偏頭痛で吐き気や寒気の時の原因と対処法!めまいや下痢の時も

ズキズキしつこい痛みがつらい偏頭痛を患っていると、悪化すると寒気や吐き気、めまい、下痢やあくびまで現れることがあります。

なので、偏頭痛で吐き気や寒気、肩こりが現れる時の病気などの原因や、食べ物や市販薬、ツボなどの治し方について知りたいのではないでしょうか。

それから、偏頭痛による吐き気や治らない時の対処法や、病院での治療についても気になりますよね。

そこで今回は、偏頭痛で吐き気や寒気の時の原因と対処法、また、めまいや下痢の時などについても詳しくお伝えしていきます。

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偏頭痛で吐き気や寒気が現れるのはなぜ?対処法も

日本人は5人に1人がその痛みを経験し、頭を悩まされているという偏頭痛ですが、耐えられる程度の痛みの場合から、生活に支障が現れるほどひどい頭痛や、その他には次のような副症状を伴う場合があります。

特に、偏頭痛が起こる数時間前に起こる血管の収縮が関係しているため、脳の酸素が減少するので、その予兆としてあくびが現れることが多いそうです。

副症状の原因は?

長時間同じ姿勢をとるデスクワークを行う方は、その姿勢やストレス、眼精疲労などで血流が悪くなり、筋肉が緊張してしまい、偏頭痛に加えて緊張型頭痛を併発することがあります。

そして、後頭部を中心に頭全体が圧迫されて、締め付けられるような痛みと、軽いめまいや肩こり、吐き気が現れるそうです。

さらに、偏頭痛の予兆として寒気や発熱が現れる時は、脳腫瘍やくも膜下出血、髄膜炎の可能性の場合があるのですが、めまいや肩こりの時点でもこうした病気の可能性はあり得ます。

これら以外にも、メニエール病の副症状として、内耳の障害でめまいや耳鳴り、難聴が起こる場合があり、めまいによって自律神経が刺激されて、吐き気や嘔吐、頭痛などの副症状が起こることもあると言われています。

頭痛と一緒にめまいや吐き気が起こるのはなぜ?

偏頭痛の痛みが強いと、脳に痛みが伝達する際に、嘔吐中枢までも刺激されるので、吐き気が起こります。

一方で、緊張型頭痛によるめまいは、肩や首の筋肉が緊張した際に、頭の位置情報が脳へ正確に伝わらなくなり起こると考えられており、寒気に関しては、疾患などによる発熱時に体温を上げることから「温かいという感覚」が抑制されてしまい、寒気が起こるそうです。

このように、あくまで頭痛にとどまっている場合と、重要な疾患である場合とがあるのですが、その大きな違いとして「強い吐き気」があるそうです。

そのため、これまで経験したことがないひどい吐き気が現れ、頭が痛む場合には、重大な疾患を考えて病院を早めに受診することをオススメします。

対処法は?

偏頭痛の副症状が現れる時には、緊張型頭痛を併発している可能性を考えて、次のような対処法を行いましょう。

1、ストレッチなど

・ 緊張型頭痛

首や肩を温める

・ 偏頭痛

暗くて静かな場所で休む、こめかみを押さえる、冷やす、カフェインを摂る、甘いものを食べる

そして、日頃から、長時間の同じ姿勢を避けて、入浴で体を温めて、有酸素運動を習慣にし、ストレッチを心がけ、頭痛に効果が高いマグネシウムやビタミンB2のサプリを摂るのもオススメです。

それから、次のツボも偏頭痛の緩和に効果的です。

・ 完骨

耳の後ろ側にある骨の膨らみの下の部分から指一本分上に位置しているツボに重心をかけて、指を上に押し込む要領で刺激します。

・ 天容

完骨のツボと同じ筋の下の位置にあり、ここあたり一体をマッサージします。

・ 瞳子

承泣のツボの指一本外側にあるくぼみに位置し、ここを指の腹を使って弱く刺激します。

・ 外関

前腕の外側で手首の関節の真ん中から指2本ぶんくらい手前のところに位置しているツボで、ここを強く刺激します。

2、偏頭痛に良い食べ物を食べる

偏頭痛には、前述の通りマグネシウムやビタミンB2が効果的で、マグネシウムには血管を弛緩し、痛みを和らげ、ビタミンB2には血圧を下げて偏頭痛の症状を緩和させる効果があるそうです。

