風邪の熱は何日続く?熱の下げ方と食べ物やお風呂の注意点!
風邪を引くと咳やくしゃみもつらいですが、なんといっても寒気がして、熱が出ると頭痛も現れますし、汗もたくさんかくので気持ち悪くてつらいと思います。
なので、風邪の熱は何度くらいで何日続くのか、熱の下げ方と食べ物やお風呂、薬の注意点、ぶり返しがある時や熱が下がらない原因についても知りたいですよね。
それから、風邪で熱だけの症状の時や、逆に熱が出ない時もあるのかも気になりますよね。
そこで今回は、風邪の熱は何日続くのか、また、熱の下げ方と食べ物やお風呂の注意点などについて詳しくお伝えしていきます。
目次
風邪の熱は何日続く?なかなか下がらない時やぶり返す時、熱が出ない場合なども
平熱は人によって異なりますが、一般的には35~37度未満が平熱とされています。
そして、風邪を引くと、体は風邪の原因ウイルスと戦うために体温を上げるので熱が出るのですが、この場合、37度以上になったら微熱、38度以上の場合は高熱と言われています。
それから、風邪の原因ウイルスは様々な種類がありますが、通常であれば4日もすればある程度ウイルスを撃退でき、熱も下がってくるそうです。
なので、5日以上熱が続く場合は、マイコプラズマ肺炎など抗生物質を服用しなければ治らない病気などに罹患していて、熱が出ている可能性がありますので、長引くようであれば病院を受診しましょう。
風邪で熱が出ると頭痛も現れるのはなぜ?
風邪で熱が出るのはウイルスを撃退するためですが、熱以外にも、体の免疫力をパワーアップしてウイルスを撃退するよう働きかけるので、その手段の一つとして、血行を良くするために血管を拡張する場合があります。
すると、脳内の血管も拡張するため、血管付近にある神経が刺激を受けて、結果として頭痛が現れるのですね。
その他にも、風邪で熱が現れると、自律神経の交感神経の方が優位になるので、体が緊張状態になり、血管が圧迫され、脳内に流れる血液が減少してしまい、頭痛が現れることもあります。
熱が何度もぶり返す場合は?
熱がやっと下がってきた…と思っていたらまた熱が上がったりと、何度もぶり返してしまうことがありますよね。
これは、一度ひいた風邪がやっと治ったと油断をして体を動かすと、風邪ウイルスと戦ったことで免疫力が低下した体に他の新たなウイルスが侵入してきてしまい、別の風邪や病気に罹患してしまうことが原因だと考えられています。
そのため、風邪を引いた時には少し良くなってきたと思っても油断をせずに、しばらくの間は安静にして、栄養や睡眠をたっぷりとって体の免疫力を向上させてから、暮らしのペースを元に戻すようにしましょう。
熱だけの風邪もある?熱が出ない場合も
風邪のウイルスは、喉や鼻など、粘膜やお腹などに感染するケースが多いので、熱だけではなく、くしゃみや咳など耳鼻科の症状が現れたり、下痢や嘔吐など消化器系の症状が平行して起きることが多いです。
なので、なんとなく体がだるいけど熱だけ高くなっているという場合は、風邪ではなく、インフルエンザなどの可能性もあるので、急激に高熱が現れていないか、関節痛なども起きていないかなど、チェックしてみましょう。
その他にも、クーラー病など、室内外の大幅な寒暖差や、仕事などのストレスで自律神経が異常になり、体温が上がることもあるので、風邪っぽいけれど熱しか出ていない場合は、他の病気の可能性も考えつつ、まずは安静にすると良いでしょう。
一方で、くしゃみや鼻水などの風邪症状はあるのに、熱が出ていない場合もあります。
この場合は、熱が出せないくらい免疫力が下がっていることもありますし、自律神経の乱れで熱が急激に下がっているというケースもあります。
また、風邪のウイルスの一つであるライノウイルスや、胃腸風邪でアデノウイルスに感染している場合は、あまり熱が出ないことでも知られているそうです。
ですが、ほとんどの風邪は高熱によって撃退することができるので、体はあえて熱を出す必要があるので、なんとなく鼻水や咳が止まらないのにいっこうに熱が出ないのであれば、病院を受診して医師に相談した方が良いでしょう。
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風邪の熱の下げ方!食べ物やお風呂、薬の注意点も
風邪薬といえば、総合風邪薬がたくさん販売されていますが、実は風邪には特効薬と言える薬がいまだに存在していません。
そして、総合風邪薬はどれも、くしゃみや咳、熱といった風邪の諸症状に対して、現状よりも和らげる効果しか持っていないのですね。
そのため、風邪を引いた時には、可能な限り自分の体の免疫力を上げて、自身の身体が発する熱でウイルスを体外へと追い出すのがベストということになります。
