手のアトピーの原因と治し方!治らない時の注意点もチェック!

画像1アトピーは首や肘の内側などさまざまな部分にできますが、中でも手にできたアトピーはなかなか治らないと困っている方も多いのではないでしょうか。

そして、手は生活の中で様々なことに使うので、なかなか充分なケアができなかったり、炎症が起きているからといって使わないわけにはいかないという事情も、手のアトピーを治りにくいものにしている一因のようです。

そこで今回は、この「手のアトピー」に注目し、その原因や治し方、また症状が長引いて治らない際に注意すべきポイントについてご紹介します。

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手のアトピーの原因は何?

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手は常に動き、また料理や掃除、化粧といった生活の様々なシーンにおいてさまざまな物に触れるため、そういった刺激がアトピーを引き起こす原因になっていると考えられます。

また、手洗いや入浴などによって手の皮膚は皮脂を奪われて乾燥しやすく、そのために肌のバリア機能が低下してしまいますので、細菌の感染などによる炎症も起こりやすいと言えるでしょう。

すると、通常よりも乾燥肌の体質が多いアトピーの方は、より手が乾燥してしまって手にアトピーができやすい状態ができてしまうというわけです。

手のアトピーの治し方はこれ!

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手のアトピーの治療法も、他の部分と同様に「保湿」と「保護」が基本になります。

つまり、保湿をして肌のバリア機能を高めるとともに、患部を保護して外部の刺激をできるだけ避けることで、炎症を起こさせないようにするということが大切です。

しかし、手を使わないということはほぼ無理ですので、どうしても刺激にさらさなければならないという場合もあるかと思います。

ですので、そういった時には手袋を活用したり、寝る時だけはしっかり保湿などをするといった対策をするといいでしょう。

なお、寝ている間の掻きむしりを防止する手袋もありますので、無意識に掻いてしまうという方にはおすすめです。

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手のアトピーが治らない!注意すべき点は?

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手のアトピーはよく動かす場所だけに治りにくいものではありますが、症状が長引いているという場合には以下の点に注意してみる必要があります。

1:治療方法の見直し

2:症状の引き金となっているものの特定

3:アトピー以外の皮膚病にかかっている可能性

では、これらの注意点についてを詳しく見ていきましょう。

1:治療方法を見直そう

じゅくじゅくとした液体が出てきていたり、掻きむしって傷ができてしまっているような場合には、感染症などの合併症が起こるリスクがありますので、自分だけで治そうとはせずに、皮膚科を受診することをおすすめします。

そして、皮膚科で炎症を抑える軟膏や抗アレルギー薬、抗ヒスタミン薬などを処方してもらい、まずは炎症やかゆみを一時的にでも抑えることから対策してみてはいかがでしょうか。

また、皮膚の機能を正常に保つには、規則正しい生活リズムや野菜中心の食生活が有効とされていますので、スナック菓子や添加物の多い食べ物などは控え、充分な睡眠時間を確保するなど、ただ薬でどうにかするというのではなく、生活面も変えてみることも対策のひとつです。

2:症状の引き金になっているものを特定しよう

日常生活の中で、いったい何が症状の引き金になっているかを特定することも大切です。

例えば、整髪料をつけた髪を手櫛でとかすクセのせいだったり、いつも使っているシャンプーやボディーソープなどが原因だったりすることがあります。

そして、手は生活の様々なシーンで使用しますので、自分でも気にしていなかった思わぬ物が原因だったということも多く、それをやめたら症状が改善したという例も多いようです。

ですので、整髪料をやめてみる、水仕事はすべて手袋をした上で行うなど、1つずつ問題の切り分けを行って、症状の引き金になっているものをやめたり、別のものに変えたりするようにしてみてください。

3:それ、もしかしたらアトピーじゃないかも?

アトピー以外にも、手に湿疹ができる皮膚の病気がいくつかあり、それぞれ原因や治療法が異なっていますので、もしもアトピーの治療法では治らないという場合には他の病気を疑ってみることも必要になります。

なお、手に湿疹ができる主な病気には、以下のようなものがあります。

・慢性湿疹

アレルギーの他、身体状態や精神状態(ストレスなど)によって手の皮膚の一部に強いかゆみを生じ、掻くことでその部分の皮膚が分厚くなります。

・異汗性湿疹(汗疱=かんぽう)

初夏に多い原因不明の病気で、手にたくさんの水疱ができ、それが破れて皮膚がポロポロとはがれ落ちたりします。

・アレルギー性接触皮膚炎

アレルギーの抗原となっている物質が皮膚に触れることによって起こる皮膚炎で、時に全身に水疱などが広がることがあります。

・掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)

手のひらの手首近くの部分や足の裏などに膿疱ができ、かゆみや痛みが出る原因不明の病気です。

・手白癬(てはくせん)

水虫の原因として知られている白癬菌が手に感染することで皮膚がはがれ落ちたりする、いわば「手の水虫」です。

・手湿疹

水仕事や洗剤に触れることの多い主婦がかかりやすいことから別名「主婦湿疹」とも呼ばれており、重症になると皮膚が固くなりパックリと亀裂が入ることがあります。

これらの病気を確定するためには、皮膚科でアレルギー検査などが必要になりますので、気になる症状がある場合には皮膚科を受診することをおすすめします。

まとめ

いかがでしたか。

手のアトピーの原因は、手は手洗いや入浴などで乾燥しやすいため、外部からの刺激に対して敏感になってしまっているということです。

そして、通常のアトピーの治し方と同じように、炎症を抑える薬を使う他、保湿や刺激からの保護をすることによって改善が期待できます。

しかし、なかなか治らないという場合には、他の病気である可能性もありますので、一度皮膚科で専門医に相談してみることをおすすめします。

なお、手のアトピーも掻くことは厳禁ですので、掻かないように自分で対策を講じておくことも大切です。

また、今回の記事を参考に症状が治まった後には、再発してしまわないように予防策も用意しておきたいですね。
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「アトピーの予防や掻きたい衝動などの症状を改善する方法!」についての記事はコチラ!?

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