溶連菌の発疹の期間やかゆみに効く薬!熱なしの時に登園は良い?
溶連菌に感染すると、発熱や喉の炎症とともに、口の中や体に赤い発疹が現れるのですが、どれくらいの期間出ているのでしょうか?
また、溶連菌で発疹が出ていても、熱なしの時には保育園などへ登園させて良いのかも気になりますよね。
それから、溶連菌の発疹のかゆみに効く薬や、ステロイドについての注意点についても知っておきましょう。
そこで今回は、溶連菌の発疹の期間やかゆみに効く薬や、熱なしの時に登園は良いのかといったことについて詳しくお伝えしていきます。
目次
溶連菌の発疹の期間やかゆみに効く薬は?
溶連菌の症状!発疹はいつまで?
溶連菌に感染すると、次のような症状が現れることが多いようです。
・突発的に38℃~39℃の高熱を生じる
溶連菌を発症すると、突然高熱が現れ、中には40℃近い高熱を出す人もいるようです。
・激しい喉の痛みと喉の炎症
溶連菌感染症の特徴は、つばも飲み込めないくらい激しい喉の痛みで、特に子供よりも大人の方が痛みが激しいようです。
そして、口の中をのぞくと、のどちんこの辺りに赤いプツプツとした小さな発疹が多数でき、中にはそこから炎症が広がり、口内炎ができる方もいます。
・舌の症状
溶連菌の場合は、発熱とともに、舌の表面が真っ白になり、そのまま治療しないでいると3~4日経ってから白い舌が消え、赤いプツプツとした発疹がたくさんできます。
また、その様子がいちごに似ているので「いちご舌」と呼ばれているそうです。
・発疹
溶連菌の発疹は発症してから1日~2日ほどで出てきて、首や胸のあたりから始まって、手首や足首、そして全身へと広がっていきますが、出ない方もいます。
そして、発疹はかゆみや痛みを伴う場合がありますが、体の中の細菌が増殖していることが原因なので、基本的には細菌を退治する抗生剤の服用が最善の治療方法となります。
それから、薬の服用を始めてから1週間ほどで発疹がなくなり、手足の皮が徐々にむけていって、痕も残らずキレイな皮膚になるそうです。
発疹のかゆみに効く薬は?ステロイドも!
かゆみをどうしても我慢できない場合は、皮膚科を受診して処方してもらうか、市販薬の塗り薬を購入して、使用することをオススメします。
ただし、溶連菌感染症の場合は、塗り薬だけ使用しても一時的に炎症を抑える効果しかなく、また再発してしまうため、必ず病院で処方される抗生剤の服用を忘れないようにしましょうね。
・リンデロンVG軟膏
リンデロンVG軟膏は、病院の処方薬にもよくある軟膏薬で、殺菌作用のある抗生物質ですが、ステロイド薬のため使用上の注意があります。
そのため、皮膚の薄い部分への使用は避け、長くても1週間以内の使用にとどめるなど様々な注意点があるため、できるだけ医師に相談して処方してもらい、指示に従って使うことをオススメします。
そして、もしも発疹や皮膚が薄くなるなどのステロイド特有の副作用が現れた場合は、すぐに使用を中止して病院を再度受診するようにしましょう。
・新レスタミンコーワ軟膏
塩酸ジフェンヒドラミンを配合し、かゆみの原因であるヒスタミンの働きを抑え、のびやすく塗りやすい乳剤性軟膏で、広い患部にも塗りやすくオススメです。
そして、この軟膏薬は薬局でも購入できるので、病院を受診する時間がない時にも使用できますが、ステロイド配合薬のため、必ず使用上の注意は守るようにしましょう。
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溶連菌感染症にかかっても熱なしの時に登園はOK?
