中耳炎の痛みはいつまで続く?痛む場所や緩和の仕方と薬の注意点
中耳炎の痛みはいつまで続くのか気になりますよね。
しかし、この中耳炎の痛みについて分からないことも多く
・中耳炎の痛みの期間は?
・中耳炎の痛みがない時はあるの?
・痛みがある場所はどこ?
・痛みを緩和する対処法はあるの?
・中耳炎で痛みがある時の薬は?
といった疑問点があるのではないでしょうか。
そこで今回は、中耳炎の痛みはいつまで続くのか、また上記の悩みなども説明し、痛む場所や緩和の仕方と薬の注意点もご説明します。
目次
中耳炎の痛みはいつまで続くの?
中耳炎の症状として痛みが生じるというものがありますが、痛みは長く続かないことが多く、2日~1週間程度で治ることが多いようです。
しかし、中耳炎は早くても治癒まで1ヶ月はかかると言われており、膿の量が多い場合は2~3ヶ月かかることもあるそうですが、痛みが発生する期間は短いようです。
痛みを緩和する方法はあるの?
中耳炎による耳の痛みは耳の空気が通る「耳管」に炎症が発生して、通りが悪くなり空気が通るたびに圧力が加わって鼓膜が押されてしまうことで発生するものです。
そして、この痛みは体の血行が促進されることで脳の神経が刺激されて悪化すると言われていますが、緩和する方法はありますので下記をご覧ください。
・寝ている状態なら座らせるか立たせる
・夏ならエアコンで部屋を涼しくする
・夜風に当たって涼む
・ビニール袋に氷水を入れてタオルで包んで耳にあてる
・痛み止めの薬を使う
熱いと痛みを感じやすいのでできる限り冷やすことも大切ですし、立たせることで鼻腔から喉の上の粘膜である鼻咽頭粘膜の血管の拡張がやや収まるので、痛みが治まることがあります。
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中耳炎はどこが痛むの?
中耳炎における中耳とは画像を見てもらうとなんとなくわかると思いますが、鼓膜の向こう側にある空洞のところで、この場所に発生している病気が中耳炎ということです。
また、先ほど痛みについて解説したとおり、この耳に繋がっている「耳管」に炎症が発生することで鼓膜に圧力がかかり痛みが発生するようになります。
つまり、痛む原因は中耳に繋がる耳管で、圧力がかかり鼓膜が押されることで痛みが生じるので、痛みがあるのは鼓膜付近になるということですね。
痛みが無い時はあるの?
中耳炎には種類があり、風邪のウイルスや細菌が原因で突然発症する急性中耳炎と、耳の奥に滲出液(しんしゅつえき)が蓄積してしまうことで発生する滲出性中耳炎というものがあります。
どちらも、中耳炎ではありますが滲出性中耳炎の場合は耳が聞こえにくくはなりますが、痛みの症状はほとんどなく気が付かないことすらあるので、痛みが生じない中耳炎もあるということを覚えておきましょう。
中耳炎における薬の注意点
中耳炎の原因となる細菌は80%が肺炎球菌とインフルエンザ菌になるので、症状が重い時は抗生物質を処方されることになるのですが、近年の細菌には抗生物質が効きにくいもの(耐性菌)がいて、少量の薬では治らないことがあります。
こうなってしまうと、注射による治療や大量の抗生物質を使うことになるのですが、大量に使った場合は下痢といった副作用が発生する確率が高まってしまう恐れがあるのです。
また、処方された薬をきちんと飲まないと耐性菌が生じやすくなり、治療が長引くことになるので、飲んだり飲まなかったりということがないようにしましょう。
しかし、軽い中耳炎の場合は抗生物質は使用せず医師の処方による解熱鎮痛薬だけを処方されることもあります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、中耳炎の痛みはいつまで続くのか様々な悩みなども説明し、痛む場所や緩和の仕方と薬の注意点もご説明しました。
中耳炎における痛みはあまり長くは続きませんが、中耳炎自体はかなり時間がかかる病気と言うことでしたね。
また、中耳炎で耳が痛む場合は、寝ているなら立ち上がったり冷やしたりすることが有効ということでした。
さらに、痛みが無い中耳炎もあるので耳が聞こえにくくなったという症状が続いた場合は気を付けたほうが良いということでしたね。
そして、中耳炎の原因となる菌は抗生物質に対して耐性を持っていることが増えてきたのでなかなか治らないケースがあり、副作用にも注意が必要ということでした。
最後に、中耳炎は子供の頃になりやすい病気ではありますが、大人の方々もなる確率は0ではなく、大人の中耳炎のほうが痛みがひどいとすら言われているので、鼻風邪には皆さん気を付けるようにしてください。
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