水いぼの治療期間と液体窒素や硝酸銀の効果!市販薬のオススメも

画像1水いぼは、3歳から15歳までの子供が感染しやすいウイルス性の皮膚の病気ですが、体のあちこちにたくさんできたり、顔などにできることもあるのでやっかいですよね。

そのため、特に大人は、水いぼができたらできるだけ皮膚科で治療をしたいと思う方も多いと思いますが、硝酸銀や液体窒素による効果はどうなのか、気になりますよね。

また、水いぼの治療期間はどれくらいかかるのか、また、市販薬の塗り薬のオススメなども気になるのではないでしょうか?

そこで今回は、水いぼの治療期間と液体窒素や硝酸銀の効果と、市販薬のオススメについて詳しくお伝えしていきます。

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水いぼの治療期間!液体窒素や硝酸銀の効果はあるの?

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水いぼは、正式名を伝染性軟属腫といって、ウイルス性の皮膚の感染症のことを言い、子供がかかりやすいのですが、大人にもうつることがあります。

そして、水いぼは、硬くガサガサした一般的ないぼと違い、表面がツルツルとしている水疱型の発疹で、サイズは直径3mm~5mmなのですが、かゆみや痛みを伴わないことが一般的だそうです。

ただし、症状には個人差があり、サイズも大きなものから小さなものまで様々で、はじめから痛みやかゆみを伴う場合もあるといったように個人差が大きいので、対処に困りますよね。

それから、子供の場合は半年から1年かけて体に免疫がついて自然に治癒するのを待つことも多いですが、特に大人の場合はできるだけ早く治したいのではないでしょうか?

そこで、皮膚科の水いぼの専門治療で、液体窒素や硝酸銀の詳しい治療方法や治療期間などについて見ていきましょう。

1) 液体窒素の治療方法と治療期間?

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液体窒素は、簡単に言うと凍結と融解を繰り返す治療法のことで、マイナス196℃位の超低温の液体を綿棒に染みこませ、患部を急激に冷やして低温やけどをさせます。

こうすることによって、皮膚表面の異常組織を壊死させることができるので、この下の皮膚が細胞分裂を始めて、新たな皮膚が再生してきます。

このように、凍結と融解を繰り返すことで、ウイルスを徐々に上へ押し上げ、いぼの原因を絶つことから「冷凍凝固療法」とも呼ばれているそうです。

そして、液体窒素は健康保険が適用され、レーザー療法などに比べて自己負担額が1,000円以下と格段に安く、治療時間も1回につき5分程度と短時間で済みます。

ただし、液体窒素を押し当てた患部組織は、凍傷によって壊死するため、治療後、しばらくすると黒く変色したり、内出血を起こすこともあるので、無理に水疱をつぶすような行為は絶対に避け、必ず医師の指示に従ってください。

また、1回でいぼを全て取り除くのは困難なので、完治させるために何度も通院しなくてはならず、完治までに3ヶ月~1年かかることも多くて、治療はかなり強い痛みを伴うので、途中で断念してしまう人も多いようです。

さらに、いぼが皮膚の奥深くまで入り組んでいる場合は、液体窒素では取り除くのが難しく再発を繰り返すケースもあるので困ってしまいますね。

したがって、気軽に安く受けられるので、いぼの数が少ないのであればオススメしたい治療法ですが、強い痛みを伴い、場合によっては長期に及ぶこともあるのが難点です。

2) 硝酸銀の治療方法と治療期間は?

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皮膚科では、実はピンセットによる水いぼ除去が最も簡単でポピュラーな除去法で、水いぼをピンセットでつまんで、中の白い内容液を取り出し、消毒して処置を行います。

ただし、この方法のデメリットは痛みと出血を伴うことで、子供が泣いて嫌がるので小さな子にはオススメできず、大人でも耐えきれない痛みを感じる場合があるようです。

その点、硝酸銀は痛みを伴わず、広範囲でいぼが小さいときに適した治療法で、治療法は綿棒に硝酸銀をつけて、患部に塗るだけで良く、3日程度続けて処置を行います。

そして、2~3週間で黒色に変化してぽろっと剥がれ落ち、もしも患部が茶色く色素沈着していても、数ヶ月で元の肌色に戻るので、心配はありません。

ただし、硝酸銀液が皮膚の他の部分についてしまうと、ただれる可能性があるので、動きが多い子供には皮膚付着によるただれやかゆみが心配されますが、大人であれば問題なさそうですね。

そして、硝酸銀の場合も原則として健康保険が適用されるので、診察料込みで2,000円前後で済むことが多いようです。

市販薬のオススメも!

