夏風邪の原因となるアデノウイルスの潜伏期間!チェック方法も!

サムネイル冬場などのインフルエンザやノロウイルスが流行っている時期と違って、暖かい夏場になると、あまり風邪など気にしなくなるのではないでしょうか。

それか夏場の風邪はかかっても、何日か休めば治るような気がしますよね。

ですが、皆さんは夏場に流行するアデノウイルスと言う名前を聞いたことはあるでしょうか。

特に、乳児から12歳以下のお子さんはこのアデノウイルスに感染しやすく、侮ってはいけないウイルスなのだとか。

そこで、今回は夏風邪の原因となるアデノウイルスの潜伏期間やチェック方法をご紹介していきたいと思います。

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夏風邪の原因となるアデノウイルスの潜伏期間は?

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夏になると、テレビのニュースなどでプール熱の流行などが伝えられますが、このプール熱や一般的に夏風邪と呼ばれるものは、アデノウイルスが原因のものが多く、病院に行くと検出される頻度の高いウイルスとも言えますが、インフルエンザのように知名度は高くありません。

なので、アデノウイルスの恐ろしさの認識は薄いと言えますね。

そして、このアデノウイルスは一年を通して感染する可能性のあるウイルスですが、夏場に感染しやすいのは、感染経路が接触感染・飛沫感染・経口感染によるものなので、夏場のようにプールなど人との接触が多いと感染しやすいと言えます。

そこで、このアデノウイルスの一般的な潜伏期間ですが、5日から7日間と言われており、インフルエンザの1日から2日間に比べると、非常に長いことが分かりますよね。

また、アデノウイルスは感染力も強いので、潜伏期間中に自覚がないまま、さらに感染を広げてしまう可能性もあるのです。

さらに、アデノウイルスは回復したと思われる時期でもウイルスが体内に潜伏しており、その期間は症状が現れた日から約2週間と長く、先ほども述べましたが感染力も強いので、回復したと思われる時期でも二次感染を引き起こす可能性が高く、非常に厄介なウイルスとも言えますね。

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夏風邪の原因となるアデノウイルスのチェック方法はコチラ!?

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アデノウイルスの厄介なところは、ウイルスの型が51種類もあり、その型が違うことによって現れる症状もそれぞれ違うということです。

ですので、初期症状も型によって様々ありますが、一般的なアデノウイルスの症状をご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてみてください。

・熱が38度以上あり、また筋肉痛や関節痛、鼻水といった症状がある

これはほとんどのアデノウイルスの症状で見られます。

ですので、ただの夏風邪だろうと軽く考えてしまいがちになりますよね。

・喉の痛みや扁桃腺の腫れがある

こういった症状がある場合は、アデノウイルスが原因の扁桃炎が疑われます。

また、喉の痛みに目の充血などの症状もある場合は、咽頭結膜熱(プール熱)の可能性があります。

・嘔吐や下痢の症状が続いている

この場合、アデノウイルスによる胃腸炎の可能性があります。

・目やに、目の充血、目の痒み、目の痛みがある

流行性角結膜炎が疑われ、このウイルスが原因となっているものの中で、最も感染しやすいと言われています。

・頻尿、残尿感、排尿感がある

これらの症状が見られる場合は、アデノウイルスが原因の出血性膀胱炎が疑われます。

以上のような症状が見られる場合は、アデノウイルスが原因である可能性がありますので、病院に行って検査を受けてくださいね。

特に流行性角結膜炎は、重症化してしまう恐れがありますので、ご紹介したような症状が見られた場合は、すぐに病院に行くようにしましょう。

また、このアデノウイルスには特効薬はありませんが、風邪の症状が強い時には風邪薬を、胃腸炎の症状が強い時には胃腸炎の薬を出してくれますよ。

さらに、このアデノウイルスは高熱が2、3日続いてしまうので脱水症状になりやすく、自力での水分補給が難しい場合は、病院で点滴などをしてもらえるので、病院を受診することは大切だと言えますね。

それだけではなく、例えば、アデノウイルスによる肺炎や、高熱による脳炎や髄膜炎など重症化してしまうケースもあるので、夏風邪だろうと侮ってはいけません。

ですので、このアデノウイルスは感染を予防することが一番大切になってくるのです。

そこで、予防にはうがいや手洗いといったこと重要になりますが、特に手洗いは市販に売られている消毒薬でもアデノウイルスに対して効果を発揮するので、夏場プールの後や、帰宅の際はしっかり手洗いをするようにしてくださいね。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、夏風邪の原因となるアデノウイルスの潜伏期間やチェック方法をご紹介いたしました。

症状は夏風邪やプール熱などと呼ばれ、原因となるアデノウイルス自体はあまり知られていませんが、毎年多くの人が感染している危険なウイルスだと言うことが分かりましたね。

そして、潜伏期間も長いですし、感染力も強いため感染が拡大しやすいウイルスだとも言えます。

また、重症化してしまうと、脳炎や髄膜炎などといった深刻な事態も引き起こしてしまうので、特に小さいお子さんのいるご家庭では気を付けたいですよね。

ですが、アデノウイルスには特効薬やワクチンがなく対症療法しかないので、まず感染しないようにするために手洗いうがいを習慣づけるようにしましょう。

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