花粉症の蕁麻疹の原因と市販薬や病院などの対処法!子供の場合も
蕁麻疹が出ると、すぐにアレルギーが原因ではないか?と思ってしまう方が多いそうですが、花粉症がきっかけになることもあるそうなのです。
なので、花粉症の蕁麻疹の原因で食べ物や喘息との関係、背中、足、顔など全身の症状について知りたいのではないでしょうか。
それから、花粉症の蕁麻疹の治療で漢方や子供にも効く市販薬、病院では何科かといったことも気になりますよね。
そこで今回は、花粉症の蕁麻疹の原因と市販薬や病院などの対処法、また、子供の場合などについても詳しくお伝えしていきます。
目次
花粉症の蕁麻疹の原因は?市販薬や病院などの対処法も
アレルギーにはI型からIV型まであり、花粉症はI型アレルギーに分類されるのですが、食べ物などが原因で起こるアレルギー性蕁麻疹も同じI型アレルギーに属します。
そして、真皮の血管近くには肥満細胞と呼ばれる細胞があり、細胞表面にはタンパク質の一種である免疫グロブリンのIgEが結合しているのですが、このIgEがアレルゲンに対して反応するので、アレルギー体質と言われる方はこのIgEの量が多いか、もしくは多く生産されやすい状態にあるということになります。
それから、IgEはそれぞれ反応するアレルゲンが特定されていて、その種類によって食物アレルギーやダニなどのハウスダストアレルギー、繊維や金属アレルギーに並んで花粉アレルギーもあります。
そのため、アレルギーの原因となるアレルゲンを体から排除するために、体内の肥満細胞からは有害だと認識した敵にアタックするため、炎症性の化学物質であるヒスタミンを放出されるのですが、このヒスタミンが皮膚のかゆみや発疹、目のかゆみ、鼻水といったアレルギー症状を引き起こすのです。
このように、今回のテーマである蕁麻疹もこうしたアレルギー反応の一つで、ヒスタミンによって末梢血管が拡張し、血管の外に漏れだした水分が皮膚を赤く盛り上がらせた状態で、こうした赤い発疹と共に激しいかゆみが生じることが特徴です。
そして、蕁麻疹はアレルゲンを吸収してから2時間以内に起こることが特徴で、通常は数時間経てば何事もなかったように消えるのですが、場合によっては1日以上続くこともありますし、同じアレルゲンを吸収することで再発を繰り返し、重症化すると命の危険を伴うケースもあるそうです。
それから、症状は末端血管の拡張によって起こるので顔や足に現れやすく、次に背中やお腹など、一気に全身に広がっていくことが多いとされています。
また、蕁麻疹が重症化すると、皮膚症状の他にも唇や口の中、まぶたの腫れなどの粘膜症状、吐き気や嘔吐、胃もたれ、下痢や便秘といった消化器症状、息切れや咳、喘息など呼吸器系の症状も伴うそうです。
さらに、重篤な場合はアナフィラキシーショックといって、血圧の低下や意識消失などの状態となり非常に危険です。
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花粉症の蕁麻疹への対処法は?
花粉症の蕁麻疹の症状が現れると、全身に熱をもった赤い発疹が現れチクチクとした痛みや痒みを伴うので、ついかいてしまいたくなりますが、かきむしると皮膚を傷つけますし、余計に痛みやかゆみが増すだけなので、次のような対処法を行いましょう。
・ 患部を冷やす
・ かきむしらない
・ 衣服をゆるめる
・ 楽な格好で横になり、安静にする
・ 飲酒や熱いお風呂は避ける
上記のように、まずは熱を持った患部を冷やすため、タオルでくるんだ保冷剤などをあてて症状を鎮静化させ、かきむしるのを我慢しましょう。
そして、蕁麻疹は免疫が低下している時や疲れが溜まっている時に出やすいので、ゆったりとした格好になって体を休めてあげましょう。
それから、血行を促進すると症状が悪化してしまうので飲酒や熱いお風呂は避けて、シャワーもできるだけ我慢して過ごしていると、ほとんどの場合は24時間以内に発疹が跡形もなくキレイになるそうです。
蕁麻疹に効果的な市販薬は?
