経口補水液の作り方と飲み方や効果!中毒など飲み過ぎの注意点も

梅雨が明けて夏本番になると、ますます熱中症に気をつけなければならないですが、そんな時、スポーツドリンクよりオススメなのが経口補水液です。

なので、経口補水液とは何か、その熱中症やダイエット、二日酔いへの効果や、500ml分の作り方、赤ちゃんも飲めるのか、飲み方のポイントについて知りたいのではないでしょうか。

それから、経口補水液の飲み過ぎの注意点で胃腸炎や中毒などについても気になりますよね。

そこで今回は、経口補水液の作り方と飲み方や効果、また、中毒など飲み過ぎの注意点についても詳しくお伝えしていきます。

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経口補水液の効果は?作り方や飲み方のポイントも

経口補水液とは、水に塩分(塩化ナトリウム)と糖分を一定の割合で配合した飲料のことで、体液とほぼ浸透圧のため、吸収率・吸収速度が保たれており、スポーツドリンクに比べて糖分が少なく塩分が多いとされています。

一般的には、ポカリなどのスポーツドリンクの方が多く普及されていて、糖分が多いのでおいしくて飲みやすいですが、熱中症対策などにより適しているのは、実は経口補水液の方なので、暑い時期になると多くのコンビニなどで見かけるようになりますよね。

そして、長時間にわたって運動し、発汗が続くプロスポーツ選手の補給にも効果的とされているので、その効果の高さから老若男女問わず急速に広まっているそうです。

それから、口から飲むだけで点滴を受けたような効果を得られるとして、特に点滴を受けるのが難しい赤ちゃんなどにも飲ませることができ、利用できる状況が幅広いですよね。

一方で、スポーツドリンクはその糖分の多さから、ペットボトル症候群といって過剰に摂取することで急性の糖尿病にかかることもあり、摂取カロリー過多で太ることもあるので、ダイエットの敵とも言えますね。

また、塩分が不足している状態で塩分が少ない水やスポーツドリンクをたくさん摂取すると、体液のバランスが崩れて水中毒になり、低ナトリウム血症を起こしやすくなり、軽い疲労感から始まり頭痛や嘔吐、症状が進むと精神疾患・昏睡・痙攣、最悪の場合は死に至るケースもあるそうなので注意が必要です。

その点、経口補水液は体に必要な塩化ナトリウムも豊富に含まれているので、脱水時の塩分不足から起こる低ナトリウム血症を防ぎながら、体に必要な水分やミネラルも摂れるまさに点滴のような飲料ということになります。

経口補水液の作り方は?

経口補水液は成分とその配合量さえ覚えておけば、家庭にある材料でも作ることができるので、近くで市販の経口補水液が手に入らない時に便利です。

出典:かくれ脱水journal HP

作り方は、画像を参照して、沸騰させて冷ました清潔な水と食塩と砂糖、それにレモンを適量加えて味を調整して作ると、500ml分の水を2名分作ることができます。

そして、分量を間違えずに計って作ることが重要で、塩と砂糖の分量を取り違えるとうまく脱水状態を改善することができない場合があります。

それから、できあがったら清潔な状態で保存をするようにすると良いのですが、雑菌の混入はどうしても防ぎきることができず、これらの雑菌が繁殖すると健康にかえって悪い影響を及ぼすことがあることから、賞味期限は非常に短いので、遅くてもその日のうちに飲みきるようにしましょう。

経口補水液の飲み方は?

手づくりで作る経口補水液は市販のものに比べてやや飲みづらい味で、おいしくはなく、むしろまずいので、砂糖の代わりにはちみつや、オリゴ糖、てんさい糖などを加えるとまろやかになり飲みやすくなりますし、はちみつは砂糖よりも吸収が良くなるのでオススメです。

そして、こうした経口補水液を飲むタイミングとしては、特に猛暑による熱中症、脱水症状としておしっこがでない、出ていない、のどが乾く、唇が乾いている、顔色が悪い、ぐったりしているといった時にオススメです。

それから、風邪などで大量に汗をかき、ぐったりしているときや、二日酔いの朝にも良いですね。

ただし、胃腸炎で下痢などを起こしており、嘔吐がひどく具合が悪いようであれば経口補水液の経口摂取も難しい場合が多いので、すぐに医療機関を受診し、適切な治療で水分や栄養の補給をしてもらうようにしましょう。

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経口補水液の飲み過ぎには注意!

経口補水液の効果の高さから、スポーツドリンクはやめて日常的に経口補水液を摂ろう!と思う人がいそうですが、日常の水分補給に使うには塩分が多過ぎますね。

そして、塩分過多になってかえって体に悪いので、飲みすぎには注意が必要です。

そのため、タイミングとしてはスポーツをしたり、お風呂に長く入った後など、汗をたくさんかいて「喉が乾いたな~」と思う時には脱水症状が徐々に始まっている証拠なので、完全に喉が渇く前にこまめに飲む、といった感じがオススメです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、経口補水液の作り方と飲み方や効果、また、中毒など飲み過ぎの注意点についても詳しくお伝えしました。

経口補水液とは、塩分と糖分が一定の割合で調整され、体液に近い割合で吸収力も良く、スポーツドリンクに比べて糖尿病やペットボトル症候群などのリスクも低く、赤ちゃんでも飲めるので、緊急時にさっと自分で作れるように、家庭で作れるレシピや、はちみつを使うなどおいしく飲むコツもお伝えしました。

そして、経口補水液は二日酔いや風邪、熱中症の時など、喉が渇いたなと思う時にこまめに摂ると良いですが、日常的にたくさん飲み過ぎると塩分過多になるとのことで注意が必要なのでしたね。

それから、下痢や嘔吐がひどい胃腸炎にかかっていて、経口摂取も難しければ、自宅で無理をせず、早めに病院を受診して適切な方法で栄養や水分を摂取する方が良いとのことでした。

暑い季節にかかわらず、意外と水分が不足することが多いので、経口補水液を正しく飲んで脱水症状を未然に防ぐようにしましょう!

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