前述の通り、溶連菌に感染するとほとんどの場合高熱が現れ、喉の痛みが生じますが、細菌には様々なタイプがあるため、その種類によっては熱が出ない場合もあります。
そのため、熱が出なくて発疹が現れている場合、他の病気と見間違わないためには、口の中の白い舌やいちご舌、のどちんこの発疹も確認するようにしましょう。
そして、喉のあたりを中心に細菌が増殖するため、その炎症反応として、首の近くから胸のあたりへと皮膚の表面に発疹が現れることも特徴です。
特に、子供はあせもや突発性発疹など、発疹の症状を出しやすいので、見分け方を覚えておくと便利ですよ。
また、保育園への登園については、熱のあるなしに関わらず、病院で処方された抗生剤を飲んでから少なくとも24時間は感染力が強いため、登園しないようにしましょう。
そして1日経った以降は急激に感染力が弱まり、2~3日で高熱や喉の痛みといった急性期の症状も治まるので、子供も元気に動き回れるようになります。
ただ、発疹が治まるには1週間かかり、もしもかゆみを手でかいてしまって、炎症が広がりとびひ状態などになっている場合は、細菌が接触感染でうつる可能性があります。
そのため、薬の服用から2~3日が経ち、もし元気そうであれば、マスクを着用し、炎症部分はガーゼなどで保護した上であれば登園できなくはないでしょう。
しかし、保育園によっては独自の基準を設けている可能性もあるため、念のため園と相談し、医師の許可が下りてからにする方が安全です。
そして、溶連菌の薬の服用は10日ほどかかり、副作用が生じることも多いため、子供は倦怠感や食欲不振などに悩まされている可能性もありますので、無理は禁物です。
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溶連菌の感染経路は?予防法も!
溶連菌は、主にくしゃみや咳などの飛沫感染によってうつるとされていて、体の発疹を手でかいてしまい、炎症を起こしてとびひ状態になると、接触感染でもうつります。
そして、皮膚への接触以外にも、タオルや食器の共用などでもうつるため、次のポイントを参考にして予防するようにしましょう。
・手洗いやうがいを徹底し、マスクを着用する
地道なようですが、帰宅した時や、食事の前などはこまめに手洗いとうがいを徹底するようにし、特に家庭内に感染者が現れた場合は2度ずつ行うと良いでしょう。
そして、マスクを着用すると、外出先でくしゃみや咳によってうつされる心配が少なくなり、家庭内でも寝る時などは加湿も兼ねてマスクを着用する習慣をつけると良いです。
・手の爪は短く切る
皮膚のかゆみを手でかいてしまい炎症を起こす場合は、手が元々持っている常在菌が原因で悪化することが多いので、特に手の爪は短く切り、清潔な状態を保つようにしましょう。
そして、溶連菌の感染者だけでなく、家族全員で日頃から守ることによって、いざという時に無理なく予防することができますよ。
・お風呂は感染者と一緒に入らない
お風呂の中では、皮膚の炎症や、ふいに出るくしゃみなどを予防することが難しいため、家庭内で感染者が現れたら、一緒に入浴することは避けるようにしましょう。
そして、感染している人にとっても、高熱が出ている時の入浴は皮膚の発疹を悪化させ、体力を消耗して辛いので、治るまではシャワーのみにするか、濡れたタオルで拭くだけでも十分でしょう。
溶連菌の潜伏期間は2~5日間もあるので、気づかぬうちに周りへ感染が広がっている可能性も高いのですが、日頃から予防に努めておくことで、できるだけ感染しないように対処することができます。
そして、もし周りで溶連菌が流行しているようなら、喉の状態などをこまめにチェックし、できるだけ早く初期症状に気づくことができるようにしておきましょうね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、溶連菌の発疹の期間やかゆみに効く薬、また、熱なしの時に登園は良いのかといったことについて詳しくお伝えしました。
まず、溶連菌の発疹の期間は1週間ほどで、かゆみにはリンデロンVGなどのステロイド軟膏薬を紹介しましたが、使う場合は医師に相談して病院で処方されたものにし、必ず使用上の注意を守って使うとのことでした。
また、発熱はせず、発疹や喉の炎症だけの場合もありますが、熱のあるなしに関わらず、抗生剤の服用から24時間以内は細菌の感染力が強いため、登園することはできないのでしたね。
そして、1日経った以降も10日間は、薬の副作用で体が辛かったり、発疹の炎症で接触感染の可能性もあるため、園とも相談し、医師の許可を得てから登園を再開するとのことでした。
完治した後も合併症の恐れなどがあるため、無理をさせずに様子を見守るようにしましょうね!
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