そのため、次の食べ物を意識して摂ると良いでしょう。

・ マグネシウムを多く含む食べ物…バナナ、アーモンド、豆類

・ ビタミンB2を多く含む食べ物…ほうれん草、ヨーグルト、牛乳

それから、オメガ3脂肪酸も抗炎症作用が比較的強い栄養素なので、サーモンやイワシを意識して摂ってみましょう。

また、水分不足も頭痛の原因になるので、日頃から水分補給を行うようにし、食べ物でもスイカやキュウリ、トマトなど、水分を多く含む食材を積極敵に摂ることをオススメします。

3、市販薬を飲む

頭痛に効く市販薬には、ロキソニンSやイブクイック頭痛薬、ノーシンなど、成分や作用機序も異なる鎮痛剤が色々と出ているので、用法や用量、年齢などに注意しながら服用すると、一時的な痛みや吐き気は緩和されます。

しかし、偏頭痛は慢性化しやすく、こうした市販薬を長期間使用していると症状が悪化したり、治らなくなることもあるので、あくまで一時的な利用にとどめる方が良いでしょう。

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治らない時は?病院では?

上記のような対処策を行っても偏頭痛や吐き気などの副症状が治らない場合は、早めに病院を受診して検査を行い、くも膜下出血などの重篤な症状でなければ偏頭痛の治療として血管を拡張する作用のあるトリプタン系薬剤か、トリプタンが使えない場合はエルゴタミン製剤が処方されるそうです。

そして、吐き気が非常に強い時は、吐き気止めの薬としてプリンペランやナウゼリンを使用することもあり、これらの薬には頭痛薬の吐き出しを予防し、胃の働きを良くして薬の吸収をサポートする働きのほか、頭痛発作を止める働きも期待できるそうです。

こうして早めに治療を開始することで、初期の間に治さないと慢性化し、難治化してしまうのでくれぐれも注意しましょう。

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薬に頼る前に!生活習慣で偏頭痛を予防しよう

偏頭痛の明確な原因はまだ解明されていないのですが、基本的には血管の急激な拡張によって起こるので、血管を拡張させる次のようなことを生活の中で避けると良いそうです。

・ 過労、ストレス

過労状態やストレスが続くと緊張で血管が拡張するのですが、気を抜いた瞬間に血管が拡張し、偏頭痛が起こるそうです。

・ 低血糖

低血糖によって引きおこされる頭痛もあるので、ちょっと甘い物を口に含むと改善されるそうです。

・ 寝不足・寝過ぎ

多すぎる睡眠も少なすぎる睡眠も良くないので、適度に眠るようにしましょう。

・ 光・音・匂いの刺激

これらも偏頭痛の原因になりうるので、眩しいときはサングラスをつけたり、騒音や不快感のある場所は避けると良いでしょう。

・ 血管拡張作用のある食べ物

アルコールやチーズ、チョコレートなどの血管拡張作用のある食べ物は適度に摂るのであれば予防になりますが、摂りすぎるとかえって頭痛の原因になるので、適度にしましょう。

 まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、偏頭痛で吐き気や寒気の時の原因と対処法、また、めまいや下痢の時についても詳しくお伝えしました。

偏頭痛に加えて、同じ姿勢が続くことによって起こる緊張型頭痛を併発すると、肩こりが出たり、偏頭痛の前にはあくびが出たり、痛みが脳に伝わる際に吐き気やめまいといった副症状が起こるのですが、これまで感じたことのないひどい吐き気を感じる時はくも膜下出血など重篤な病気の可能性もあるのでしたね。

なので、痛みに効くツボやストレッチを行ったり、マグネシウムやビタミンB2を含む食べ物を摂ったりすると良いのですが、治らない場合は早めに病院を受診し、トリプタン系の薬などを処方してもらうと良いとのことでした。

ただ、慢性化すると偏頭痛は治りにくくなるので、日頃から血管を拡張させるようなストレスや過労、寝不足などを起こさないように心がけ、痛みが現れたら早めに対処しましょうね!

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