リンデロンa軟膏の強さと効能と副作用!顔のニキビにも効く?
リンデロン軟膏は、湿疹や蕁麻疹、皮膚炎などの症状を治療するために使われる薬ですが、いくつか種類があることをご存知でしょうか。
同じリンデロンでも「リンデロンa軟膏」「リンデロンVG軟膏」「リンデロンV軟膏」「リンデロンDP軟膏」の4種類があり、それぞれ効能や強さが異なるのだとか。
特にリンデロンa軟膏は、「眼」と「耳」専用の薬ですが、一方で顔のニキビにも効くといった噂もあるようです。
そこで今回は、リンデロンa軟膏の強さと効能と副作用について、また顔のニキビにも効くのかについてをご紹介いたします。
目次
リンデロンa軟膏の強さと効能と副作用はコチラ!?
ステロイド外用剤は、最も強いとされる「I群」から弱めの「V群」まで効能の強さ順に5つのランクに分かれており、薬を使う皮膚の部位によって使い分ける必要があるのだとか。
なぜなら、人間の身体は部位ごとに皮膚の厚さが異なるため、同じ薬を塗っても吸収される量は部位により変わるそうです。
したがって、同じ薬でも部位によっては全く効能が発揮されないことや、副作用が出てしまうことがあるため、それぞれの部位に適切な薬を使うことが大切です。
リンデロンa軟膏の強さと効能
リンデロンa軟膏はステロイド剤のレベルで言うとV群相当で弱めとされていますが、どこにでも使えるわけではなく、眼や耳・鼻に使用するためのステロイド剤のようです。
また、炎症を抑えるステロイド以外に「フラジオマイシン」という抗生物質も配合されているため、細菌が感染して炎症を起こしている際にも効能を発揮するのだとか。
さらに、ステロイドには免疫力を落とし細菌に感染しやすい状態にしてしまう側面がありますが、抗生物質のフラジオマイシンが代わりに細菌感染を防ぐ働きを担っているそうです。
リンデロンa軟膏の副作用
リンデロンa軟膏を数日使うのであれば副作用の心配はあまり無いようですが、使用が長期間にわたると副作用が出やすくなるのだとか。
とくに、眼の中に使用する場合に副作用が出ることが多く、目の感染症、眼圧上昇、緑内障、白内障などが生じた事例があるそうです。
また、耳に関しても音が聞こえなくなる難聴が副作用の事例として報告されているようですので、長期間の使用はなるべく避けるようにしてくださいね。
リンデロンa軟膏は顔のニキビにも効く?
リンデロンa軟膏は基本的に、点眼、下まぶたの裏、耳や鼻の中に塗布する薬なので、顔などの皮膚に塗るのには適していないと言われています。
なので、リンデロンa軟膏を目の病気の治療のために使用する場合は、まず下まぶたを引き下げ、チューブをしぼりながら、下まぶたに軟膏を付着させるそうですよ。
そして、まぶたを閉じた後に、軽く数回マッサージをして馴染ませるようなので、あくまで眼の中に使うものなのだとか。
また、耳や鼻の場合は綿棒に適量をとり患部にそっと塗るように使うそうですが、いずれも病院で処方される際に使い方を教わることになるそうです。
ただ、リンデロンa軟膏は眼に入っても問題のない薬であるため、眼のまわりのかゆみが酷い場合に処方されることがあり、その際は皮膚に塗ることになります。
しかし、それ以外の皮膚病にリンデロンa軟膏を使う事例は殆ど聞かないので、顔のニキビに効くと言われているのは「リンデロンVG軟膏」だと思われます。
リンデロンVG軟膏は、ステロイド剤のレベルで言うとIII群にあたり、お腹や首など薄い皮膚にも使用できる強さなのだとか。
また、ステロイド以外にも、抗生物質である「ゲンタマイシン」が配合されているため化膿を抑える作用があり、顔のニキビを治す効果も期待できるようです。
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リンデロンa軟膏以外で、処方箋不要のニキビにオススメの軟膏はコチラ!?
リンデロンa軟膏は、顔のニキビには適していないことがわかりましたし、リンデロンVG軟膏も病院の処方箋が無いと手に入らないので、今すぐに薬が欲しい人には困りますよね。
そこでおすすめなのが、第二種医薬品の「テラ・コートリル軟膏a」で、ネットショップやドラッグストアでも購入できますし、病院で処方されることもある薬なので安心です。
そして、テラ・コートリル軟膏aには、ステロイド剤のレベルでV群にあたる「ヒドロコルチゾン」と、抗生物質の「オキシテトラサイクリン」が配合されているので、内容としてはリンデロンa軟膏と似ています。
また、ステロイド剤のIII群であるリンデロンVG軟膏よりも、炎症を抑える効果は若干劣るかもしれませんが、副作用を考えると テラ・コートリル軟膏aの方が安心かもしれませんね。
顔のニキビ以外にも、背中など身体のニキビにも使うことができるそうで、白ニキビや黒ニキビは2~3日ほど、化膿してしまったニキビも2週間ほどで改善されることが多いそうです。
もちろん効き目には個人差がありますので、自分の身体の調子を見ながら適切に使用してみてくださいね。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、リンデロンa軟膏の強さと効能と副作用について、また顔のニキビにも効くのかについてご紹介いたしました。
リンデロンa軟膏は、基本的には皮膚に塗るための軟膏ではなく、眼の中や耳・鼻の中に塗るための薬のようです。
そして、ステロイド剤のレベルとしては最も弱いV群にあたりますが、やはり長期に渡って使用すると副作用もありますし、特に眼の副作用には重度の病が多く怖いので気を付けてくださいね。
また、顔のニキビにはリンデロンa軟膏より、リンデロンVG軟膏がおすすめですが、ステロイド剤の強さが心配な人や病院に行けない人は、テラ・コートリル軟膏aを試してみてはいかがでしょうか。
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