虫刺されにワセリンや馬油を使う時の注意点!効能と副作用も!
夏になると被害にあうことの多い虫刺されには、蚊やダニ、ノミなどが原因であることが多く、虫刺されの薬ですぐに治るものから、しこりが残るものまで様々です。
そして、虫刺されの治療にはワセリンや馬油を使う場合がありますが、その効能はどのようなものがあるのでしょうか?
また、虫刺されにワセリンや馬油を使う時の注意点や、副作用なども気になりますよね。
そこで今回は、虫刺されにワセリンや馬油を使う時の注意点や、効能と副作用について詳しくお伝えしていきます。
目次
虫刺されにワセリンや馬油はどんな効果がある?
はじめはぷつんとして小さな赤い点しかなかった虫刺されも、気づいたら水ぶくれができていたり、硬いしこりになって跡になってしまうことがありますよね。
また、虫刺されにあってかゆみを我慢できずにかいてしまうと、その手を介して細菌が入り込み2次感染を起こすことで、最初に刺された部位以外にも発疹が広がり、虫刺されが増えてしまうことがあります。
それから、ダニやブヨなどの虫刺されの場合は、刺されてから症状が現れるまで数時間から半日以上かかることもあり、気づいた時にはしこりのようになって硬い跡ができることもあります。
そんなとき、こうした虫刺されの痒みや痛みには、虫刺され用の薬として様々なものが出ていますが、馬油やワセリンを塗るのも効果的だそうです。
虫刺されでワセリンや馬油の効能は?
・ワセリン
ワセリンは石油を精製するときに出た、ワセリンの原料であるペトロラタムゼリーという油性の物質を取り出し、不純物を取り除いて高純度に製造したクリームです。
そして、優れた抗炎症作用と保湿力があるため、虫刺されのかゆみを抑え、傷ついた肌を再生させる力があり、特に純度の高い白色ワセリンは病院での治療にも使われていてオススメです。
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・馬油
馬油は、馬の油分から作られた軟膏で、人の肌と相性が良い馬セラミドが肌の角質まで浸透し、傷や痛んだ組織を健やかにしてくれるそうです。
そのため、虫に刺されたばかりの患部にはもちろんのこと、かき壊して色素沈着を起こしている場合でも、跡を残さないように皮膚の内側から働きかけてくれます。
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虫刺されにワセリンや馬油を使う時の注意点!副作用も!
このように、ワセリンや馬油は、虫刺されの炎症を治めるだけでなく、その後の皮膚の再生までサポートしてくれるのですね。
ただし、人によっては肌に合わず、発疹がひどくなるなどの副作用が生じる可能性があり、特に馬油に含まれるタンパク質が子供の肌と合わず、発赤などの副作用が見られる可能性があるので、その場合はすぐに使用を中止するよう注意しましょう。
また、虫刺されの痕が残らないように皮膚を再生する力のあるワセリンや馬油ですが、塗った直後に紫外線を浴びると、色素沈着を起こしてかえって虫刺されの痕を増やす要因になることもあります。
そのため、使用するのは夜のおやすみ前などに限るようにし、朝のおでかけ前などに塗らないように注意が必要です。
それから、ブヨなどが原因のひどい虫刺されで化膿していたり、毒素が強く、大きく赤い腫れが現れている場合は、馬油やワセリンだけでは、皮膚の中に入った細菌や毒素に対処できない場合があります。
なので、オススメの使い方としては、ワセリンや馬油を単体で使うのではなく、虫刺され用のステロイド軟膏薬の上から重ねるようにして塗るのが良いのではないでしょうか?
また、ステロイドは副作用の心配があるため、目の周りや陰部など、皮膚が薄くデリケートな部位への使用はオススメできないので、こうしたステロイドが使えない部位には馬油やワセリンで対処するのも良いでしょう。
虫刺されで痕が残らないようにする対処法のポイントは?!
ワセリンや馬油は、虫刺されの痕にも効果的ということでしたが、それ以外にも虫刺されの痕が残らないようにする対処法のポイントは何があるでしょうか?
・虫に刺されたら、手でかかない!つぶさない!
虫に刺されると、どうしても我慢ができなくて手でかいたり、つめで押して潰そうとすることが多いと思いますが、これは炎症を広げる原因にもなるので我慢しましょう!
・虫刺されの患部は温める?冷ます?どっちが正解?
虫に刺された直後は、患部に虫が毒成分を注入したばかりなので、熱を加えることで毒素を分解し、かゆみを抑えることができます。
そのため、皮膚の上に虫を発見したり、咬まれた跡を見つけた時には、43℃以上の熱いシャワーを30分ほど当てるか、自販機でも購入できるホットの缶飲料を当てると良いでしょう。
そして、虫に刺されてからしばらくして、患部が腫れているようであれば、氷水や冷えピタを貼って冷やすことで、かゆみを抑えることができるので、症状を見て温めるか、冷やすか判断することをオススメします。
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・熱いお風呂への入浴やアルコールは控えめに
虫に刺された直後を除き、熱いお湯に長く浸かることは血行を促進させてかゆみをひどくさせる原因になりますし、アルコールの摂取も同様のことが言えます。
そのため、虫刺されで痒みや痛みに悩んでいる場合は、お風呂への入浴の場合はぬるめのお湯に少し浸かる程度にし、アルコールも控えめにしておきましょうね。
・睡眠と栄養はたっぷりと!
虫刺されで傷ついた皮膚に痕を残さないようにするためには、食事から栄養をたっぷり取り、22時以降は十分な睡眠をとることで、肌を再生させることが大切です。
なので、キレイな肌を保ちたいのであれば、バランスの良い食事を心がけ、早めに就寝し、ぐっすり眠って体の内側から治していきましょうね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、虫刺されにワセリンや馬油を使う時の注意点や、効能と副作用について詳しくお伝えしました。
まず、ワセリンや馬油には優れた抗炎症作用や保湿作用があるため、虫刺されのかゆみを抑え、傷ついた皮膚を再生させる効能があり、ステロイドが使えない皮膚のデリケートな部位にも使えるのでしたね。
ただ、稀に肌に合わず発疹が出たり、馬油に含まれるタンパク質が子供の肌に合わず発赤などの副作用が現れることがあるので、その場合はすぐに使用を中止するべきとのことでした。
さらに、ひどい虫刺されで化膿したりしこりができている場合は、馬油やワセリンだけでは治せないので、ステロイドと重ねて使うと、皮膚の再生を促し効果的とのことでした。
虫刺されの痕が残るのは手でかいたり、血行を促進させるような行為が原因のことが多いので、虫刺されにあったら控えるようにし、栄養や睡眠をとって、体の内側から肌の再生をサポートしましょうね!
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