる方も多いのではないでしょうか?
そして、仕事中に熱中症にかかった場合、労災の対象となった事例はあるのか、職場で熱中症になった場合は労災に当たるのかなど、気になりますよね。
また、熱中症は労災の認定の病気なのか、厚生労働省の規定はどうなっているのか、知りたいですよね。
さらに、熱中症の労災の手続きの仕方や、申請方法も気になるところです。
そこで今回は、熱中症で労災の事例と申請の手続きの仕方や、認定基準についてお伝えしていきます。
目次
熱中症で労災の事例と申請の手続きの仕方!認定基準は?
毎年、厚生労働省の発表で、仕事中に熱中症にかかって亡くなった方の数が発表されるので、家族を養う立場の方などは、熱中症での労災についてよく知っておきましょう。
まず、労災(労働災害)とは、労働者の業務上または通勤途上の負傷・疾病・障害・死亡のことを指し、厚生労働省の認定リストや基準はこちらに掲載されています。
この厚生省の認定基準を要約すると、仕事中にかかった熱中症が労災の対象になるかどうかは、次の3つが判断条件となります。
1) 仕事をしている時間や場所に明確な原因がある
2) その原因が体に及ぼした影響や時間から、熱中症との間に因果関係を確認できる
3) 仕事に関係ない他の原因によって発症したものではない
または、医師によって労災との因果関係があるとの診断を受けた場合も、認定基準を満たす条件となります。
そして、記録的な猛暑であった平成22年は、職場における熱中症により、休業4日以上の労災は616件の事例があるそうです。
☆現場での熱中症による死亡災害及び労働災害の発生状況(平成24年)についてはコチラ!?
熱中症の労災の手続きの仕方や、申請方法はコチラ!
会社や職場で熱中症になったら、次の2つの制度を利用して申請しましょう。
1) まずは労災請求をして認定を受ける
仕事が原因で熱中症になってしまった場合は、労災保険の給付を受けることができます。
そのため、被災者本人か、死亡の場合はご遺族が、被災者本人の職場を所轄する労働基準監督署に申請しましょう。
2) 会社・企業への損害賠償請求を検討する
仕事が原因で熱中症にかかって死亡・障害が残るなどした場合、会社は労働者に対して安全保障する義務を定められているため、被災者は損害賠償請求をすることができます。
ただし、一般的に会社は個人の損害賠償請求を渋るケースが多いので、まずは1)のステップで労災認定を受けてから請求を行うとスムーズです。
それから、どちらのケースも医師の診断書があると良いですし、裁判とは異なるため、労働基準監督署か、会社であれば総務担当者などしかるべき相手に申請しましょう。
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ビジネスマンの熱中症予防と対処法はコチラ!
熱中症は、日頃の生活習慣で充分予防できますので、次のポイントを参考にしましょう。
1) 体温調節をきちんと行う
熱中症は、室内と室外の気温差が生じ、自律神経が異常になり体の機能がうまく働かなくなることで起こります。
そのため、自宅ではもちろんのこと、職場や電車などではカーディガンなどをはおり、体を冷やしすぎないようにしましょう。
それから、エアコンの設定温度は外気との差を5~6℃程度にし、26~28℃を保つことをオススメします。
2) 仕事の後のビールはほどほどに
ビールやかき氷などで体の中を冷やしすぎることも、自律神経の異常を引き起こしますので、ほどほどにしましょう。
そして、水分・塩分をバランス良くとれる経口補水液やスポーツドリンクを携帯することをオススメします。
3) 栄養補給と睡眠を充分にとる
夏にオススメの栄養素は、免疫力をUPし、パワーをつけるビタミンB1(豚肉など)やビタミンA(鰻など)がオススメです。
なので、薬味なども添えて食欲を保ち必要栄養素をとり、十分な睡眠で体に疲労をためこまないようにしましょう。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、熱中症で労災の事例と申請の手続きの仕方や、認定基準についてお伝えしました。
まず、熱中症で労災の認定基準は、仕事が原因で熱中症を発症したことを時間や場所、医師の診断などで明確にすることでしたね。
そして、熱中症で労災の事例は、多い年で616件もあるので、もし熱中症になったら労働基準監督署や職場の担当者に労災申請・損害賠償請求を行うとのことでした。
さらに、ビジネスマンが普段の生活習慣からできる熱中症の予防法として、体温調節や冷たい飲み物の飲み過ぎ防止、夏にオススメの栄養素や十分な睡眠をオススメしました。
熱中症は気づいたときには悪化し、重症化しやすい怖い夏の病気です。
なので、家庭を守る大人の方は特に普段の暮らしから予防を心がけ、元気に夏を乗り越えるようにしたいですね!
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熱中症に繰り返しならないために本当に必要なこととは?
熱中症を軽く見ていると、重症化し、命を失う危険すらありますが、重症化しやすい人とそうでない人の違いは身体が弱っているかとうかです。
確かに、熱中症になりやすい夏は、暑さで食欲も落ち、生活習慣も乱れやすく、免疫力を含め身体の防御力が著しく低下していますよね。
そんなときに熱中症になってしまうと、身体の中のあらゆる調節機能が乱れ、重症化してしまうのです。
では、どうしたら熱中症になりにくくなるかというと、身体の防御力を高めておけば良いのです。
しかし、ここで何か特別な薬が必要というわけではありません。
要は、夏バテに負けない身体になるよう、きちんとした生活習慣、特に身体を弱らせない食生活を続けていれば良いのです。
でも、ここで最大の問題は「継続する」ということではないでしょうか。
正しい食生活を毎日続けるのは、思っているより大変です。
では、どうすれば簡単に栄養バランスの摂れた正しい食生活を送れるかというと、飲み物を有効に活用すると良いのです。
つまり、毎日の中で不足しがちな栄養をうまく飲み物から補ってあげれば良いのです。
それに、飲み物ならば、食事を用意するより手間がかからないので、継続しやすいですよね。
そこで、続いて夏バテに効くオススメの飲み物をご紹介いたします。
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