ドルマイコーチ軟膏の強さや効能と副作用!陰部や顔には使える?

湿度が高くなってムシムシする梅雨の季節や汗をかきやすくなる夏で困るのが肌トラブルですが、そのトラブル解決用品として役立つとされているのがドルマイコーチ軟膏です。

しかし、このドルマイコーチ軟膏について気になるところが多く、

・陰部、顔、やけどした箇所、ピアス、アトピーの症状が出ている箇所に使っていいの?

・ヘルペス、カンジダ、とびひ、虫刺されに効果があるの?

・ステロイドは含まれているのか、含まれているなら強さは?

・副作用はあるの?

・効能はどうなっているの?

など、気になる点はたくさんあります。

そこで今回は、ドルマイコーチ軟膏の強さや効能と副作用について、また上記の疑問点も説明し、陰部や顔には使えるのか解説いたします。

スポンサーリンク

ドルマイコーチ軟膏について

ドルマイコーチ軟膏はゼリア新薬工業から発売されている第「2」類医薬品で、分類としては化膿性疾患用薬に該当しています。

そして、バシトラシンとフラジオマイシンという抗生物質とヒドロコルチゾンという炎症やかゆみを抑える成分を加えてできているものなので、化膿を伴う諸症状やかゆみといった症状に効く薬になります。

また、効果としては、皮膚の化膿性疾患や化膿を伴う諸症状である湿疹・皮膚炎・あせも・虫刺され・かぶれ・蕁麻疹・しもやけ・とびひなどに使うことができるので、ご家庭に一つ置いておくだけで役に立つ時が多いのではないでしょうか。

ちなみに、陰部へ使用することはできますが、デリケートな部位ですので、使用に不安がある場合や症状が改善されない場合は病院を受診して医師に相談するようにしてください。

また、使い方についてですが、1日に1~数回ほど適量を患部に塗布すると良いのですが、以下のルールを守るようにしてください。

①深い傷・ひどいやけど・湿潤・ただれのひどい箇所・水疱瘡などの部位はNG

②カンジダ・水虫・マラセチア毛包炎・脂漏性皮膚炎といったカビが原因の皮膚病にはNG

③ウイルスが原因であるヘルペス、帯状疱疹もNG

④顔は使えるが広範囲の使用はNG

⑤この商品を使ってアレルギー症状が出たことがある人はNG

⑥長期使用は避けること

⑦医師の治療を受けている人や患部が広範囲の人、薬にアレルギーが出たことがある人や妊娠中の人は一度医師に確認すること

⑧使用後に発疹やかゆみやかぶれといった副作用が出た可能性があるなら使用をストップして薬剤師や医師に相談すること

また、軽いアトピーならばかゆみと共に治癒できるようですが、慢性的なかゆみになってしまい重度のアトピーとなっている場合は使えないので、重度かどうかの判断が難しい人はまず医師に確認したほうがいいでしょう。

ステロイドは含まれているのか

まず、ステロイド成分の強さは衣料品を含めて5段階設定されているのですが、その段階分けは下記となっているので、覚えておきましょう。

1.ストロンゲスト(最も強い)

2.ベリーストロング(かなり強い)

3.ストロング(強い)

4.ミディアム(中程度)

5.ウィーク(弱い)

ここでポイントとなるのは市販されている薬はストロングからウィークの間のものしかなく、それよりも強いものは医療用としか発売されていないので気軽に手に入らないということです。

そして、今回のこのドルマイコーチ軟膏に含まれている有効成分のヒドロコルチゾンは実はステロイドでウィークレベルに入る非常に弱い作用のものとなっていて、副作用の心配は他のステロイド薬品よりも少なめと言えます。

スポンサーリンク

副作用について

この商品はステロイドが含まれているので、人によっては副作用の症状が発生してしまうことがありますし、肌が弱い方にも悪影響が出る可能性があります。

例えば、毛細血管拡張・免疫力低下・皮膚が弱くなる・ニキビが悪化するなどの症状が考えられますが、他にも抗生物質が含まれていることで長期間使いすぎると耐性菌が発生するようになって抗生物質が効かなくなり、市販の皮膚に効果がある薬が効きにくくなってしまうことがあると言われているのです。

あとは、アレルギー体質で皮膚が薄く弱い人の場合は、皮膚の赤みやかゆみなどの副作用が出てしまうことがありますし、脂性肌でニキビが出るような肌質とステロイドが合わない可能性もあるので、ニキビが多発する肌とは相性が悪いようですね。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は、ドルマイコーチ軟膏の強さや効能と副作用について、また様々な疑問点も説明し、陰部や顔には使えるのか解説いたしました。

ドルマイコーチ軟膏は陰部や顔にも使える様々な皮膚症状に効果のある薬ではありますが、あらゆるカビやウイルスが原因の症状には効果がない軟膏ということでしたね。

しかし、強力ではないステロイドだったとしても副作用が出てしまう可能性はあるので、長期間の使用はNGとなりますし、副作用が出たのなら医師や薬剤師に相談する必要があるとのことでした。

また、アレルギー体質で肌が薄く弱い人は副作用が出やすいので注意する必要があるということでしたね。

最後に、ドルマイコーチ軟膏はいろんな肌症状に効果はありますが、大量にニキビが発生している人や水虫やヘルペスのようなカビやウイルスが原因のものには使えませんので、必ず自分の状態を確認し、適切な症状に対して使うようにしてください。

スポンサーリンク

このページの先頭へ