水いぼが顔などにできる原因で大人の場合は何?オススメの薬も!
水いぼというと、学童期の小さな子供がかかりやすい皮膚の病気というイメージが強いと思いますが、実は大人もうつる可能性があるそうです。
そして、特に大人の水いぼは顔などやっかいな場所にできることが多いので、原因が気になりますよね。
また、大人の水いぼが顔にできた時にオススメの薬も知りたいのではないでしょうか?
そこで今回は、水いぼが顔などにできる原因で大人の場合は何なのかといったことや、オススメの薬について詳しくご紹介します。
目次
大人の水いぼが顔などにできるのはなぜ?
水いぼは「伝染性軟属腫ウイルス」が原因で起こる皮膚の感染症で、直径5mm以下の表面がツルツルとした水疱性の発疹が体のあちこちに現れます。
そして、かゆみや痛みを伴うことはほとんどないのですが、患部に接触したり、患部を拭いたタオルの共用などでうつるので、集団行動の多い子供の間で流行しやすいのです。
ただ、大人の場合にも、アトピー性皮膚炎の方や、健康な肌の人でも免疫力が低下している時には水いぼがうつりやすくなるので注意が必要です。
また、大人の水いぼは顔や首筋にできやすいのですが、これは家庭内で水いぼに感染した子供が使ったタオルを共用して顔をふいたり、水いぼのウイルスがついた手で子供が大人の顔に触れることなどが原因と考えられています。
ちなみに、水いぼで皮膚科を受診すると、半年から1年ほど待てば自然治癒するので、特に治療する必要がないと言われることが多いのですが、かなり長期間ですよね。
でも、大人で顔に水いぼができてしまうと、オフィスワークなどで支障があるので、できるだけ早く対処したいのではないでしょうか。
オススメの薬は?
そこで、大人で水いぼが顔などにできてしまった場合は、次のような薬を使って早めに対処しましょう。
1) 飲み薬…ヨクイニン
水いぼに効果のある飲み薬なら、ヨクイニンと言って、はと麦の皮をむいた種子から作られる漢方薬がオススメで、水いぼ以外にもニキビなどの肌荒れに効果的です。
そして、顆粒と錠剤があるので飲みやすい方を選ぶと良く、漢方薬なので安心感もあり、皮膚科で保険適用内で処方してもらえますが、市販でも購入できます。
ただし、すぐに効くことはなく、3ヶ月から半年かけて徐々にいぼが小さくなっていくそうです。
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2) 塗り薬…イソジン
水いぼにイソジンというと意外かもしれないですが、うがい薬ではなく、イソジンきず薬(明治きず薬)とイソジン軟膏(明治きず軟膏)を使うので、間違えないように気をつけてくださいね。
そして、治療法はとても簡単で、患部を清潔にしてから、綿棒にきず薬をとり、ちょんちょんと患部につけて、さらにイソジン軟膏で覆い、絆創膏でガードします。
それから、絆創膏は毎日取り替えて清潔に保つようにすると良く、効果があるようなら3~4日でいぼが治ることもありますが、全く効かない方もいるそうです。
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3) かゆみ止めの塗り薬…ベトネべートN軟膏AS
水いぼはほとんどの場合かゆみや痛みを伴わないそうですが、稀にかゆい場合は、顔のいぼだと無意識にかいてしまい、それによって感染を広げる可能性があります。
そのため、水いぼがかゆくて皮膚科を受診すると、リンデロンというステロイド薬を処方されることが多いのですが、ベトネべートN軟膏ASはそのリンデロンと類似の作用がある市販薬です。
そして、かゆみの炎症をとるステロイドの「ベタメタゾン」と、細菌の繁殖をおさえる抗生物質の「ゲンタマイシン」が配合されているのでかゆみのある水いぼに効果的です。
それから、使い方は簡単で、皮膚を清潔な状態にしてから、綿棒に薬をとってから塗るだけで良く、綿棒は使い捨てにすると感染を防ぐことができますよ。
ただ、この薬の場合、長くても1週間以内にはある程度いぼを小さくさせる効果がありますが、ステロイドの作用で皮膚の免疫力が低下し、再発する危険性もあります。
また、ステロイドの強さも中程度あるので、副作用には十分な注意が必要で、顔や陰部などデリケートな部位には使用することができません。
そのため、使用期間も1週間以内に抑え、使用量も患部が少し光る程度の少量に抑えるようにし、もしもいぼがひどくなった場合は、すぐに使用を中止し病院へ行きましょう。
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水いぼの予防法はコチラ!
大人の水いぼは、顔などやっかいなところにでき、治すのも意外と大変なので、そもそもうつることがないよう予防することも大切ですよね。
そして、前述の通り、大人が水いぼにかかるのは、肌がダメージを受け、免疫力が低下している時なので、日頃から栄養や睡眠をたっぷりとるように心がけましょう。
特に、水いぼが流行する夏の時期は、日中の紫外線で肌にダメージを与えたり、冷房によって乾燥した状態が続くことで、肌の免疫力が低下しやすくなっています。
そのため、毎日のスキンケアで十分に保湿を行い、冷房で室内を冷やしすぎたりしないよう、温度調整にもこまめに気を配ると良いでしょう。
それから、近所で水いぼ流行の知らせを聞いたら、子供にもうつっている可能性があるので、子供の肌の変化に気を配り、タオルの共用などを避けながら早めに対処するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、水いぼが顔などにできる原因で大人の場合は何なのかといったことや、オススメの薬について詳しくご紹介しました。
まず、大人の水いぼが顔などにできやすいのは、既に感染している子供とタオルを共用し、顔を拭いた時などにうつるからとされているのでしたね。
なので、顔の水いぼに対処できる3つの薬を紹介し、ヨクイニンで時間はかかるけど安心の漢方薬でじっくり治す方法や、イソジンで簡単に対処する方法と、かゆみがある場合にオススメのステロイド入りの軟膏薬についてお伝えしましたね。
また、大人の水いぼは肌がダメージを受け免疫力が低下している時に感染しやすいので、日頃から栄養や睡眠を十分にとり、保湿をたっぷり行ってケアを行うと良く、家庭内でもタオルの共用などは避けると良いのでした。
水いぼは子供の病気と軽く見ずに、大人も十分に注意して対処しましょうね!
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