糖尿病に効くお茶の種類と効果!コーヒーとの比較や妊婦への影響も
糖尿病になってしまうと必ず行われるのが食生活改善になります。
しかし、この糖尿病による食生活改善は○○を食べない以外にも、お茶をなどの糖尿病に効くものを摂取するように促されるのです。
そのため、
・糖尿病に効くお茶とはどのようなものか
・本当に効果があるのか
・トクホなどのおすすめは何か
・ノンカフェインなのか
・どのような予防に繋がるのか
・コーヒーとの比較はどうなっているのか
・どのような種類のお茶がいいのか
・妊婦への影響はどうなっているのか
など、いろいろと気になる点がありますよね。
そこで今回は、糖尿病に効くお茶の種類と効果について、また、コーヒーとの比較や妊婦への影響もお伝えします。
目次
糖尿病に効くお茶の種類と効果は何?
お茶には非常に多くの種類が存在するのですが、糖尿病に対して効果があるというものは「血糖値を下げる効果がある」とか「糖の吸収を抑える」作用があるものになります。
この中でも最も効果があると言われているのが特定保健用食品と認定されている「緑茶トクホ」「グァバ茶」、そして世界保健機関で有用性が認められた「サラシア茶」が該当するでしょう。
まず、日本でもCMなどで世間に多く露出している緑茶トクホは皆さんもご存知の飲み物だと思われますが、これの効果は飲むことで痩せる魔法の飲み物というわけではありません。
つまり、脂肪分解酵素を活性化させる成分が含まれている場合は脂肪を燃焼しやすい状態にして運動の効果を上昇させたり、グァバ茶ポリフェノール入りなら食後の血糖値の上昇を抑える効果があるのです。
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次にグァバ茶はもととなっているグァバ葉が、グァバポリフェノールという食後の血糖値の上昇を抑える効果がある成分が含まれていると立証されていて、こちらも糖尿病患者には助かるお茶と言えるでしょう。
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最後にサラシア茶は、このお茶に含まれている成分が糖質の吸収を妨げる働きがあるということをWHO(世界保健機関)に認められている商品となっているだけでなく、インド発祥の伝統医学においてもこのお茶を利用して糖尿病の治療や改善に取り組まれています。
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それ以外では紅茶も成分として含まれている茶カテキンや紅茶ポリフェノールが血糖値の上昇を抑える作用や糖の吸収を妨げる作用があると言われていますね。
しかし、紅茶の場合は有用な成分が熱すぎるとうまく抽出されなくなってしまうので、糖尿病患者の場合は3分くらい蒸らして成分を抽出させるか、水で抽出しましょう。
また、緑茶の代わりにウーロン茶を使った「糖健茶料(とうけんさりょう)」も特定保健用食品に認定されていて、食後の血糖値の上昇を緩やかにするので糖尿病患者にお勧めされています。
ただ注意しなければいけないのは、勘違いされて「この飲み物さえ飲んでいれば糖尿病にならない」とか「これさえあれば大丈夫」と思われている方もいますが、これは万能薬ではありません。
なので、あくまでダイエットのサポートとか糖質の吸収を妨げる効果並びに血糖値の上昇を抑える効果があるだけで、暴飲暴食や高カロリー食品の大量摂取などの行動をされてしまった場合は抑えきれなくなってしまうので意味が無いものとなってしまいます。
特に、紅茶の場合は砂糖やミルクを入れすぎると飲む意味が薄れてしまうので、ストレートで飲むなどの工夫をするようにしてください。
つまり、これらのお茶は糖質吸収を抑えるなどの効果があり糖尿病の悪化や予防につながりますが、だからといってすべての糖質の吸収などを100%防げるようになるわけではないということを認識してくださいね。
◇他にも効果があるお茶はないの?
