目の周りが赤い時の原因と病気の種類!痒い時や幼児の場合も!

顔の中でも皮膚が薄く敏感な目の周囲ですが、このあたりが赤い時には注意が必要と言われています。

なので、目の周りが赤い時の原因で乾燥やストレス、病気の種類、痒い時や腫れている時、幼児や赤ちゃんなど子供の場合についても知りたいのではないでしょうか。

それから、目の周りが赤い時の薬などの対処法や病院は何科を受診すべきなのか、痒くない場合もあるのかといったことも気になりますよね。

そこで今回は、目の周りが赤い時の原因と病気の種類、また、痒い時や幼児の場合などについても詳しくお伝えしていきます。

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目の周りが赤い時はなぜ?子供の場合や病気の種類!対処法も

目の周りは皮膚が薄くデリケートな部位なので、ちょっとしたことで発赤や痒みなどが生じますが、原因としては次のようなものが考えられるそうです。

1、 間違ったスキンケア

アイメイクを落とすときにゴシゴシこすってしまったり、洗浄力の強いクレンジングオイルなどを使っていないでしょうか。

なぜなら、目の周りは非常にデリケートなので、刺激の強いスキンケアやこすりすぎによって、必要な油分も落としてしまうと保湿不足になり乾燥が起こりやすいのです。

そのため、目の周りだけは低刺激のクレンジング剤を使って優しくおさえるようにして落とし、アイクリームを塗るなどして特別なスキンケアを心がけるようにしましょう。

2、 接触性皮膚炎

1とも関連することですが、乾燥によって肌のバリア機能が低下すると、化粧品や植物、金属など様々なものが原因となって、「接触性皮膚炎」というかぶれの症状を引きおこします。

そして、その多くは紅斑といって盛り上がりのない皮膚の赤みや湿疹で、痒みがないものが現れるので、こうした症状の時はまずは原因と考えられるものを避けるようにし、バリア機能を上げるために保湿をすることが大切です。

それから、花粉が飛散する時期になると、花粉が目の近くや粘膜に付着することに対するアレルギー症状として目の周りが赤くなることが多いので、メガネをつけるなどして予防するようにしましょう。

3、 アトピー性皮膚炎

皮膚の乾燥を始め、かゆみの強い紅斑や湿疹が目の周り以外にも現れているようなら、「アトピー性皮膚炎」の可能性があり、これは成人してから発症することも多く、ストレスが大きな原因と考えられているそうです。

それから、アトピー性皮膚炎は接触性皮膚炎と違って、その原因は複合的なことが多いので特定することが難しく治りにくいので、自己判断で市販薬を使用したりせずに皮膚科の専門医に診てもらった方が良いでしょう。

その上で、痒みのコントロールや生活習慣の見直しを行い、休息を取りながら治していくのが良いですね。

赤ちゃんや幼児など子供の場合は?

子供の中でも生まれたばかりの赤ちゃんの目の周りが赤い時は、「もしかしてアトピー?」と不安になるかもしれないですが、アトピーでなくても赤ちゃんの目の周りは赤くなりやすく、次のような原因が考えられるそうです。

・ 乳児脂漏性湿疹

乳児脂漏性湿疹はホルモンバランスの変化で生後2週間ぐらいからできはじめる子が多く、3ヶ月を過ぎる頃にはほとんど収まるそうです。

そして、特に治療の必要はないのですが、毎日清潔にしてあげた方が良いので、沐浴の時によく絞ったガーゼで目の周りを拭いてあげるようにしましょう。

・ 乾燥

赤ちゃんの肌は水分が失われやすく、特に目の周りの皮膚が薄い部分はすぐに乾燥してカサカサしてしまいます。

なので、沐浴のたびに石鹸やガーゼでゴシゴシ洗いすぎないように注意した方が良く、特に目の周りは皮脂の分泌が多いわけではないので目やにや涙はその都度、濡らしたガーゼで優しく拭き取る程度で問題ありません。

そして、あまりに乾燥がひどいようであれば、赤ちゃんでも使えるベビーワセリンを市販で購入するか、小児科で保湿剤を処方してもらって塗ってあげましょう。

また、これは幼児の場合も同じなので、乾燥しやすい子は目の周りがかさかさになっていないかこまめにチェックし、ワセリンで保湿すると改善されます。

・ アレルギー

離乳食以降の子供は食物アレルギーを、それ以外でも石鹸などに含まれる成分に対してアレルギーを起こす場合があります。

そして、アレルギー反応であれば原因となる物を摂取したか触れた後30分以内に反応が現れ、目の周りが赤くなるので、気づいたらできるだけ早く小児科を受診し、血液検査や経過からアレルギー反応の原因を特定し、避けることで症状は改善されていきます。

