溶連菌で唇や口の中に症状が出た時の対処法と注意点!口内炎も!

画像1溶連菌は、5歳から15歳までの子供が感染しやすく、特に冬の時期に多いとされていますが、都会では1年中流行るそうです。

そして、溶連菌に感染すると、のどの炎症により、唇がただれたり、口内炎ができるなど、口の中に症状が出るので、対処法と注意点を知っておきたいですよね。

また、溶連菌に感染した時の症状の特徴は、高熱やのどの痛みなので、風邪やインフルエンザや、他の感染症と見分けがしづらいので困るのではないでしょうか。

そこで今回は、溶連菌で唇や口の中に症状が出た時の対処法と注意点や、口内炎についても詳しくお伝えしていきます。

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溶連菌で現れる唇や口の中に現れる症状は?口内炎も!

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溶連菌に感染すると、2~5日ほどの潜伏期間を経て、まずは38℃~39℃の高熱が現れ、同時にひどい喉の痛みが生じます。

そして、口の中をのぞくと溶連菌の感染により舌の表面が真っ白になり、のどちんこに紅い発疹がプツプツとできているのが確認できるのではないでしょうか。

さらに、首や胸あたりから紅く細かい発疹が現れて、体中に広がり、かゆみや痛みを伴うようだったら、溶連菌に感染している可能性が高いです。

そのため、病院を受診してのどの粘液で検査を行うと、10分程で溶連菌の感染の有無を確認することができ、抗菌作用のある抗生剤などの服用を開始します。

そして、抗生剤の服用を開始した後も、のどの痛みが緩和されるまでには3日~1週間ほどかかってしまいますが、その間の水分補給や食事でのどの炎症に刺激を与えてしまうことで、口の中に何個も口内炎ができることがあります。

ちなみに、抗生剤の服用が遅れると、発症から3日ほどで白い舌が消えて、舌の表面に紅いツブツブとした発疹ができるので「いちご舌」と呼ばれる症状が現れます。

また、溶連菌の合併症で、しばしば口角炎(こうかくえん)を起こし、唇の両端がただれて、食べ物がしみて傷むこともあるそうです。

溶連菌で唇や口の中に症状が現れたときの対処法と注意点はコチラ!

溶連菌で口角炎になったり、口の中にいちご舌や口内炎が現れた場合、口内炎用の塗り薬や、口角炎対症薬などを使うこともできますが、表面的な治療にしかなりません。

それには、こうした症状の原因が体の中の溶連菌の炎症で起きているという理由があります。

そのため、基本的には症状はしばらくの間我慢し、医師に処方された薬を最後まで飲みきることで体の中から治していくしかありません。

また、溶連菌の抗生剤には、飲み合わせによってはけいれんを引き起こすものなどもあるため、特に解熱鎮痛剤などとの併用は絶対にNGで、他の市販薬についても、病院で相談してから使うようにしましょう。

そして、次の2点についても注意しましょう。

1) 脱水症状予防

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口の周りや口の中に炎症が起きていると、水分補給がとてもつらくなりますが、溶連菌では発熱や下痢、嘔吐、薬の副作用による喉の渇きなどで脱水症状になりやすいです。

そのため、普段よりも意識して、こまめに水分を補給すると良く、水分だけでなく塩分もバランス良くとれるスポーツドリンクなどが適しています。

ただし、スポーツドリンクを一気に飲むと急性糖尿病になる危険があるため2~3倍にうすめて飲むことをオススメします。

それから、どうしても水分補給ができず、ぐったりして顔色も悪くなってきたら、我慢せずに病院で点滴投与を受けるようにしましょう。

2) 栄養補給

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病気から体を回復させるためには、栄養補給をして免疫力をつけることも大切ですが、口の周りや口の中に炎症が起きていると食べづらいですよね。

また、抗生剤の副作用で吐き気や食欲が低下することもあるので、溶連菌の時は無理をせず、辛ければアイスクリームやゼリーでも良いでしょう。

ただし、冷たい食べ物は体を冷やしすぎるのでほどほどの量にした方が良く、できればお粥や、かぼちゃなどを加えた雑炊の方が体を温めてくれるのでオススメです。

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間違えやすい他の感染症との見分け方はコチラ!

子供がかかりやすく、高熱やのどの痛みを生じる病気は他にもいくつかあり、個人の判断で間違えると、適切な処置を行えずに症状が悪化する可能性があります。

そのため、特に間違えやすい4つ病気との見分け方を紹介するので、判断に迷った場合は、参考にして下さい。

・風邪

風邪もウイルスへの感染によって起こる症状ですが、ウイルスは200種類以上あるとされ、根本的な特効薬はまだありません。

ただ、病院でも発熱時に受診すると、溶連菌を「のどの風邪」と誤診してしまうことがあり、溶連菌に効く抗生剤を処方してもらえない可能性があります。

そのため、家庭内などで溶連菌の感染者がいるようなら、病院を受診するときに伝えると、のどの検査をしてもらえて、溶連菌の感染の有無が明らかになります。

・インフルエンザ

インフルエンザの症状にも高熱やのどの痛みといった溶連菌によく似た症状がありますが、初期症状の段階で検査を行えばウイルスへの感染の有無が明らかになります。

また、手足や舌の発疹が生じることはないので、見分けるときにはまずは口の中をチェックし、体に発疹が現れていないのか確認するようにしましょう。

・ヘルパンギーナ

ヘルパンギーナは風邪のウイルスによる高熱とのどの痛み、そして口内炎といった症状が現れる病気ですが、特に夏に流行するので溶連菌と間違えることは少ないです。

また、のどにできる発疹は水疱で、すぐに破れ、それによって口内炎が広がるので、発熱とともに喉の痛みを感じたら、のどを観察すると良いでしょう。

・口唇ヘルペス

疲れがたまっている時にできる口唇ヘルペスは、くちびるの周りに赤い水ぶくれができ、かゆみや痛みを伴う症状です。

ただ、溶連菌の場合は口の中には発疹ができますが、口の周りに生じることはないので、これを見分けるポイントとすると良いでしょう。

このように、違いを見分けるにはよく症状を観察すると良いですが、症状には個人差があるので、少しでも判断に迷ったらすぐに医師と相談するようにしましょうね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、溶連菌で唇や口の中に症状が出た時の対処法と注意点や、口内炎についても詳しくお伝えしました。

まず、溶連菌で口の症状は、口の中ではのどの発疹が炎症を起こして口内炎が増えたり、溶連菌の合併症で口角炎を起こし、唇の両端がただれて痛むこともあるそうです。

そして、こうした症状は体内の細菌を退治しない限り治らないので、溶連菌に効く抗生剤を服用し、他の市販薬との併用は医師と相談してからにすると良いのでしたね。

また、脱水症状予防や栄養補給も対処法の注意点として紹介しました。

さらに、風邪など溶連菌と間違えやすい症状との見分けるポイントをお伝えしたので、間違えて対処が遅れ、合併症などにかからないように十分注意しましょう。

溶連菌はきちんと対処すれば1週間ほどで治るので、普段通りの口で美味しく食事ができるように早くしましょうね!

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