ヘルパンギーナの発疹の体の部位ごとの対処法と注意点!全身も
ヘルパンギーナは、夏に6歳以下の乳幼児が感染しやすい夏風邪の一種で、症状としては、突発的な発熱と喉の痛みの後に口内の発疹が現れますが、この発疹はいつ出るのでしょうか?
また、ヘルパンギーナで手足に発疹が出たり、顔や足などの体の一部だけでなく全身にまで出ることがあるのかも知りたいですよね。
そして、ヘルパンギーナで発疹が出たときはどんな薬が効果的なのでしょうか?
そこで今回は、ヘルパンギーナの発疹の体の部位ごとの対処法と注意点や、全身にでる場合もあるかなどについて詳しくご紹介します。
目次
ヘルパンギーナの発疹の体の部位ごとの対処法と注意点!全身も
ヘルパンギーナは、エンテロウイルス族の中でも、主にコクサッキーA型が原因となり感染します。
そして、発熱の後、口内の喉にできた水疱が破裂し、口の中に多数の口内炎ができます。
ですが、病院でヘルパンギーナと診断された後、口内だけでなく足や顔、全身に発疹が出ることはあります。
しかし、その場合はヘルパンギーナではなく、よく似た夏風邪の手足口病なので、注意しましょう。
では、なぜヘルパンギーナと手足口病の症状が似ているかというと、2つともエンテロウイルス族のウイルスが原因で起こる感染症だからです。
そのため、次の見分け方を覚えましょう。
ヘルパンギーナと手足口病の違い
・ ヘルパンギーナは39℃以上の高熱をだすのに対し、手足口病は38℃以下の微熱
・ ヘルパンギーナは口内に発疹が多数できるが、手足口病の発疹は口内に数カ所でき、手足に多数の発疹が広がる
・ 手足口病は、年によって発疹が全身に広がる場合がある
このように、場合によっては医師でも診断を間違えてしまいそうなほど似ていますね。
ただ、ヘルパンギーナも手足口病も、特効薬がない代わりに、基本的に安静にしていれば自然治癒されると言われています。
そこで、ヘルパンギーナの発疹への効果的な対策をご紹介します。
ヘルパンギーナの発疹への対処法
・ 口内を清潔に保つ
ヘルパンギーナを発症したら、うがい薬などで喉をよく洗い、口内を清潔に保つことで菌の繁殖を防ぎましょう。
・ 塗り薬
口内炎に塗る場合、口内が不潔だとかえって菌が繁殖するため、うがい薬で洗浄してからにしましょう。
また、ステロイド入りの塗り薬を使用する場合、短期的に必要最低限使うようにしましょう。
・ ビタミンAを中心に栄養を摂る
肌の再生力をサポートするビタミンAを鰻などから摂りましょう。
その際、喉の痛みで食べづらい場合は、卵に巻いて小さく切って食べるなど、食べやすさを考慮すると良いですね。
ちなみに、こうした対処法は、手足口病への発疹にも効果的です。
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ヘルパンギーナの感染経路と潜伏期間は?
ヘルパンギーナは、比較的症状も軽いと言われますが、感染力が強く重症化する場合もあるので怖いですよね。
では、ヘルパンギーナの感染経路と潜伏期間はどれくらいなのでしょう?
まず、ヘルパンギーナの感染経路は主に便が原因の「糞口感染」、咳やくしゃみでうつる「飛沫感染」、タオルの共有などで感染する「接触感染」の3つで、手足口病と同じです。
そして、感染すると、だいたい3~6日の潜伏期間を経て発症しますが、発症後だと唾液には1~2週間ほどウイルスが残り、便には3週間~1ヶ月は残ると言われています。
ですが、ヘルパンギーナも手足口病と同様、出席停止扱いにはならない病気です。
そのため、感染が始まると集団内で広がりやすいので、しっかりと予防するよう心がけましょう。
また、もしも夏に乳幼児が発熱し、発疹の出方で判断に迷ったら、早めに病院で受診することをオススメします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、ヘルパンギーナの発疹の体の部位ごとの対処法と注意点や、全身に出る場合もあるかなどについて詳しくご紹介しました。
まず、ヘルパンギーナの発疹は、基本的に口内のみにでき、手足や顔など全身に出る場合は手足口病に感染しているとのことでしたが、両方とも同じウイルスが原因で発症する病気のため、お伝えした見分け方を参考にしてくださいね。
そして、発疹が出てしまったときは、うがいをしてから塗り薬を使用したり、ビタミンAを摂取することで、回復に努めましょう。
また、ヘルパンギーナは1度感染すると、だいたい1ヶ月の間ウイルスが体内に残ってしまうので、3つの感染経路をしっかり理解し、かからないように注意したいですね。
ヘルパンギーナは一見症状が軽く見えますが、体はとても辛く乗り越えるのが大変な病気です。
そのため、そもそもかかることがないよう、しっかりと予防につとめていきたいですね!
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ヘルパンギーナの感染や再感染をきちんと防ぐにはどうしたら?
ヘルパンギーナに感染すると、子供は登園できなくなりますし、大人がかかると仕事に影響が出て大変なことになりますよね。
なので、感染や再感染はできれば避けたいところですが、実際は手洗いやうがいを徹底したところで、ウイルスが体に入ってくるのを100%防ぐことなど、無菌室に入らない限り不可能です。
それでは、どうしたら良いかというと、ウイルスが体に入ってきてもウイルスを退治できる体にしておけばよいのです。
つまり、人間が自然にもっている免疫力をしっかり高めておければ、たとえヘルパンギーナの原因ウイルスに感染しても発症しないので怖くありません。
そこで、続いて免疫をつける最も効率の良い方法についてご紹介いたします。
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