夏風邪で体の痛みが出る原因と対処法!関節痛や筋肉痛など!

画像1夏風邪を引くと、鼻水や腹痛や下痢、熱などの症状が現れ、そのほとんどの症状の原因はウイルスへの感染によるものです。

ただ、夏風邪を引いた時に感じる体の痛みで、関節痛や筋肉痛などがありますが、これらはウイルスとは異なる原因で発症しているようなので、気になりますよね。

また、夏風邪で体の痛みへの対処法はどのようなものがあるでしょうか?

そこで今回は、夏風邪で体の痛みが出る原因と対処法や、関節痛や筋肉痛について詳しくお伝えしていきます。

スポンサーリンク

夏風邪で体の痛みが出る原因と対処法!関節痛や筋肉痛など!

画像2

風邪による関節痛の原因は、ウイルスへの感染によるものではなく、体がウイルスと戦っているために体内で分泌されるPGE2という物質が関係しているとされています。

つまり、ウイルスが体の中に侵入すると、体をウイルスから守るサイトカインという物質が白血球から分泌されますが、ときに過剰に分泌されることもあります。

しかし、過剰な分泌は臓器を機能不全に陥らせる危険性があるので、サイトカインの生成を抑制するためにPGE2が分泌されるのです。

ただし、こうして分泌されるPGE2には、関節の痛みや熱を引き起こす作用があるので、これらは体の免疫細胞がウイルスとまさに戦っているという合図とも言えますね。

また、関節の痛みだけでなく、リュウマチのような筋肉痛も感じることもあり、これは熱を伴う風邪のウイルスにかかることでリンパ節が腫れてくるためとされています。

このため、今よりも風邪の症状を悪化させないようにしながら、関節痛には次のような対処法を行うことをオススメします。

1) 風邪のひき始めに良い漢方薬を服用する

漢方薬は、即効性はありませんが、ゆるやかに症状を和らげ、体の内側からの自然治癒を妨げることなく、副作用の心配もあまりないのでオススメです。

・風邪のひき始めに…葛根湯(かっこんとう)

画像5

葛根湯は漢方薬で、頭痛や首筋や背中のこり、寒気などの風邪のひき始めの症状に効果的です。

【Amazon.co.jp アソシエイト】

2) 無理して外出せず、自宅で安静にして十分な睡眠と栄養をとる

不眠 イラスト

風邪の対処法には、正しい生活習慣が最も大切な予防となり、治療法となります。

そのため、体の痛みで風邪のひき始めの症状を感じたら、無理して外出をせず、自宅で安静に過ごし、通気性の良い衣服や寝具を身につけ、よく眠りましょう。

また、量より質の食事を心がけ、免疫力をUPさせるビタミンA、C、Eを含んだ鰻や、体を温める生姜やネギの入ったうどんや雑炊などもオススメです。

そして、エアコンを上手に使い、外気との差を5~6℃程度に保つことで、体の自律神経のバランスが崩れないように気をつけ、夜の睡眠を良質なものにすると良いでしょう。

3) 関節の痛みを和らげるため、適度に体を冷やし、アロマオイルなどを使う

画像5

関節の痛みがあまりに我慢できないようであれば、一時的に冷たいタオルを患部に当てたりすると効果的ですが、冷やしすぎは症状の悪化につながるので気をつけましょう。

また、ペパーミントやラベンダーなどのアロマオイルをたくと、鎮痛作用があってリラックスできるので、試してみることをオススメします。

それから、どうしても痛みが我慢できず眠れないほどであれば、イブプロフェンが配合された市販薬なども対症薬として使っても良いでしょう。

4) 筋肉痛への対処には、ぬるま湯にゆっくりつかり、マッサージをする

画像6

夏風邪で筋肉痛が現れるときは、筋肉痛専用のバンテリンなどの湿布薬は効果がないため、お風呂にゆっくりつかり、筋肉をほぐすようにマッサージをしましょう。

また、熱すぎるお湯は筋肉が張っているときには適さないため、38℃程度のぬるま湯がオススメです。

スポンサーリンク

体の痛みと共に高熱がでる場合は夏風邪じゃない?!

画像7

このように、夏風邪で関節痛や筋肉痛が起こるのは、免疫細胞の働きが原因なので、痛みを止める処置を行いながら、風邪を早く治すように注意しましょう。

ただし、関節痛と同時に38℃以上の高熱や、全身のだるさを感じた場合は、風邪ではなくインフルエンザに感染している可能性があります。

その際は、できるだけ早く病院を受診し、抗インフルエンザ薬の処方が必要になるため、注意しましょう。

それから、風邪によって起こる鼻水や咳、熱などの症状が治ったあとも関節の痛みが残るようであれば、膠原病(こうげんびょう)という病気が隠れている可能性もあります。

そして、膠原病とは全身の血管や皮膚、筋肉や関節などに炎症が見られる病気の総称で、原因不明の発熱や湿疹、長期間にわたる関節の痛みなどの症状が現れるそうです。

そして、特に若い女性に多く現れる病気で、リウマチなどの病気もこれに含まれるため、2週間以上、体の痛みが続くようであれば早めに病院を受診し医師に相談しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、夏風邪で体の痛みが出る原因と対処法や、関節痛や筋肉痛について詳しくお伝えしました。

まず、夏風邪で体の痛みが出るのは、ウイルスと体が戦うことによって分泌されるPGE2という物質が関節の痛みや熱を引き起こす作用があるためで、免疫細胞がウイルスとまさに戦っているという合図なのでしたね。

そのため、対処法は、風邪のひき始めに適した漢方薬を服用し、生活習慣を整え、栄養と睡眠を充分にとると良く、鎮静作用のあるアロマオイルや、筋肉痛にはぬるま湯につかってマッサージをすると良いとオススメしました。

また、体の痛みと高熱を併発する場合はインフルエンザへの感染が疑われ、2週間以上体の痛みが続く場合は、リウマチなど重い症状にかかっている可能性があるので早めに病院を受診すると良いとのことでした。

体の痛みは風邪のサインなので、素直に体を休ませ、早く回復するようにしましょう!

スポンサーリンク

このページの先頭へ