突発性発疹で下痢や嘔吐がある時の対処法と注意点!吐く原因も!
突発性発疹は、小さな赤ちゃんなら一度はかかるウイルス性の感染症で、高熱や発疹が現れますが、稀に下痢や嘔吐をする場合があるようです。
そのため、突発性発疹で吐く時の原因について知っておきたいですよね。
また、突発性発疹で下痢や嘔吐がある時はどのように対処したら良いのか、注意点は何かということも気になりますよね。
そこで今回は、突発性発疹で下痢や嘔吐がある時の対処法と注意点や、吐く原因について詳しくお伝えしていきます。
目次
突発性発疹で下痢や嘔吐がある時の対処法と注意点!
突発性発疹の原因と症状はコチラ!
突発性発疹は、生後6ヶ月から2歳までの赤ちゃんが一度はかかるとされているウイルス性の感染症で、特に風邪を引いている子供に多く、次のような症状が現れます。
・38℃~39℃の高熱が2~3日続くが、赤ちゃんは元気そうで機嫌も良い
・熱が下がってくると全身に発疹ができ、この頃から赤ちゃんの機嫌が悪くなり、顔や手足には少ないがそれ以外の部位にたくさん発疹ができる
・全身の発疹も2~3日程度で消えて、痕も残らずに治る
そして、突発性発疹の原因となるウイルスはヒトヘルペスウイルス(HHV)といって、その6型が85%を占め、残りのほぼ7%がHHV7型です。
ただ、稀にエンテロウイルスが原因となる場合があるのですが、感染しても症状に現れにくいことが多いので、感染がわかりにくいという特徴があるそうです。
そして、エンテロウイルスが原因の場合は、稀に脳炎などの症状を合併し死に至ることもあるので、もしも赤ちゃんがぐったりしていたらすぐに病院を受診しましょう。
突発性発疹で下痢や嘔吐がある時の対処法と注意点!吐く原因も!
突発性発疹の場合、一時的に胃腸が弱ることが原因で下痢を伴う場合もあります。
1)突発性発疹の熱が3~4日続いた終わり頃に下痢が始まり、発疹が出ている期間に下痢が出て、発疹が治まる頃に下痢も一緒に止まります。
2)便の色によっては他の症状を合併している危険性があるので、次の通りチェックしましょう。
・黄色系…茶色、黄色、真っ黄色の下痢は通常の便の色なので心配の必要はありません。
・緑色…肝臓から分泌される胆汁色素が原因で、赤ちゃんには頻繁に見られる症状なので、健康に害があるわけではありません。
・白色…乳白色の場合は、ロタウイルス下痢症の可能性があるため、すぐに病院へいきましょう。
また、熱はなく、嘔吐や下痢をする場合は「嘔吐下痢症」にかかっているか、他の細菌やウイルスによる食中毒の可能性も考えられるため、病院で検査をすると安全です。
そして、突発性発疹にかかると吐くこともあり、胃腸が弱っていることが原因の場合が多いですが、細菌による感染が脳や髄膜に及び炎症が起きていることもあります。
そのため、もしも赤ちゃんがぐったりしてひどく機嫌が悪いようであれば、脳炎や髄膜炎の疑いがあるので、できるだけ早く病院を受診するよう注意しましょう。
その上で、次のような点に気をつけて、ホームケアを行いましょう。
1) 脱水症状対策
下痢や嘔吐をすると、赤ちゃんは体から大量に水分を失っているため、脱水症状にかかる危険性があります。
そして、脱水症状対策には、水分だけでなく塩分も必要なので、2つがバランス良く含まれたベビー用イオン飲料がオススメで、リンゴや白ブドウ味も出ています。
ただ、もし母乳しか飲まない赤ちゃんであれば、母乳でも問題ありません。
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2) おむつかぶれ対策
おむつをしている赤ちゃんの場合、下痢の症状が長引くとおしりがかぶれてしまうので、おむつはこまめに取り替え、その都度専用のシートで拭いて清潔にしましょう。
そして、おむつかぶれの発疹が現れたら、次のようなおむつかぶれ用のクリームを塗って対処するとすぐに治ります。
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3) 離乳食の場合は消化に悪い食べ物はNG
突発性発疹の時に下痢は出ているけれど嘔吐がないようであれば、赤ちゃんはいつも通り食事ができますが、消化に悪い乳製品や脂質の多いものは避けるようにしましょう。
また、食物繊維の多い人参や葉物野菜も胃腸への負担になるため、野菜を使うならカボチャなどが良く、体を温めてくれるのでオススメです。
こうして自宅で安静にし、きちんとホームケアを行えば、赤ちゃんの突発性発疹は2~3日程度で治るとされています。
そのため、基本的にそれほど怖い病気ではないのですが、稀に重症化することもありますので、十分に注意するようにしましょう。
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突発性発疹はうつる?感染経路も!
突発性発疹の原因となるウイルスは感染力が弱いですが、感染した赤ちゃんの唾液などに手を触れて口に入れる経口感染でうつることが多いとされています。
そのため、保育園など小さな赤ちゃんが集団行動をする場でかかることが多く、特に風邪を引いている赤ちゃんに多いようです。
また、原因となるウイルスは3種類あるため、既にかかったことのある赤ちゃんや、2歳以上の子供でも、免疫のついたウイルスが別の種類なら、もう一度感染することもあります。
ただし、突発性発疹は糞口感染でうつることはないため、便に触れてうつることはないのですが、くしゃみなどの飛沫感染や唾液のついた衣服への接触感染は起こりえます。
そのため、家庭内で赤ちゃんから兄弟にうつることはあるので、もしも赤ちゃんに感染したら、子供同士で感染を広げないように大人が十分に注意してあげましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、突発性発疹で下痢や嘔吐がある時の対処法と注意点や、吐く原因について詳しくお伝えしました。
まず、下痢や嘔吐は、突発性発疹で胃腸が弱っていることが原因で起こることがあり、3~4日熱が続いた終わり頃に下痢が始まり、発疹が出ている期間に下痢が出て、発疹が治まる頃に下痢も一緒に止まるのでしたね。
そして便の色が黄色や緑色の場合は心配ありませんが、白色の場合はロタウイルスを併発している可能性があり、赤ちゃんがぐったりして動かない場合は脳炎や髄膜炎の可能性もあるのですぐに病院を受診しましょう。
また、対処する際には乳児用イオン飲料などで脱水症状対策に気をつけると良く、オムツかぶれ対策や胃腸への負担のない食事が良いとのことでした。
突発性発疹はそれほど怖くない病気ですが、赤ちゃんへの負担は大きいため重症化しないよう、こまめに様子を見てあげるようにしましょう!
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