アデノウイルスの熱の期間と下がらない時の解熱剤や対処法!
アデノウイルスは特に夏に風邪を引き起こすことの多いウイルスの一種で、5歳以下の乳幼児の間で大流行するプール熱やはやり目などが有名ですよね。
そして、アデノウイルスの特徴的な症状の一つに熱があるので、熱が現れる期間について知っておきたいのではないでしょうか?
また、アデノウイルスによって高熱が現れ、なかなか下がらない時に解熱剤を服用して良いのか、正しい対処法も気になりますよね。
そこで今回は、アデノウイルスの熱の期間と下がらない時の解熱剤や対処法についても詳しくお伝えしていきます。
目次
アデノウイルスの熱の期間は?薬などの対処法も
アデノウイルスは、インフルエンザの次に人体から検出される頻度が高いとされている身近なウイルスで、特に夏場は子供の間でプール熱など、夏風邪の原因になるのでご存知の方も多いですよね。
そして、アデノウイルスには複数の型があり、現在51種類の型が確認されており、感染したウイルスの型によって現れる症状が異なるのですが、特に症例の多い夏によく見られるアデノウイルスの3大症状は、高熱・咽頭炎・結膜炎があります。
そこで今回は、三大症状の中でも熱について、詳しくチェックしていきましょう。
アデノウイルスの熱はどれくらい続く?対処法も
アデノウイルスに感染すると、38~40度程度の高熱が4~5日以上続き、時には1週間程度続くなどなかなか下がらないことが特徴です。
そして、普通の風邪では2~3日で解熱するので、どうしてこんなに下がらないのだろうと不安になってしまいますよね。
ただし、とにかく熱を下げようと解熱剤を使うのはできるだけ控えた方が良いでしょう。
なぜかというと、熱は体がウイルスと戦っているために起きている症状なので、解熱剤を使用することでかえって症状が長引いてしまう可能性があるのです。
一方で、高熱が長期間続くと、特に子供には負担が大きく、これによって合併症を引き起こしてしまう可能性があるので、次をポイントに自宅でケアを行ないましょう。
・体の外側から冷やす
熱が辛い時には、おでこなどではなく、脇の下や首元、足の付け根などを部分的に冷やす方が効率的なので、タオルでくるんだ保冷剤をあてて冷やすと良いでしょう。
ただし、氷を直接当てると、低温火傷を起こしてしまうので注意して下さいね。
・水分補給に気をつける
体がウイルスと戦って高熱を出している間は、体力が大量に失われるとともに体の水分も逃げてしまっています。
そのため、水分補給に気をつける必要があるのですが、アデノウイルスでは喉もダメージを受けるので、子供は喉が痛くて水を飲むことを嫌がります。
なので、大人が注意して観察し、脱水症状にならないように、子供の好きなジュースなども用意して少しでも水分を摂れるよう、こまめに与えてあげてください。
このように対処した上で、1週間以上経っても熱が40度近くから変化することなく、なかなか下がらないようであれば、無理をしないで早めに病院へ行くようにしましょう。
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アデノウイルスの熱で重症化のサインに要注意!
アデノウイルスで熱が続くなどの症状が悪化すると、肺炎や脳症などの合併症を引き起こす危険性があるので、次のような重症化のサインが現れたら、早急に病院を受診して下さい。
・高熱が1週間以上続いている
・けいれんが5分~10分以上続く
・嘔吐を繰り返す
・水分をとることができない
・呼吸障害
・ぐったりしている
これらは重症の脱水症状の場合もあり、病院で点滴治療を行なうことで対処ができますが、もしも脳症などに悪化している場合は、治療が遅れると後遺症が残ったり、最悪の場合死に至ることもあるそうです。
そのため、子供がアデノウイルスに感染したら、平熱に落ち着くまでは大人がそばで看病し、様子をよく観察して、何か異変を感じたらすぐに病院へ行けるようにすることをオススメします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、アデノウイルスの熱の期間と下がらない時の解熱剤や対処法について詳しくお伝えしました。
アデノウイルスは3大症状の一つに高熱があり、その期間は4~5日か、1週間以上も続くことがあるので体への負担が大きいですが、解熱剤を服用するとさらに悪化することがあるのでオススメできないのでした。
なので、アデノウイルスの高熱が辛い時は脇の下や足の付け根を保冷剤などで部分的に冷やすと熱が和らぐのでオススメで、同時に水分補給にも気をつけると良いとのことでした。
また、子供はアデノウイルスの熱などの症状が悪化すると脳症や肺炎を引き起こし、最悪の場合後遺症が残ることがあるため、お伝えした重症化のサインに気付いたら、早急に病院へ行くと良いのでしたね!
普通の風邪なら2~3日で解熱するところ、アデノウイルスでは1週間近くも続いて本当につらいので、周りの人は二次感染に、また、患者さん本人も治った後に2度目にかからないように次の記事で予防法をチェックして、充分に備えましょうね!
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「アデノウイルスの感染経路とうつるのを効果的に予防する方法!」についての記事はコチラ!?
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