花粉症のリンパの痛みや腫れの原因と対処法!マッサージの効果も
花粉症は様々な症状を引き起こすもので、くしゃみや鼻水といったもの以外にリンパの腫れや痛みといった厄介なものを発生させることがあります。
ただ、リンパが腫れるのは病気の兆候であると言われているので、リンパが腫れるのは不自然なことではなく実は自然なことなのです。
しかし、花粉症によってできてしまったリンパ症状を放置するのは怖いもので、マッサージを効果的に行って、しこりをどうにかしたいと考えている人も多く、やり方を覚えたいと思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、花粉症のリンパの痛みや腫れの原因と対処法について解説し、マッサージの効果もご説明します。
花粉症でリンパの痛みや腫れがでるのはなぜ?
(参考)
人間の体にはリンパ管という管にリンパ液が流れていて、このリンパ液は毛細血管からにじみ出た液体で古くなった水分や細胞、そして脂肪などの老廃物といったものが含まれ、さらにはウイルスや細菌を撃退するためのリンパ球も運搬してくれる役割があります。
そして、リンパ節とは静脈に沿うように流れているリンパ管の経路が合流する組織のことであり、リンパ腺とはリンパ節の古い呼び方で、リンパ節はウイルスや細菌を撃退するためにリンパ球を溜めてリンパ管に流す機能を持ち、老廃物を取り除く機能もあります。
また、画像を見てもらうとわかるのですが、リンパ管は全身を巡っているものであり、リンパ節を通るごとに太くなり首の付け根にある血管の静脈へと繋がるようにできているので、リンパが腫れているといった症状は後頭部の髪の生え際である後頭リンパ節によく出るようになるのです。
ということは、リンパが腫れる原因というのは細菌や異物が侵入してきたことで、その異物を排除しようとした動きから生じるものであり、花粉症による腫れも免疫機能として体を守る作用が働き、アレルギー物質に対抗する為に発生するものということが分かります。
つまり、花粉症の人が鼻や口から花粉が侵入してリンパ液に入りこんでしまうと、私達の体を守っている抗体が激しい抵抗を見せるようになるので、リンパが腫れるようになって痛みが出るようになり、場合によっては熱が出るようにもなるのですね。
対処法はあるの?
花粉症の人が花粉のリンパ液への侵入を許してしまうことで、リンパの腫れや痛みといった症状を引き起こすのですが、対処法としては花粉をできる限り体内に侵入させないようにすることでしょう。
これは、花粉症対策の基本ではありますが、症状を悪化させないようにするために最も重要なものなので、マスクなどをしっかりして室内に花粉を持ち込まないようにするためにも衣服についた花粉をしっかりと家の中に入る前に落とすようにしてください。
また、免疫力が低下しているとリンパが腫れやすくなってしまい花粉症の症状も重くなりがちなので、花粉症対策と同時に免疫力を向上させるよう働きかけを行うことも重要です。
ちなみに、いくつかの方法があるので簡単に記載すると、
・良質な睡眠をとるために、遅い食事や寝る前のパソコン操作やスマホ操作を控える
・起床したら朝日をできる限り浴びて副交感神経を優位にして、朝食を可能な限り食べる
・過度なアルコール摂取と喫煙を控える
・入浴もシャワーのみにしないで体温をしっかり上昇させるためにも湯船につかる
・バランスの良い食事を心がける
・ストレス解消に繋がる程度の軽い有酸素運動を取り入れる
といったものが一例となります。
つまり、花粉を体内に侵入させないことと、侵入させたとしても症状を重くしないためにも免疫力を向上させておくことが対策として最も有効ということになるでしょう。
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花粉症によるリンパの症状を抑えるマッサージについて
(参考)
花粉症によるリンパの腫れ対策の一つにマッサージがありますが、やり方はいくつもあるのでその中でも有名なものを紹介します。
それが、図にある①~④の部分を刺激するマッサージで、①と②は手のひら全体を使って1ヶ所10秒ほどほぐすように刺激を行い、③と④は中指と人差し指の腹を使って15秒程度強めにマッサージしてあげましょう。
これは、アレルギーの改善方法として取り上げられたマッサージ方法ですが、花粉症もアレルギーの一種なので有効的な手法としてご紹介しました。
(参考)
その他には、耳のツボを刺激しつつ耳の周りにあるリンパ管やリンパ節を刺激するリンパマッサージというものもあり、10秒間耳を前に倒してその後は10秒間耳を後ろに倒し図に記されている5か所を外側に引っ張ってください。
しかし、リンパにしこりができた時の対処法についてはさまざまで、リンパ節へ向かってマッサージをして血行を良くすると治るという方や、しこりを感じた場合はマッサージを行わないほうが良いという方もいるようです。
なので、花粉症によるしこりならば体の代謝を上げて血行促進を行い、リンパ節へ向けてのマッサージを行うといった対処法で構いませんが、いつまでも治らないようなしこりなら病院に行って内科などを受診するようにしましょう。
つまり、花粉症の症状を抑える一つの方法として、リンパの流れをよくするリンパマッサージは有効ではありますが、しこりが発生している場合は花粉症以外の病気の可能性もあるのでマッサージや代謝改善をしても効果が無いのなら、病院で診察を受けたほうが良いと言えるでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、花粉症のリンパの痛みや腫れの原因と対処法について解説し、マッサージの効果もご説明しました。
リンパの腫れというのは免疫が必死に対抗している結果として生じるものなので、リンパに花粉が混じってしまうことで腫れることがあり、花粉症の症状の一つとしてあげられるということでしたね。
そして、花粉症によるリンパの腫れや痛みを抑えたいのなら、花粉を体内に入れないことが大切で、体内に入れた後の症状をひどくしないためにも、免疫力向上が不可欠ということでした。
また、花粉症の症状を抑える手段としてリンパマッサージは有効ではありますが、しこりが発生している場合は他の病気の可能性もあるので、マッサージの効果がほとんどでないのなら診察を受けたほうが良いということでしたね。
最後に、花粉症は一度発症したら治らないものとして考えられており、薬を使って症状を抑えることが基本なので、本気でリンパの腫れといった症状を無くしたい方は、体質改善をするようにしてみましょう。
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