このように、皮膚科の専門治療にトライしてみるのも良いですが、仕事が忙しい大人や、子供に突然水いぼができたときは、市販薬で応急処置ができると便利ですよね。

そこで、ステロイド軟膏薬と、ステロイド以外の薬を使った対処法を紹介します。

1)ベトネべートN軟膏AS

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皮膚科で水いぼの塗り薬を処方される場合、リンデロンというステロイド薬であることが多いのですが、ベトネべートN軟膏ASはそのリンデロンと類似の作用がある市販薬です。

そして、かゆみの炎症をとるステロイドの「ベタメタゾン」と、細菌の繁殖をおさえる抗生物質の「ゲンタマイシン」が配合されているので、水いぼ治療に即効性があります。

それから、使い方は簡単で、お風呂上がりなど皮膚を清潔な状態にしてから、綿棒に薬をとってから塗り、綿棒は使い捨てにすると感染を防ぐことができますよ。

そして、この薬の場合は、長くても1週間以内にはある程度いぼを小さくさせる効果がありますが、ステロイドの作用で皮膚の免疫力が低下するため、再発する可能性があります。

また、ステロイドの強さも中程度の強さなので、副作用には十分な注意が必要で、顔や陰部などデリケートな部位には使用することができません。

そして、使用期間も1週間以内に抑え、使用量も患部が少し光る程度の少量に抑えるようにし、もしもいぼがひどくなってしまったり、皮膚が薄くなり毛が濃くなるといった副作用が現れた場合は、すぐに使用を中止し、医師に相談するようにしましょう。

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2)イソジン

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ステロイド薬は即効性もあり、使用上の注意を守れば安全なんですが、どうしても抵抗があって使えないという方には、イソジンがオススメです!

ただし、「イソジンうがい薬」ではなく、「イソジンきず薬(明治きず薬)」と「イソジン軟膏(明治きず軟膏)」を使うので、注意して下さいね。

そして、イソジン軟膏の主成分は「ポピドンヨード」で、優れた殺菌作用があり、ウイルスを死滅させる効果があるので、水いぼのウイルスを退治してくれます。

それから、対処法も簡単で、2つの薬の他に、コットンボールと、ガーゼとテープ、または絆創膏を用意して次の通り、患部を治療してみましょう。

1) コットンボールにイソジンきず薬を含ませ、ピンセットでつまみ、患部に蓋をするように塗りつける

2) さらに患部を覆うようにして、イソジン軟膏を塗りこむ

3) その上に、ガーゼを乗せ、テープで固定するか、絆創膏を貼る

この対処法を1日に1度、お風呂上がりに行うと、早い方では3~4日で治ったという方もいるようなので、簡単で即効性もあり、やってみたくなる対処法ですね。

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水いぼの感染経路は?予防法も!

水いぼは、いぼ部分を触った手で他の部位や他の人の肌に触れたり、ウイルスのついたタオルや衣服などの共用といった「接触感染」でうつります。

そのため、子供はプールなどの集団行動で接触して感染し、大人はその子供からうつされるケースがあるので、家庭内での予防に注意が必要ですね。

また、アトピー性皮膚炎の方など、皮膚のバリア機能が低い方ほど感染しやすいとされていて、健康な肌の方でも夏は紫外線を浴びて皮膚のバリア機能が低下するので、うつりやすくなります。

なので、家庭内で子供が感染した場合は、タオルや衣服の共用は避けるようにし、お風呂へ一緒に入浴するくらいは大丈夫ですが、接触に注意を払うようにしましょう。

そして、外で紫外線を浴びた後は、お風呂上がりにしっかり保湿をすることで皮膚を守り、たっぷりと栄養や睡眠をとって肌の再生を促すようにしましょう。

そうして、肌のターンオーバーを毎日きちんと繰り返すことで、水いぼのウイルスに負けない健康な肌を維持することができますよ。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、水いぼの治療期間と液体窒素や硝酸銀の効果と、市販薬のオススメについて詳しくお伝えしました。

まず、水いぼで液体窒素は、マイナス196℃の超低温の液体を綿棒で患部につけて凍結と壊死を繰り返し、肌を再生させる手法ですが、強い痛みがあり治療も複数回行って、期間は半年以上に及ぶのでしたね。

そして、硝酸銀は綿棒にとって患部に塗ると、2~3週間でいぼが落ち、色素沈着しても数ヶ月でキレイに治り、保険も適用されるのでオススメですが、他の部位に硝酸銀がつくとただれるので、子供は心配とのことでした。

また、応急処置で便利な市販薬にはステロイドのベトネべートと、ステロイド非配合でイソジンを紹介し、ステロイドの場合は使用上の注意を守ると良いのでしたね。

水いぼは家庭内の接触感染で大人にうつることが多いので、毎日の保湿と栄養、睡眠をたっぷりとって肌を再生させ、しっかり大事な肌を予防しましょう!

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