突発性発疹で熱が出ない時や微熱の時の事例と注意点!
生まれたばかりの赤ちゃんで、いきなり40度近くの高熱を出し、下がったかと思えば全身に発疹が出ることがあります。
これは突発性発疹といい、生まれて初めて高熱を出す時がこの病気が多く、初めてのパパやママはビックリすることが多いそうです。
そして、突発性発疹は熱が出たあとに発疹が出るというのが通常のケースで、高熱がポイントになるのですが、ごく稀に熱が出ない時や、微熱のまま発疹へと進むケースもあるのです。
ただ、熱が出ないまま発疹がでると、水疱瘡や他の症状と勘違いしてしまい間違った処置をしてしまうこともあります。
そこで今回は、そんな突発性発疹で熱が出ない時や、微熱の場合の症状や注意点をご紹介いたします。
目次
突発性発疹はどんな病気なの?
突発性発疹はヒトヘルペスウイルスの6型と7型が原因となる感染症の一つで、感染力は弱いですが人にうつる病気です。
そして、特に生後6か月ぐらいから1歳くらいまでの赤ちゃんがかかることが多く、症状としては、38度近い高熱が3日~4日ほど続き、熱が下がったころから発疹が現れる病気なのです。
ただ、高熱の割には、比較的、元気でお子さんの機嫌が良いことが多いのですが、発疹が出てから機嫌が悪くなることがあります。
また、発疹が出る場所も胸やお腹、背中に多く現れ、手足にはめったに出ません。
そして、基本的には自然治癒する病気ですが、まれに脳炎や脳症、劇症肝炎、血小板減少紫斑病などの重篤な合併症を起こすことがあるので注意が必要です。
突発性発疹で熱が出ないことや微熱ってこともあるの?
突発性発疹にかかっていても、高熱が出ないことや、微熱のままで発疹が出るということもあります。
というのも、突発性発疹は比較的弱めなウイルスによる感染症ですので、確実に発熱するということではないのです。
これは、人種や国でも違っていて、日本人の場合、98%のお子さんが高熱を出すそうですが、例えばアメリカの場合は、30%程度のお子さんしか発熱と言った症状も現れないそうですよ。
ちなみに発疹に関しても、発熱と同じ割合の日本人98%、アメリカ人30%だそうです。
ただ、自身の免疫力の低下で、現れる症状でもあるので、症状は一概には言えないということですね。
しかし、ヒトぺスウイルスの抗体を持っているかどうかで症状に違いがありますので、自己判断で病気を決めつけないことが大事です。
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突発性発疹で高熱が出ない時の注意点は?
突発性発疹で熱が出なくて、軽く済んで良かったと安心してはダメです。
基本的に、この病気は一度かかるともうかからないと言われていますが、突発性発疹はかかったウイルスに対してのみ免疫がつくので、他のウイルスにかかれば、また発症することもあるのです。
それに、違ったウイルスによる発症だと、前は微熱だったのに、今度は高熱と言うこともありえますので、お子さんの状態には注意してください。
それと、熱が出ないまま発疹が出たので、あせもや水疱瘡と間違えた判断をし、違う処置をしてしまうことがあるので、自己判断せずに病院に行き、医師に判断してもらうことも大事なことです。
極端な例では、自然治癒に任せればいいものを、発疹の薬を塗ってひどくなるということもあるそうですよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
突発性発疹で熱が出ない時や微熱の時の事例と注意する点をご紹介してきましたが、突発性発疹だからといって、高熱が出るということではないことがわかっていただけたでしょうか。
しかし、感染するウイルスの型によっても症状は異なるので、症状を決めてかからない方が良いということでした。
ただ、基本的には症状が軽めのウイルスのため、薬の力を使わず、自らの抵抗力で自然治癒させることが大事になりますので、注意深く症状を見守り、治していくようにしましょう。
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