ロタウイルスの下痢の期間はいつまで?下痢止め使用の注意点も!
ロタウイルスに感染すると、症状のひとつとして下痢になることが多いですが、その期間がいつまでなのか、またウンチの色はどのようなものが一般的なのか気になりますよね。
また、すぐに下痢止めを飲んで下痢を止めても良いのかや、下痢の場合の食事も悩むところです。
さらに、下痢のみで嘔吐や腹痛など他の症状が出なかったり、逆に他の症状はあるのに下痢しないといった場合もあるのでしょうか。
そこで今回は、ロタウイルスの下痢の期間はいつまでか、また下痢止め使用の注意点などについてご紹介いたします。
目次
ロタウイルスの下痢の期間はいつまで?ウンチの色は?
ロタウイルスの下痢は大人が感染した場合は2日から3日程度続くのが一般的ですが、下痢が治まれば体調もおのずと回復してくるようです。
ただ、乳幼児の場合は1週間から10日程度続くことも珍しくなく、その分回復も遅くなり、つらい状態が長引くのだとか。
なぜなら、小さなお子さんの腸は短く全体の面積に対してのウイルスの影響度が高いので、ダメージを受けやすく、水分や栄養分の吸収が悪くなるからだそうです。
また、ウンチの色や状態は一般的には「白で水っぽい下痢」が多いと言われていますが、これには個人差があり、灰白色、クリーム色、おうど色の場合もあるそうです。
特に、大人の場合のロタウイルスの下痢ほど、白ではないウンチの色をしていることが多いそうですよ。
ロタウイルスの下痢の時の食事は?乳製品はOK?
大人でも子どもでも、ロタウイルスで激しい下痢をしている最中は無理に食事を摂らずに、水分補給をしっかりする方が良いそうです。
そして、下痢が治まったり、症状が弱まったりしてきたら、なるべく薄味のおかゆやうどんなど消化の良いものなら食べて大丈夫だと言われています。
ただ、乳幼児の場合は注意点があり、ロタウイルスが原因の下痢の後に、ミルクや乳製品が原因の「二次性乳糖不耐症」という状態になることがあるそうです。
これは、ウイルスで弱った腸では乳糖を分解する能力が低下しており、乳幼児に欠かせないミルクがうまく吸収できず、下痢が長引いてしまうことがあるというわけです。
そして、この場合はミルクより母乳の方が良いそうで、ほかの乳製品の摂取は避けることをおすすめします。
ロタウイルスで下痢しない場合や下痢のみの場合はある?
ロタウイルスは他のウイルスと比較して胃腸症状が強く出やすいので、嘔吐と下痢の両方が起きる頻度は高いそうです。
ただ、やはり個人差はあり、軽症で下痢だけで終わる場合も、腹痛や嘔吐だけで終わる場合もあり、その期間も様々なのだとか。
たとえば、同じ期間に家族全員で感染しても、人によって下痢だけであったり、下痢をしなかったりと、症状は違うこともあるようです。
また、どちらかいうとロタウイルスよりノロウイルスの方が下痢だけの場合もあるようですので、心配でしたら病院で検査してもらうようにしましょう。
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ロタウイルスの時、下痢止めは飲まない方が早く治るってホント?
ロタウイルスで下痢を起こしている時の身体は、体内のウイルスを外に出そうとしている状態なのだとか。
そのため、下痢止めをむやみに飲むと、ウイルスがいつまでも体内に残ってしまい治りが遅くなるため、ロタウイルスの下痢の場合は下痢止めを飲まないよう推奨する声もあるようです。
ただ、病院で処方された薬の場合は、下痢止めと言われても処方箋を良くみると「整腸剤」である場合があるそうで、整腸剤の場合は飲む必要があります。
けれど、自己判断で市販されている下痢止めを飲んでしまうと、下痢をかなり強力に止めてしまうため、ロタウイルスの時には適していないようです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、ロタウイルスの下痢の期間はいつまでか、また下痢止め使用の注意点などをご紹介いたしました。
ロタウイルスの下痢の期間は、大人は3日程度で、乳幼児は1週間程度と長引く傾向があることがわかりましたが、やはり個人差があるようですね。
そして、なるべく市販の下痢止めは使用せず、病院で処方された場合は処方箋で成分を確認しながら、気になる点は薬剤師や医師に相談するようにしましょう。
また、乳幼児の場合は特に1週間以上も下痢が続くと、小さな身体にはとても辛いことですので、日頃からロタウイルスの感染予防を心がけて生活していきたいですね。
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