お茶には非常にたくさんの種類があるので、このように数を限定してしまうのは不自然に感じてしまうかもしれませんが、特定保健用食品やWHOに認定されていないものは「効果がある!」と断言している人と「意味なし!」と断言している人に分かれていることが多く、その効果が国や世界で立証されていないものとなっているので紹介から除外しています。
例えば、日本人が大好きで大衆的な飲み物となっているお茶「緑茶」は糖尿病予備群の人や血糖値が高めと出た方々に効果があるという報告があるのですが、それ以外にも否定する研究報告も挙がっていてどちらともつかない状態が続いているのです。
確かに、文部科学省でも緑茶を1日に6杯以上飲む人と飲まない人を調査した結果、糖尿病の発症率が低下したと言われていますが、緑茶では食後2時間の血糖値には影響が出ないので効果が無いとも言われているので何を信じたらいいのかまだ定まっていません。
そして、これは「ウーロン茶」にも言えることで、ウーロン茶は糖の吸収を妨げて体脂肪を燃焼させる効果があると言われていますが、否定する研究報告も出ています。
つまり、このように意見が一致しておらず何を信じたらいいのか不明な状態が続いている商品も多いので、その点から特定保健用食品やWHOなどの国や世界で認定されている商品を選ぶのが一番妥当なのではないでしょうか。
お茶に含まれるカフェインの妊婦への影響は?
妊婦の方々にはカフェインは厳禁となっています。
どういうことかというと、カフェインは流産・死産のリスクを上昇させると言われていて医者からもカフェインを制限するように言われているためです。
また、これらの医者からの宣言を裏付けるように2008年のイギリスの大学の実験において、カフェインの作用により胎盤の血液量が減ってしまうため、カフェインを多く摂取する人は赤ちゃんへの血流が減少して栄養価や酸素が届けにくくなることが報告されています。
さらに、カフェインの摂取量が1日300mg以上摂取する人は1日150mg未満の妊婦に比べて流産・死産のリスクが2倍だったという報告もありますが、イギリスでの報告を読む限りカフェインの悪影響はたとえ正常に生まれたとしても発育遅延につながる恐れがあるので無視できないものがあり、飲まないほうがいいと言えるでしょう。
◇お茶にはノンカフェインもある?
お茶にはノンカフェインのものもたくさんあります。
これは先ほど記載したグァバ茶やサラシア茶もノンカフェインとなっているので、安心して飲むことができるでしょう。
また、「伊右衛門 特茶」ブランドにおいても「特茶 カフェインゼロ」という商品が出ているので、トクホ商品が気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
そして、他にもそば茶・ごぼう茶・黒豆茶・甜茶(てんちゃ)・杜仲茶(とちゅうちゃ)・どくだみ茶・なたまめ茶・麦茶などがノンカフェインのお茶に該当するのでカフェインが気になる人は一度チェックしてみることをおすすめします。
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コーヒーやお茶の比較について
コーヒーやお茶は、近年飲むと死亡率が下がるといったニュースが流れたため一躍健康方面においても有名となりました。
そして、それらの説の根っこにあるのが両方とも交感神経を刺激して体の代謝をあげて脂肪燃焼の効果を上げるカフェインが含まれていること、そしてコーヒーなら血糖値を改善して血圧を調整するクロロゲン酸が含まれていること、お茶ではそのクロロゲン酸と同じ効果があるカテキンが含まれていることにあります。
また、よく対比して記載されますが、どちらも健康に良い食品であるのは間違いなく糖尿病の手助けになる飲み物なので、はっきりとどちらのほうが優れていると断言はできません。
ただし、コーヒーのほうがカフェインの多くなっているものが多く、お茶のほうが幅広い効果が期待できるものが多くなっているという声はあります。
そのため、糖尿病患者の場合はどちらか好きなほうを飲むようにして、できれば特定保健用食品のものを選ぶようにしましょう。
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まとめ
以上、いかがだったでしょうか?
今回は、糖尿病に効くお茶の種類と効果について、また、コーヒーとの比較や妊婦への影響もお伝えしました。
まず、お茶には「血糖値を下げる効果」や「糖の吸収を抑える」ものが多数存在しますが、それらの効果が国や世界で立証されたものが一番信頼できるということでした。
そして、特定保健用食品に指定されていないものでも効果があるお茶と言われているものはたくさんありますが、それを否定する報告も挙がっているので確実に効果があるとは言えないことも分かりましたね。
次に、カフェインは胎児に悪影響を与えるという報告があり、内容的にも無視できないものであるため基本的にカフェインは、妊娠中は摂取しないことが大切ということでした。
また、よくコーヒーとの比較をされますがどちらも糖尿病患者や予備軍の方々には効果がある飲み物となっているので、お好みで選ぶことが大切ということでしたね。
最後に、お茶は糖尿病患者や予備軍の方の強い味方となる飲み物ではありますが、この飲み物があればすべてを解決してくれるわけではないので、食生活の見直しや生活習慣の見直しは必ず行って糖質の摂取を少しでも減らすようにしましょう。
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