それから、乳児の頃にアレルギー反応があったとしても、成長に伴って徐々に消失することが多いので、あまり心配しなくても原因となる食材をこまめに避けるだけで問題ありません。

・ アトピー性皮膚炎

アトピーの原因は明確になっていないのですが、なんらかの理由で慢性的に皮膚が炎症を起こす病気で、遺伝性の場合もあればそうでないこともあるそうです。

そして、アトピー性皮膚炎の場合は肌が乾燥してざらざらになり、かゆみを伴って発赤が現れるので、自己判断で治療せず必ず小児科を受診してください。

・ 細菌やウイルスによる感染症

生後6ヶ月目以降の乳児や幼児は、細菌やウイルスに感染すると、眼瞼炎(がんけんえん)やものもらい、はやり眼、涙嚢炎(るいのうえん)などの症状として目の周りが赤くなることがあります。

そして、これらの感染症の場合、はやり目だと充血を伴い、涙嚢炎の場合は鼻の付け根が赤くなり目やにが出たりといった症状を伴うので、他に現れている症状はないかチェックして、できるだけ早く小児科を受診してくださいね。

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目の周りが赤い時の対処法は?病院は何科?薬も!

目の周りの皮膚は薄くデリケートで、かつ症状が現れている時は皮膚のバリア機能も下がっているため、オロナインなどの市販薬を自己判断で使うとかえって症状が悪化する場合があるので、できるだけ病院を受診するようにし、成人の場合は皮膚科、乳児や幼児は小児科を受診してください。

そして、年齢や症状に応じて、点眼剤タイプから眼のふちなど局所的に使用する塗り薬などのステロイドを処方されることが多く、次のようなステロイドが処方されるそうです。

・ アルメタ

乳幼児に処方されることも多い

・ キンダべート軟膏

主にアトピー性皮膚炎の治療のため処方されることが多い

・ リンデロンA軟膏

眼や粘膜の炎症に処方されることが多い

・ プレドニン眼軟膏

眼瞼炎など瞼の皮膚炎に処方されることが多い

それから、目の周りの皮膚は薄くてデリケートなのにステロイドを使っていいの?と驚いてしまう方もいるようですが、こうしたステロイドは弱いタイプのものばかりなので問題ないですし、即効性があるので短期間の薬の使用で改善でき、ステロイドでない市販薬を自己判断で使うより安全だそうです。

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日頃から目の周りの乾燥対策をしよう!

目の周りの皮膚はとにかく乾燥しやすく、それが発赤や痒みの原因になることも多いですし、シワの原因にもなるので日頃から対策が必要です。

そのため、普段からスキンケアの後には疲れ目対策なども兼ねて蒸しタオルパックをすることをオススメで、やり方も簡単で濡らしたタオルを電子レンジでほどよく温め、パックをするように目の周りに当てるだけでOKです。

それから、乾燥や目の周りの症状が出やすいタイプの方は、スキンケア化粧品の見直しもした方が良いのですが、アイケア専用の商品まで購入している余裕がなければ、キッチンにある食用のオリーブオイルをクレンジングオイルの代わりに使ってみて下さい。

そして、必ずしも高級なものである必要はないので、リーズナブルに買えて続けやすい値段のものを選び、適量を手にとって目の周りを優しくマッサージし、蒸しタオルをあててそっと拭き取ればOKです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、目の周りが赤い時の原因と病気の種類、また、痒い時や幼児の場合などについても詳しくお伝えしました。

目の周りは皮膚が薄く特にデリケートなので、日頃のスキンケアでこすりすぎたりすると乾燥し、肌のバリア機能が低下すると接触性皮膚炎や花粉症などのアレルギー症状が起きて、場合によっては痒くない発疹が現れ、ストレス性のアトピー性皮膚炎が現れることもあるのでした。

一方、子供の場合、乳児は頻繁に目の周りが赤くなり、理由には乳児脂漏性皮膚炎や乾燥などがあり、幼児だと感染症やアトピーがあるとのことで、それぞれ対処法をお伝えしましたが、症状が続く場合は自己判断で治療せず眼科か皮膚科、小児科を受診して弱めのステロイドの塗り薬などを処方してもらうと良いのでしたね。

このように目の周りはトラブルを起こしやすいので、普段から乾燥させないよう保湿を心がけておきましょうね!

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