ケロイド治療の方法や費用と期間!市販薬や保険についても

皮膚が赤く盛り上がり、痛みや痒みを伴うケロイドは、自然に良くなることはほとんどないと言われているので、早めに治療を行う必要があります。

なので、ケロイド治療の方法で注射やレーザー、薬、テープなどや、治療期間、病院は何科か、費用、保険について知りたいのではないでしょうか。

それから、ケロイド治療の市販薬についても気になりますよね。

そこで今回は、ケロイド治療の方法や治療と期間、また、市販薬や保険などについても詳しくお伝えしていきます。

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ケロイド治療の方法や費用や期間は?保険は効く?

やけどや擦り傷、手術の跡などの傷口の炎症が慢性的に続き、傷が治っていく過程で生じる、赤く盛り上がったみみず腫れのような傷跡をケロイドと言います。

そして、ケロイドには傷の範囲を越えて広がっていくという特徴があり、自然に治ることは少ないと言われているので、気になるところがあれば早めに治療を行う必要があります。

それから、ケロイドができると皮膚の盛り上がりや赤みだけでなく、関節部分が動かしづらくなったり、痛みやかゆみが生じたりするなどの自覚症状も現れるので、次のとおりケロイドの治療法を紹介します。

1、 ステロイド薬の投与

炎症を抑制するステロイド薬には軟膏などの塗り薬もありますが、皮膚に吸収される量が限られているため、皮膚に直接貼り付けるステロイドテープ剤の方がよく使われるようです。

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しかし、それでもステロイドの吸収効率はそれほど高いわけではないので、短期的にケロイドを改善することは困難です。

なので、ステロイドの治療で最も効果的なのはケロイドにステロイドを注射する方法で、局所注射を行うことでケロイドは70%以上の確率で改善すると言われています。

ただ、こうしたケロイドの治療にステロイド薬を使用する場合は、重症度に応じてステロイド薬の種類や投与量、投与期間を検討する必要がありあす。

2、 トラニラストの内服

トラニラストはもともと気管支喘息やアレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎などの治療に使われていた薬です。

そして、アレルギー反応を引きおこすヒスタミンなどの化学物質は肥満細胞から放出されますが、トラニラストはこれを抑制し、アレルギー反応を抑える働きをします。

その後、トラニラストは繊維芽細胞のコラーゲンの産生を抑えたり、好中球(細菌やカビなどの異物を処理する白血球の一種)の遊離を抑制することが確認され、ケロイドの治療にも使われています。

3、 その他

そのほか、皮膚科の外来診療で行われているケロイド治療には、以下のような方法もありますが、効果がはっきりしているわけではないので、これら単体での根治は難しいようです。

・ 色素レーザー治療

レーザーの照射によって微少な血管を破壊することで、赤みの軽減などの効果が期待できるそうですが、効果が得られないという報告もあるので、他の治療法と併用することがほとんどで、ケロイドに対する治療の場合は保険適用外だそうです。

・ シリコーンジェルシート

傷跡に貼り付けることで、ケロイドの発生を予防できる可能性がありますが、科学的根拠は弱いと言われていて、色素レーザー治療と同様に、単体での根治は難しいようです。

また、ケロイドを手術で切除する方法や、切除跡に放射線を照射することでケロイドの再発が抑制されるという報告もありますが、放射線治療は発がんのリスクを伴うため、メリット、デメリットについて医師から説明を受けて検討するようにしましょう。

このように、ケロイドの治療を病院で行う場合、症状の重度に応じて異なり、保険も適用になる場合とならない場合があります。

また、治療期間も半年から1年くらいと人それぞれなので、早く良くするためにも早めに治療に取りかかりましょう。

そして、費用もシリコンテープなら1回500円~1,000円で済む場合もあれば、手術の場合は30,000円程度になることもあります。

ちなみに、治療は皮膚科ではなく、形成外科なので受診する科を間違えないようにしましょうね。

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ケロイド治療の市販薬は?

ケロイドは放置していると徐々に悪化していくので、早めに病院を受診して治療にかかった方が良いですが、時間もないし、それほどひどくない気がするという場合は、薬局で購入できるアットノンがオススメです。

ちなみに、アットノンには、クリーム、ローション、ジェル、コンシーラーなどがありますが、その中でも傷跡をきれいにする効果のあるアットノンクリームがオススメで、1日に1~数回、適量を患部にすり込むことで、傷の周辺の血流を改善し、傷跡を回復してくれるそうです。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、ケロイド治療の方法や治療と期間、また、市販薬や保険などについても詳しくお伝えしました。

ケロイドはやけどや傷跡、手術跡などが治っていく過程でみみず腫れになり痒みや赤みが現れる症状のことでしたね。

そして、ステロイド薬の投与やトラニラストの内服、手術や放射線治療があるのですが、レーザー治療やシリコンテープなど治療法は様々で、単体では効果がないものや再発するリスクが高いもの、治療費も安価なものから高額だけれど保険が適用になるものまで様々でした。

それから、ケロイドの手術は早めにとりかかることが大切なので、悪化する前に形成外科を受診した方が良いですが、時間がなかったり、症状が軽症であれば市販薬のアットノンも有効とのことですので、できることから取りかかって下さいね!

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