ヘルパンギーナの熱は何日続く?下がらない時の対処法と解熱剤!
ヘルパンギーナは乳幼児がかかりやすく、初期症状に高熱が出ることが特徴的な夏風邪の一種です。
ただでさえ暑い夏に高熱が出ては、子供さんが辛いですよね。
しかし、熱が下がらない場合は何日続くか不安ですし、どのように対処して良いか迷ってしまうのではないでしょうか。
また、熱がぶり返す時や、あまりにも熱が続く時は解熱剤を使いたくなると思いますが、使い方などはどうしたらよいのでしょうか。
そこで今回は、ヘルパンギーナの熱は何日続くのか、また下がらない時の対処法と解熱剤などについて詳しくご紹介していきます。
目次
ヘルパンギーナの熱は何日続く?
ヘルパンギーナの症状の特徴は次の2つです。
・ 突発的に39℃以上の高熱が出る
・ 高熱の2~3日後に喉の痛みを感じる
ただ、熱はたいていの場合、4日以内に下がるとされています。
しかし、5日以上熱が続いたり、突然の高熱で熱性けいれんを引き起こす場合などがありますので、症状は様々です。
また、ひどい喉の痛みが原因で、乳幼児は不機嫌になり食欲不振に陥り、うまく症状を伝えられない場合があります。
したがって、もしも高熱が現れたら、子供の喉の奥を観察するようにしましょう。
そして、喉ちんこのあたりが赤く、中心に水を含んだ白い水疱がぽつぽつと出きていたら、ヘルパンギーナの可能性を疑いましょう。
熱が下がらない時の対処法と解熱剤!
ヘルパンギーナは、特効薬も予防ワクチンもないため、高熱や口内炎、脱水症状に対する対症療法をするしかありません。
では、熱が下がらない時の対処法はどのようなものでしょうか?
そこで、次の3つの対策をご紹介します。
・ 市販薬の解熱剤を使用する
小児用の解熱剤として「小児用バファリン」などがありますので、もし熱で辛い場合は、一時的にこうした薬で解熱することもできます。
・ 病院で受診し、カロナールを使用する
病院で受診すると「カロナール」という座薬を処方してもらえますが、これは市販薬のロキソニンに比べ、安全性の高い鎮痛解熱剤と言われています。
また、胃腸などの副作用の心配もないので、子供でも安心して使うことができますよ。
・ 病院で点滴を打つ
ヘルパンギーナにかかると、喉の痛みから水分をとることも辛くなりますよね。
しかし、夏場で水分補給ができないと脱水症状の危険性があるため、病院で点滴を打つこともオススメします。
ただ、以上のように、ヘルパンギーナの熱にはこうした対策があるのですが、熱はウイルスを排除するために体が頑張っている証拠でもあるので、薬の使用は辛いときだけにしましょう。
ちなみに、ヘルパンギーナにかかったときに熱が下がらず、5日以上高熱が続いたり、頭痛や嘔吐、また、首の後ろの痛みがある場合は、無菌性髄膜炎の可能性があります。
そのため、ヘルパンギーナの症状が見られたら、あまり自己判断で無理をせず、早めに病院で受診することも何よりの対策となるでしょう。
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自宅でできるヘルパンギーナの予防法!
ヘルパンギーナが流行りやすい夏が近づいたら、自宅でも実践したい予防法を4つ紹介します。
・ 手洗いやうがいの徹底
・ 幼稚園や保育園など集団生活でのタオル共用をできるだけ避ける
・ 体温の自己管理と十分な栄養補給
・ 夜22時以降はぐっすり眠る
ヘルパンギーナは、免疫力が低下するとかかりやすく、くしゃみなどで簡単に感染する病気です。
そのため、手洗いやうがいをしっかり行うとともに、よだれがついたタオルの共用を避け、普段からの体づくりを意識しましょう。
特に、エアコンを使用しすぎて、外気と室内の温度差が6℃以上になっていたり、夜更かしをすると、自律神経に異常が生じ、免疫力が低下します。
なので、体温の自己管理を心がけ、よく眠り、免疫力アップ効果のある栄養抜群の食事をとることが日頃からの予防策になります。
また、おむつ交換が必要な乳幼児がいる家庭では、糞からウイルスに感染することがあるので、おむつ交換後はうがいや手洗いを徹底しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、ヘルパンギーナの熱は何日続くのか、また下がらない時の対処法と解熱剤などについて詳しくご紹介しました。
まず、ヘルパンギーナの熱が続くのは2~4日程度とされていますが、5日以上続く場合など症状は様々ということでしたね。
そして、もし熱が下がらない場合は、薬局や病院で解熱剤を処方してもらったり、点滴を打つといった対策があるとのことでした。
ただし、高熱がずっと続く場合、無菌性髄膜炎への合併などの危険性があるため、ヘルパンギーナで熱が続く場合は病院で受診することをオススメしました。
また、ヘルパンギーナの予防は、手洗いやうがい、タオルの共用を避けることでウイルスの感染を防ぎ、十分な栄養補給や睡眠で体を強くすることがオススメでした。
ヘルパンギーナは、乳幼児だけでなく大人もかかることがあります!
家族全員で予防につとめ、元気に夏を乗り越えたいですね!
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ヘルパンギーナの感染や再感染をきちんと防ぐにはどうしたら?
ヘルパンギーナに感染すると、子供は登園できなくなりますし、大人がかかると仕事に影響が出て大変なことになりますよね。
なので、感染や再感染はできれば避けたいところですが、実際は手洗いやうがいを徹底したところで、ウイルスが体に入ってくるのを100%防ぐことなど、無菌室に入らない限り不可能です。
それでは、どうしたら良いかというと、ウイルスが体に入ってきてもウイルスを退治できる体にしておけばよいのです。
つまり、人間が自然にもっている免疫力をしっかり高めておければ、たとえヘルパンギーナの原因ウイルスに感染しても発症しないので怖くありません。
そこで、続いて免疫をつける最も効率の良い方法についてご紹介いたします。
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