意識消失時の対応や原因といびき等の他の症状!高齢者の場合も

意識をなくすといっても、実は様々な症状があり、そのうちの一つに意識消失があります。

なので、意識消失とは何か、失神との違いや、失禁、嘔吐、いびき、発作といった反応などの鑑別のポイントについて知りたいのではないでしょうか。

それから、意識消失の原因で高齢者の場合も気になりますよね。

そこで今回は、意識消失時の対応や原因といびき等の他の症状、また、高齢者の場合についても詳しくお伝えしていきます。

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意識消失とは?いびきなどの症状についても

意識消失とは、患者が突然刺激に反応できなくなり、眠っているように見える状態のことを示し、数秒間のみ意識を失う場合もあれば、長時間意識を失う場合もあるそうです。

そして、意識消失を起こした人の特徴として大きな音やゆさぶりには反応せず、また、呼吸が止まったり、脈が弱まったりする場合もあるそうです。

こうした場合は、すぐに緊急処置を行う必要があり、早ければ早いほど患者の予後の見通しは良くなるそうです。

それから、意識消失の最も一般的な原因としては、

・ 自動車事故

・ 大量失血

・ 胸や頭への強打

・ 薬剤の過剰な服用

・ アルコール中毒

などが挙げられます。

そのほか、熱性痙攣など、発熱にともなう痙攣で乳幼児に多い症状の時に意識消失を起こしたり、てんかんなどでも突然意識消失が起こることはあります。

一方で、意識を一時的になくす意識消失の場合としては、

・ 低血糖

・ 低血圧

・ 脱水症

・ 心拍リズムの異常

・ 神経性失神

・ 体への強い負担

・ 過呼吸

などが原因とされています。

また、意識消失を引きおこす前には、突然反応を示さなくなる、不明瞭な発語、頻脈、混乱、めまいや立ちくらみ、嘔吐するといった兆候を見せるのも特徴となっているそうです。

ちなみに、失神とは脳への血液が奪われることで意識をなくすことを指し、一時的な意識消失の一種と言われています。

意識消失するとどういう症状になる?呼吸は?

血圧が下がり、脳の血液の循環が6秒から8秒中断されると人は意識を失い、一時的な意識消失に陥ると、体の力が抜けて元の状態が保てなくなり、筋肉がピクピク動く痙攣を起こしたり、いびきをかき、失禁することもあります。

そして、失神後の患者に話を聞くと、目の前が真っ白、または真っ黒になり、冷や汗をかいたり、吐き気や血の気が引く感じを覚えている方も多いそうです。

意識消失で高齢者の場合は?

高齢者の場合は、自律神経障害が原因になることもありますが、食後の低血圧などで一過性の意識消失を起こすことが少なくなく、食後に突然立ち上がるとめまいやふらつき、立ちくらみを起こし、そのまま意識消失を起こして転倒を起こすこともあります。

なので、介護者などは十分に注意し、食後はゆっくりとした動きを心がけるなど、血圧の変化が起こりやすいシーンで特に気をつけてあげるようにしましょう。

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意識消失の時の対応は?

目の前の人が倒れた時、特にそれが初めての場合か、知らない人であれば必ず救急車を呼んだ方が良いそうです。

そして、高齢者や家族などで知っている人で、心疾患がある方や、心電図に異常があると言われたことがある方は、より素早い対応が必要です。

それから、まずは応急処置として、意識消失しているかどうか、肩を優しく叩きながら大丈夫ですか?と大声で呼びかけ、反応がない場合は周囲の人の助けを呼び、119番通報を行ってください。

そして、車道など危険な場所を避けて安全な場所へと患者を運び、心肺停止を確認した場合は、胸骨圧迫を開始し、蘇生を試みてください。

ただ、このような対応については、一人で全てを行おうとせず、周りの人に助けを求めながら冷静に対処するようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、意識消失時の対応や原因といびき等の他の症状、また、高齢者の場合についても詳しくお伝えしました。

意識消失とは、意識障害の一種で、事故などの外傷や薬物・アルコール中毒などで起こることもありますが、一時的な意識消失として低血糖や低血圧などもあり、失神はこの一種で、高齢者は食後の低血圧で意識消失を起こすことが珍しくなく、注意が必要なのでしたね。

そして、症状としては失禁やめまい、ふらつき、痙攣、体の力が抜け、反応しなくなるなどといった状態があるのでした。

なので、目の前の人や家族などがこうした状態になったら、すばやく救急車を呼び、応急処置として意識確認を行い、心肺停止の場合は周りと協力しながら安全な場所へと運び、蘇生を試みるなど、できることを冷静に行うようにしましょうね!

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