ヘルパンギーナで腹痛や下痢のときの対処法と注意点!
ヘルパンギーナは、突発的に39℃以上の高熱が出て、その後喉の痛みを感じるといった症状が特徴の夏風邪として知られています。
ですが、ヘルパンギーナで腹痛におそわれたり、下痢といった症状が現れる場合もあります。
特に、ヘルパンギーナにかかりやすい乳幼児が、腹痛や下痢になったら心配ですよね。
そんなとき、どのように対処したらよいのでしょう?
また、注意点は何か、気になりますよね。
そこで今回は、ヘルパンギーナで腹痛や下痢のときの対処法と注意点について詳しくご紹介します。
目次
ヘルパンギーナで腹痛や下痢のときの対処法と注意点!
ヘルパンギーナでは喉の痛みや口内炎の症状が一般的なので、腹痛や下痢が出ると他の病気に感染したのではと心配になってしまいますよね。
ただ、ヘルパンギーナのウイルスは、エンテロンウイルスというウイルス群に属しているのですが、これには様々な種類のウイルスが含まれるため、喉だけでなく腸でも増殖するものがいます。
そのため、ヘルパンギーナで腹痛や下痢といった症状が現れる場合があるのです。
それでは、ヘルパンギーナで腹痛や下痢といった症状が出た場合には、どのように対処したらよいのでしょう?
下痢止めなどの薬を使ってもいいのでしょうか?
そこで、ヘルパンギーナで腹痛や下痢のときの対処法と注意点を3つ、ご紹介します。
こまめに水分補給をし、脱水症状を防ぐ
ヘルパンギーナは喉の痛みも伴うので、口から水分を摂ることも困難になりますが、下痢をするとさらに脱水症状が心配されます。
そんな時は、イオン水や麦茶などを少しずつ口に含ませるようにしましょう。
また、乳幼児には、アイスクリームやゼリーなど、甘くて冷たいものだと摂りやすいのでオススメです。
ただ、下痢が長期間に及ぶと脱水症状の危険性が高まるため、病院で受診し点滴を受けると良いでしょう。
体温調節に気をつけ、適温の室内で十分な睡眠をとる
ヘルパンギーナは、免疫力が低下しているときにかかる夏風邪です。
そのため、エアコンで室内を冷やしすぎては、外気との気温差に体がついていかず、さらに免疫力が低下してしまいます。
なので、室内の温度は外気と6℃差程度を保ち、体をタオルケットでくるむことで体温の急激な変化を抑えながら、十分な睡眠をとりましょう。
温かい食べもので必要な栄養素を摂る
ヘルパンギーナで下痢の症状が出ていたら、卵の入った雑炊や、整腸作用のある芋のスープがオススメです。
また、体を温める効果のある生姜を刻んで入れると、より良いです。
一方、下痢止めは便を通じてウイルスを排出しようとするのを妨げるため、かえって回復が遅くなるので服用しないようにしましょう。
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子供がヘルパンギーナにかかったら?知っておきたいエチケットはコチラ!?
ヘルパンギーナは、6歳以下の乳幼児がかかりやすく、感染力も強いため、保育園などではあっという間に感染が広がってしまいます。
それでは、もしも子供がヘルパンギーナにかかったら、登園や登校判断や、その他どのようなことに気をつけたらよいでしょう?
まず、ヘルパンギーナは公的な登校禁止期間の定めがないのですが、ウイルスは感染から3週間ほど体内に潜伏しているといわれています。
そのため、少なくとも3週間は様子を見て自宅で安静にするようにしましょう。
また、ヘルパンギーナは、くしゃみや咳を介した飛沫感染や、便を通じた糞口感染を含む接触感染を感染経路としています。
なので、ヘルパンギーナが保育園などで流行り始めたらマスクを着用し、他人とのタオルの共用を避けるなどしましょう。
そして、トイレに行ったあとは手洗いやうがいを徹底することで、少しでもウイルスを拡散させないよう対策できます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、ヘルパンギーナで腹痛や下痢のときの対処法と注意点について詳しくご紹介しました。
まず、ヘルパンギーナのウイルスは種類によっては腸内でも増殖するため、腹痛や下痢といった症状も現れるということでしたね。
そして、下痢が続くと脱水症状が心配されるため、こまめな水分補給が重要ということでした。
その他、適温の室内での睡眠や、温かく喉を通りやすい雑炊などの食べ物で体を温め、免疫力を改善させる対策もお伝えしましたね。
それから、ヘルパンギーナに子供が感染したときのエチケットについて、また、登園までの目安や手洗いやうがい、マスクの着用についてもご紹介しました。
夏の夜はただでさえ寝苦しく、腹痛や下痢があっては本当に大変です。
ヘルパンギーナが流行り始める前に、手洗いやうがいといった生活習慣を身につけさせ、子供がかからないようにしたいですね!
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ヘルパンギーナの感染や再感染をきちんと防ぐにはどうしたら?
ヘルパンギーナに感染すると、子供は登園できなくなりますし、大人がかかると仕事に影響が出て大変なことになりますよね。
なので、感染や再感染はできれば避けたいところですが、実際は手洗いやうがいを徹底したところで、ウイルスが体に入ってくるのを100%防ぐことなど、無菌室に入らない限り不可能です。
それでは、どうしたら良いかというと、ウイルスが体に入ってきてもウイルスを退治できる体にしておけばよいのです。
つまり、人間が自然にもっている免疫力をしっかり高めておければ、たとえヘルパンギーナの原因ウイルスに感染しても発症しないので怖くありません。
そこで、続いて免疫をつける最も効率の良い方法についてご紹介いたします。
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