風邪の目やにや充血の原因と対処法(子供と大人)目薬の注意点も

%e7%94%bb%e5%83%8f1風邪の症状には色々とありますが、時には目やにの症状が出ることがあります。

しかし、風邪による目やにの症状と言われてもわからないことが多く

・咳や充血などの他の症状との関連性は?

・涙が止まらないとか目やにの色が緑色になるといったことはある?

・そもそもの原因は?

・大人と子供でどのような違いがあるの?

・対処法や目薬などの注意点は?

・幼稚園や保育園は休んだほうが良い?

・病院に行くタイミングはどうしたらいいの

といった疑問点があるのではないでしょうか。

そこで今回は、風邪の目やにや充血の原因と対処法や上記の悩みなども説明し、目薬の注意点もご説明します。

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 風邪で目やにが出る原因は?

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目やには目を守るために発生した分泌物で目に入る細菌・ウイルス・ゴミ・老廃物などの異物のかたまりのようなものです。

これは、本来ならこれらの異物が発生したとしても涙点とよばれる穴に吸い込まれて鼻くそとなって外に排出されるようになっています。

しかし、風邪をひいてしまって鼻詰まりが多発するようになってしまうと、涙点から鼻に送るはずだった細菌やウイルスが送れなくなってしまい、逆流が生じて目に細菌が増えてしまい目やにが多発するようになるのです。

それ以外にも目に細菌が侵入することで炎症が発生して目やにがたくさん出るようなこともあります。

つまり、鼻詰まりが発生するか結膜炎のように目で細菌が増えてしまうと、異物が涙点から流しきれなくなって目やにが出るようになるということですね。

 緑色の目やにって出るの?

細菌によって目が侵されると目やにが黄色や黄緑色になってしまうことがあります。

そして、この状態は細菌との反応によって引き起こされているので、細菌性結膜炎になっている可能性が高いと言えるでしょう。

また、基本的に風邪はウイルスによって引き起こされますが、細菌性結膜炎は肺炎球菌・黄色ブドウ球菌・表皮ブドウ球菌などの細菌で引き起こされるので風邪との直接的な関係性は無いのですが、抵抗力が弱まることによって結膜炎になることはあります。

というのも、結膜炎の原因となる黄色ブドウ球菌は、喉や鼻の粘膜、さらには肌や指などに常に存在している菌で、本来なら体に備わっている抵抗力で感染することはなく気にする必要はないのですが、風邪をひいて抵抗力が弱まっている場合は悪影響を受けやすくなり細菌性結膜炎になる可能性があるのです。

つまり、風邪の原因ウイルスによって結膜炎になるのではなく、風邪によって抵抗力が弱ることで細菌性結膜炎になって緑色の目やにが出る可能性があるということですね。

 涙が止まらなかったり充血がひどい理由は?

先に説明したように、風邪によって鼻が詰まるとたまった細菌が涙点を通って目まで逆流してしまう可能性があるのでウイルス性結膜炎になってしまって、目の充血が発生するようになったり涙が大量に出るようになってしまいます。

なので、目やに・涙目・充血といった目の症状がひどい場合はウイルス性結膜炎になってしまっている可能性が高いと言えるでしょう。

もし、結膜炎の症状を引き起こして風邪も治っていなかったら、風邪による咳・鼻水・熱といった症状に目の症状が加わり非常につらい思いをすることになります。

 風邪による目やには大人と子供では何が違う?

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子を持つ親の方々なら気が付くと思いますが、子供は風邪をひいてしまうと目やにが多くなる傾向にありますよね。

これは、子供のほうが鼻と目が近いので逆流する可能性が高く目やにが出る確率が大人よりも高いのです。

そのため、子供は大人よりも風邪をひいた場合、目やにが多く出る傾向にあります。

つまり、幼ければ幼いほど目と鼻の距離が近くなるので、目やにが出やすくなり、さらに幼児のほうが免疫力も低いため必然的に目やにが大量に出る可能性が大人よりも高いということですね。

なので、子供のほうが結膜炎といったトラブルが発生する確率も高く、目の症状には特に気を付けたほうがいいと言えます。

ただし、子供のほうが出やすいだけで大人も鼻風邪になってしまうと目やにが増加して、目やにに含まれている風邪の菌が原因で結膜炎になる可能性はあるので、結膜炎になる前に目薬などを使って目のケアを行いつつ風邪を早く治すために安静にするようにしましょう。

要するに、目やにの原因は大人も子供も変わらないけれど、子供のほうが出やすいということです。

目薬には子供用と大人用があるの?

