突発性発疹の症状が軽い発疹でない時や発疹少ない時の対処法!
赤ちゃんが生まれて初めて経験する発熱の多くが「突発性発疹」と言われ、症状としては高熱と、熱が下がってから発疹が出ることが一般的なようです。
ただ、突発性発疹の症状が軽い場合、「発疹でない!」という時や、「発疹少ない」と感じる時があるそうで、周りの子どもと比べてあまりに違うと、また別の病気なのではと心配になりますよね。
そこで今回は、突発性発疹の症状が軽いために発疹がでない時や発疹が少ない時の対処法についてをご紹介いたします。
目次
突発性発疹の症状で発疹がでない時や少ない時もある?
突発性発疹の一般的な症状は、突然38~39度ぐらいの高熱が3~4日ほど続いた後、熱が下がった頃にお腹や背中を中心に発疹が現れると言われています。
しかし、突発性発疹の症状にはとても個人差があるようで、前述したような一般的な症状をたどる子どもは患者全体の半数以下なのだとか。
そのため、突発性発疹と診断されたけれど、専門医にしか判断できないほどの薄い発疹であったり、数か所にぽつぽつと発疹ができるだけの軽い症状の子もいるようです。
また、発熱に関しても40度近くの高熱が5日程度続く子もいれば、37度程度の微熱が1日だけで治まる子もいると言われています。
突発性発疹の症状で発疹がでない時や少ない時の注意点はコチラ!?
突発性発疹は「ヒトヘルペスウイルス6型/7型」が主な原因ウイルスとなる感染症で、どちらの型に感染するかでも症状が異なる場合があるのだとか。
そのため症状が軽く、発疹がでない時や少ない時でも、身体の中にウイルスが残っていて、後日発疹がひどくなった事例もまれにあるようです。
なので、発疹がほとんど無く元気そうに見えても、熱が下がってから数日は注意深く子どもの様子を見てあげて、異変を感じたら病院に行くようにしましょう。
また、突発性発疹は、医者でさえも「発疹が出ているから突発性発疹だね」と診断するほど見分けることが難しいそうで、特別なウイルス検査でしか原因を正確に特定することができないのだとか。
ただ、突発性発疹の症状自体は、そこまで重症化することは無く、特別な治療法も無いそうなので、発熱時にきちんと水分補給をして、回復してきたら消化の良い食事を与えてあげれば大丈夫です。
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突発性発疹で発疹後にまた発熱することはある?
突発性発疹の症状が軽ければ、発疹がでない時や発疹が少ない場合もあるそうですが、発疹が発熱の前に出ることは無いようです。
また、うっすらでも発疹が出た後に、再度熱が上がってきてしまった場合は、別の病気を疑った方が良いかもしれません。
その場合に一番多いパターンとして、突発性発疹と風邪を併発してしまったために、発疹後に発熱することがあるそうです。
他にも、赤ちゃんや幼児がかかりやすい病気に「川崎病」や「ヘルパンギーナ」、「手足口病」などがありますが、これらには突発性発疹と共通している症状があるため、間違うこともあるのだとか。
そして、これらの病気は、ごくまれに髄膜炎など他の感染症を引き起こす可能性があり、そうなると突発性発疹よりも危険度が増してしまいます。
したがって「発疹が少なくて、症状が軽いから良かった」と安心せずに、発疹後に発熱などが出ていないか、体調に異変は出ていないかを注意深く見てあげてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、突発性発疹の症状が軽いために発疹がでない時や発疹が少ない時の対処法についてご紹介いたしました。
突発性発疹の症状は個人差がかなりあるので、発疹が必ずしも全身に広がるわけではないようですね。
どちらかというと心配なのは、発疹後に体調が再び崩れた場合で、そうなると別の病気を併発している可能性があることがわかりました。
なので、突発性発疹の症状が軽い場合でも油断せずに、お子さんの様子をきちんと見てあげて、異変を感じたらすぐに病院で診てもらってくださいね。
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