気管支炎に効く市販薬で漢方のオススメ!作用の仕方と副作用も!
現在、気管支喘息の治療に主に使用される薬は、基本的には気管支拡張剤や、抗アレルギー剤、副腎皮質ホルモン剤(ステロイド剤とも呼ばれているもの)が多いですが、中には、副作用が起こるものもあります。
だからといって、気管支喘息の原因として疑われている、アレルゲンと接触しない生活を徹底するのは日常生活ではとてもじゃないですが困難ですよね。
そんなときに、おすすめなのが副作用が少ない薬で、しっかりと症状を改善してくれる漢方薬です。
そこで今回は、気管支炎に効く市販薬として購入できる漢方をご紹介します。
目次
現在すでに症状が出ているときにオススメの漢方はコチラ!?
・黄色い、からみやすい痰と辛い症状のときにおすすめの漢方はコチラ!?
◆麦門冬湯(ばくもんどうとう)
◆麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)
◆清肺湯(せいはいとう)
これらに含まれる主な成分はジャノヒゲというユリ科の芯を抜き取り乾燥させたもので、この成分が肺などの呼吸器系の乾燥からくる気管支炎に効果を発揮し、乾燥している呼吸器系を潤してくれる効果があります。
そのため、上記に述べたように痰が絡みやすい症状のときに用いられるのですが、逆に鼻水がたくさんでたり、水っぽい症状のときはかえって症状が悪化することもあるので気をつけくださいね。
また、清肺湯については医療用しかありませんので、どうしてもこちらの漢方が良い場合は、病院等で処方してもらってください。
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・鼻水がでたり、水っぽい痰と咳で辛い症状のときにおすすめの漢方はコチラ!?
◆小青竜湯(しょうせいりゅうとう)
この漢方は8種類の生薬からできているのですが、その中に含まれる麻黄という成分は西洋医学の気管支拡張薬と同様の作用をしてくれて、咳やぜいぜいする呼吸をおさえてくれます。
そのほか、おだやかな発汗作用がある桂皮、痛みをやわらげてくれる菊薬、咳やアレルギー症状をおさえてくれる半夏や五味子、細辛という生薬も含まれており、これらは一緒に働くことでより良い効果を発揮してくれます。
◆越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)
この漢方は6種類の生薬が配合されていて、さきほどと同様、麻黄という成分が主なのですが、他にも、石膏という熱を取り除き体を冷やしてくれる働きをするもの、蒼朮という余分な水分を取り除いてくれる働きをもつ生薬が含まれており、これらが一緒に働いてくれることにより効果を発揮します。
ちなみに、これら2つの漢方は、先ほどとは対照的な症状のときに用いられる漢方で、水分過多によって発症している際に効果を発揮してくれます。
・漢方はしっかりと症状を把握してから選ぶのがポイント
このように漢方も症状によってしっかりと使い分ける必要があり、自分の現在の症状にしっかりと合ったものを選ぶことによって初めてその漢方の効果を発揮してくれます。
そのため、まずは自分の咳のタイプ、痰の色や粘り気などをしっかりとチェックしてから自分に合うものを購入してくださいね。
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気管支喘息の予防に効く漢方のおすすめはコチラ!?
次に、根本的に気管支喘息を治したいという方におすすめの体質改善に効く漢方をご紹介します
◆小紫故湯(しょうさいことう)
この漢方は7種類の生薬からなっており、その中には滋養作用のある“人参”も含まれているのですが、これらが組み合わさることにより、肝機能を改善させてくれるなどの効果があります。
◆紫朴湯(さいぼくとう)
この漢方は10種類の生薬が含まれているのですが、その中に含まれる“柴胡”と“黄ごん”の組み合わせにより、炎症をしずめる効果が高まり、さらには“半夏”と“厚朴”は、胸のつかえ感や吐き気をおさえるとともに、咳をしずめ、また気分を落ち着ける効果があります。
したがって、これらの漢方薬には、発作を鎮めるというだけではなく、続けて服用することにより発作を起こしにくくする体質へと改善してくれる効果があるのですね。
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気管支炎に効く漢方でも副作用はあるの?
体にやさしいイメージのある漢方ですが、一般的な薬に比べると少ないものの、人によっては副作用を感じる方もいるので、起こりうる副作用についてご紹介いたします。
まず、副作用が起こる原因として考えられるものにアレルギー反応によるものがありますが、これは服用された人と薬の相性によるものですので、一概にどの漢方が副作用を起こしやすいなどは明確ではありません。
そのため、少しでも体に異変を感じたり調子が悪くなった場合は服用をやめ、かかりつけの医師などに相談すると良いでしょう。
そしてもう一つ、副作用が起こる原因として考えられる場合が、用量、用法を守らないときです。
漢方は体にやさしいイメージがある分、多めに飲んでも大丈夫だと思ってしまったり、すぐに効果を期待してしまい服用回数を守らなかったりするケースがありますが、過剰摂取により副作用を引き起こしやすくなる場合もあります。
そのため、体に負担の少ない漢方とはいえ、しっかりと用量と用法は守って服用するようにしましょう。
また、副作用の症状としては、
◆胃の不快感
◆食欲不振
◆吐き気
などが挙げられ、たいていの場合はすぐに治りますが、つらいときやなかなか治らない場合は服用を中止し医師に相談すると良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか。
今回は気管支炎に効く市販薬として購入できる漢方をご紹介いたしましたが、漢方は種類や用途が様々です。
さらに、種類によっては、漢方でも副作用を起こす可能性もありますので、用法や用量をしっかりと守って正しく使うことが大切ということでした。
さらに、薬を選ぶ際に最も大切なのは今の自分には何が合うのを知り、それにあった漢方を用いることです。
今では漢方を扱う薬局もたくさん増えており、気管支炎に効く市販薬として漢方がとても手に入れやすくなってきていますので、お近くの薬局に行き薬剤師さんに聞いてみてはいかがでしょうか。
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