目に何らかの症状が出た場合は目薬を使うのが基本になるのですが、大人と子供では目薬が違うことを聞いたことがあるかもしれません。

ただ実は、大人用の目薬と子供用の目薬はそこまで違いはないのですが、差し心地が異なっていて大人の目薬はクール成分と呼ばれるスーッとする成分が含まれているのです。

しかし、この清涼感ともいえるような感覚は、子供の場合嫌がる傾向があるので大人用の目薬はできる限り子供には使わせないようにしたほうがいいでしょう。

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風邪によって目に症状が出ている時の対処法について

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基本的に、風邪によって目やにが増えているだけなら、風邪さえ治ってしまえば自動的に収まるものなので心配はいらないのですが、もし気になるのであれば鼻の症状を抑える薬を用意するといいでしょう。

ただし、目に充血や涙目といった症状が出ているのなら、結膜炎の可能性が高いので目をこするのは絶対にNGとなります。

また、一番の対処法は眼科に行って抗菌や抗アレルギー作用を持った目薬を処方してもらうことなのですが、家にいる間はかゆみや痛みを減らすために冷やすのがよいでしょう。

しかし、冷やしすぎるとそれが刺激になる可能性もあるので過剰に冷やすのは控えて、濡らした清潔なタオルなどを当てるといった対処がいいでしょう。

それと、ウイルス性結膜炎の場合はウイルスを死滅させる薬は無いので、免疫力を高めて安静にするしか対処法は無いということも覚えておいてください。

他には、コンタクトレンズをしている方は結膜炎になっているなら使用を控えて結膜炎の悪化を防いでください。

いつ病院に行ったらいいの?

目やにがただ増えているだけなら心配する必要はあまりありませんので、風邪を治すことに注力すれば良いのですが、充血や涙目といった結膜炎の症状が出ている場合には、すぐに病院に行ってくださいね。

何故なら、はやり目のような感染力の高い結膜炎だった場合は「目の充血が消えて目やにがなくなるまで」出席停止の措置が必要になるためです。

なので、ただの風邪なら風邪による欠席を保育園などに伝えればよいだけですが、はやり目のような結膜炎なら出席停止の措置が必要になるので、保育園などには行ってはいけないことを覚えておいてください。

また、はやり目は治るのに2~3週間かかり、急性出血性結膜炎も治るのに10日程かかるので長い期間出席できなくなります。

ちなみに、細菌性の結膜炎の場合は他のウイルス性の結膜炎と違って、感染力は高くないので眼帯などの処置を行えば出席停止まではいかないことが多いです。

つまり、ただの風邪なら病院に行くかどうかは症状次第で、結膜炎なら感染率が高い病気の可能性もあるので急いで病院で確認する必要がありますが、細菌性の結膜炎だった場合は感染力が低いので保育園に行くことは可能ということですね。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は、風邪による目やにや充血の原因と対処法や様々な悩みなども説明し、目薬の注意点もご説明しました。

風邪により目やにが増えるといったものは鼻風邪の場合はよくある症状なので、そこまで心配する必要はないということでしたね。

ただし、目やにの量が多い以外にも充血や涙目といった症状があった場合は結膜炎の可能性があるので注意する必要があるということでした。

また、大人や子供では子供のほうが鼻と目が近いので目やにが多く出る傾向にあり、大人と子供では目薬も異なり、子供には大人用の目薬は刺激が強いので使わないようにしたほうが良いということでしたね。

そして、結膜炎の症状が出ている場合は結膜炎の種類によっては感染力が高く保育園なども出席停止になってしまうので、すぐに病院に確認しに行ったほうが良いということでした。

最後に、風邪をひいてしまったら目やにが出やすくなり結膜炎になる可能性があるので、まずは風邪をひかないようにすることが大切なので、予防をしっかりと行うようにしてくださいね。
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