その上で、次をポイントに少しでも早くウイルスが撃退され、熱が下がるように対処しましょう。
水分をたっぷり摂る
風邪で熱が出ているときは、体がたくさん汗をかいているので、水分がたくさん失われ、脱水状態になってしまいます。
そのため、水分はこまめに摂取する必要があり、ベッドサイドにもペットボトルを一本常備しておくと良いですね。
それから、脱水状態の場合、失われるのは水分だけでなく、塩分やイオンも失われているので、それらがバランス良く含まれたスポーツドリンクや経口補水液の方がオススメです。
消化に良い食べ物で栄養を摂る
風邪の時は胃腸など内臓もダメージを受けているので、消化に負担がかかる肉類や辛いもの、食物繊維の多い物や柑橘類などはオススメできません。
一方で、体を温めて効率的に栄養が摂れる卵や南瓜、少量の生姜などはオススメなので、卵がゆにしたり、かぼちゃスープなども良いですね。
そして、食欲も落ちるので無理のない範囲で食べられるように、料理を作るのが大変な時は、コンビニでも買えるゼリーなどでも十分なので、可能な限り栄養を摂るようにしましょう。
良質な睡眠を心がける
体力の回復と、体の細胞のターンオーバーのために睡眠は欠かせません。
そして、こうした体の回復は夜22時以降の睡眠中に起こるとされているので、22時以降は眠りにつき、直前までスマートフォンなどを見たりすることは控えて、暖かいお布団でゆっくりと眠るようにしましょう。
お風呂は控える
熱が出ている間、入浴すると血行が良くなりすぎて頭痛がひどくなったり、お風呂上がりに湯冷めをしてしまって、体が冷えることも考えられます。
そのため、熱がある程度下がるまではお風呂自体我慢し、気持ち悪いようであればシャワーにするか、ホットタオルで体を拭くだけでも良いでしょう。
このように、地道な対策が風邪の熱を下げるコツなので、一つ一つ実践してみましょう。
そして、風邪薬や解熱剤は、服用してしまうとかえって風邪の治りが遅くなることで知られていますが、特に乳幼児の場合、高熱が何日も続くとリスクも高まります。
そのため、どうしても辛い時は解熱剤を服用しても良いでしょうし、風邪のひきはじめであれば漢方の葛根湯を選ぶと、風邪の治りを遅くすることなく熱を抑えることが可能です。
また、薬を使わずに熱を和らげるのであれば、首もとや脇の下など、リンパを意識して氷水が入った袋をタオルでくるんであてると、楽になるのでやってみてくださいね。
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風邪で熱がつらい時に効くツボのオススメ!
体がだるくなって、寒気がしたら、次のツボを押して少しでも早く治してくださいね。
・ 外関(がいかん)
前腕の太い骨と細い骨の間、手首の関節中央から指3本分ひじ側のツボを押すと、風邪のひきはじめの症状を改善する効果があるそうです。
・ 尺沢(しゃくたく)
ひじを曲げた時にできるしわの上、中央より少し外側のくぼみも、風邪の引き始めの症状を改善する効果があります。
それから、次の2つは熱を下げる効果があるツボです。
・ 曲池(きょくち)
ひじを曲げた時にできるしわのいちばん端
・ 十宣(じゅっせん)
両手の10本の指の先端中央にもツボがあるので、親指で軽く押して刺激すると良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、風邪の熱は何日続くのか、また、熱の下げ方と食べ物やお風呂の注意点などについて詳しくお伝えしました。
風邪の熱は37度以上からのことを指し、3~4日ほどで治まるのが通常とのことでしたね。
そして、それ以上続く場合はマイコプラズマなど他の原因が考えられ、何度もぶり返すのは免疫力が下がった体に他のウイルスが侵入するからとのことでした。
また、風邪っぽくて熱が出ないのは胃腸風邪などの場合や、熱だけの時はインフルエンザやクーラー病などの原因についてお伝えしました。
それから、風邪の熱に対しては、薬はできるだけ服用せず、氷水で体を冷やしながら熱を和らげ、水分と消化に良い食べ物で栄養を摂り、よく眠って免疫力を高めるのが一番なので、お伝えしたツボも試しながら少しでも早く回復しましょうね!
ちなみに、次の記事で風邪の原因や予防策についてお伝えしているのでこちらもチェックしましょう!
↓↓↓
「風邪のうつる期間と確率!原因やうつらないための予防の仕方も!」についての記事はコチラ!?
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