仕事に出かける前などに蕁麻疹が出てしまうと、1日中寝ているわけにもいかず困ってしまいますが、そんな蕁麻疹の症状を早めに抑えたい時には、市販薬の抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬を使用しましょう。
第1世代の抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬
1、 スラジンA(40錠)
2、 アレルギール錠(110錠)
3、 レスタミンコーワ糖衣錠(120錠)
第2世代の抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬
1、 アレグラFX(28錠)
2、 アレジオン10(6錠)
3、 ストナリニZ(14錠)
上記の薬のうち、第1世代の薬は第2世代に比べて効果が強いのですが、眠気や集中力の低下、喉が渇くなどの副作用があり、第2世代は副作用が軽減されるように改良されていますが効き目も穏やかだそうです。
そのため、蕁麻疹の症状の強さによって上記のいずれかを選び、早めに服用するか病院へ行くと良いでしょう。
ちなみに、子供の場合は上記の薬の多くは成人のみに対応しているので服用させることができないのですが、アレルギール錠なら4歳以上は可能なのでどうしても市販薬を使いたい場合はこの商品にし、それ以外は病院を受診することをオススメします。
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花粉症の蕁麻疹に対する病院での治療法
花粉症の蕁麻疹が現れたら、病院で皮膚科かアレルギー科を受診すると、症状の重度によってステロイドの飲み薬や塗り薬、場合によっては点滴を行うこともあるそうです。
そして、慢性蕁麻疹の場合は対処が長期的になるため、ステロイドではなく治療予防の目的で漢方の飲み薬が処方されることもあるそうです。
このように、花粉症の蕁麻疹は場合によっては危険な状態になることも多いので、次の項目で予防法もチェックしましょう。
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花粉症の蕁麻疹の予防は、花粉を吸収しないこと!?
花粉症の蕁麻疹は通常の花粉症と同様に、吸収した花粉が体内で蓄積していくことで生じる免疫反応の一種です。
そのため、花粉を吸収しないように防御することが何よりの予防法になるので、花粉症の時と同様に、衣服に付着した花粉や顔についた花粉をよく落とすことや、室内での加湿器や空気清浄機の使用、外出する時にはマスクやメガネの着用など、こまめなケアが最も大切と考えられています。
そして、免疫を低下させないようストレスをためたりしないことが重要なので、運動をしてストレスを発散したり、夜眠る前にリラックスする時間を作ったりと、緊張をゆるめるケアを行うようにしましょうね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、花粉症の蕁麻疹の原因と市販薬や病院などの対処法、また、子供の場合などについても詳しくお伝えしました。
花粉は、食物やダニなどのハウスダストなどと同様にI型アレルギーに属しており、アレルギー性蕁麻疹が起こることがあり、全身に赤く痛みやかゆみを伴う発疹が現れ、慢性化して再発を繰り返すと呼吸器系などにも影響が出るのでしたね。
なので、まずは症状が出たら患部を冷やし、衣服をゆるめ、安静にして休むと良いのですが、すぐに症状を緩和させたい場合はオススメした市販薬を使い、子供の場合はできれば病院を受診すると良いのでした。
それから、病院ではステロイドだけでなく漢方の予防薬も処方していますが、蕁麻疹は再発を繰り返さないように日頃から花粉の吸収を防止し、免疫力を保つことが重要とのことでした!
このように、花粉症は命に危険が及ぶ可能性もあるので、次の記事をチェックして根本的な解決をしていきましょう!
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「花粉症を体質改善で治す方法!効果的な食べ物や食事と漢方など!」についての記事はコチラ!
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