夏バテの胃もたれに効く食事10選!幼児や子供から大人まで!

画像1夏になると、夏バテから胃もたれが起こってしまい、食欲がないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、夏バテで胃もたれしてしまった時でも食事を摂らなければ、どんどん夏バテが悪化してしまいますし、特に、幼児の夏バテでは大人よりも食事に工夫が必要です。

一方、夏バテの原因を突き止め、正しく対策をするのも大切になってきます。

ということで、今回は夏バテによる胃もたれの原因や対策、夏バテに効く食事のメニューをご紹介します。

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夏バテで胃もたれが起こる3つの原因がある!?

夏バテでよく見られる症状の中でも、胃もたれは食事が食べられない辛さにくわえて、栄養やエネルギーが不足してしまうやっかいなものですよね。

実は、夏バテでこのような消化機能の低下を招いてしまうことには、次の3つの原因が考えられます。

1:脱水

まず1つめの原因は、脱水によって体内のバランスを整える役割を持っているミネラルが失われてしまうことです。

暑い時には体温調節のために汗をかきますが、その時には水分といっしょにナトリウムをはじめとしたミネラルも体の外に排出されています。

そして、このナトリウムは胃酸を作る元になるミネラルで、不足することで胃酸が減ってしまうために胃の消化機能の低下から胃もたれを招いてしまうのです。

2:暑さによる消化機能低下

2つめの原因は、暑さによって消化機能が低下してしまうことによって、ビタミンやミネラルといった栄養素が不足してしまうことです。

人間の体は、気温をはじめとした周りのさまざまな環境からストレスを受けていますが、このストレスが大きすぎる場合には消化や体温調節といった、体が活動するのに必要な機能のバランスが崩れてしまいます。

特に、消化機能はストレスが増えると胃酸などの消化液が減って機能が低下してしまい、たとえ食事をしても栄養吸収がうまくいかなくなり、やがて胃もたれが起こしてしまうのです。

3:自律神経の乱れ

3つめの原因は、自律神経の乱れが起きることで消化器の機能が低下してしまうということです。

自律神経とは、体の消化や呼吸といった機能を管理している神経で、体を緊張させる役割の交感神経と、リラックスさせる役割の副交感神経のふたつがバランスを取ることによって体の各機能を正常に保っています。

ところが、暑い屋外と涼しい室内を行き来したり、冷たい飲み物などで体を冷やしすぎることが増える夏は、自律神経のバランスが崩れてしまい、消化機能が正しく働かなくなってしまうケースがあるのです。

夏バテの胃もたれを改善するポイントはこれ!

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このような消化機能の低下からくる胃もたれは、日常の小さな心がけで予防や改善をすることができます。

まず、脱水にはこまめに水分補給をすることがいちばんの改善策です。

ただし、ミネラルも補給できるようにスポーツドリンクなども取り入れることと、冷たい飲み物で体を冷やし過ぎないように気をつけるようにしましょう。

次に、暑さはストレスになりますので、我慢せずにクーラーや扇風機などを上手に使って、暑さを和らげる工夫が大切になります。

なお、自律神経のバランスを崩さないためには外と室内の温度を5℃以内にするのがいいようです。

夏バテの胃もたれに効く食事って?

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さて、夏バテが起こる原因や改善策についてお伝えしましたが、ここからは夏バテで胃もたれの時に食べたいメニューをご紹介します。

夏バテの時には、ビタミンやミネラルを補給するとともに、少ない量でもエネルギーの高い食事を摂ることが大切です。

子供向けと大人向け、それぞれのメニューをご用意しましたので、夏バテに困っている時にはぜひ活用してくださいね。

夏バテ対策メニュー5選【幼児・子供編】

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1:野菜スープ

水分補給と、野菜によるビタミンやミネラルの補給ができる野菜スープは、のどごしも良く、お子さんには食べやすいメニューと言えるでしょう。

野菜が持つビタミンの中には水に溶けやすいものもあるのですが、スープであれば栄養をまるごと摂ることができ、塩分も補うことができます。

また、コンソメ味や中華風など、アレンジが効くのもうれしいですし、暑い時期は冷製仕立てにするとさっぱりといただくことができますよ。

2:麺類(そうめん・ひやむぎ・うどん)

のどごし良く食べられるものといえば、夏には定番のそうめんやひやむぎ、お子さんが好きなうどんをはじめとした麺類もおすすめのメニューです。

夏バテ対策としてこのような麺類を食べる時には、ツナ缶などを使ってサラダ仕立てにしたり、ひき肉を入れた野菜のあんをかけたりすることで、ビタミンやミネラル、タンパク質を補うことができます。

また、胃もたれがあまりにもひどいようであれば、にゅうめんなどにして消化しやすい状態で食べさせてあげたいものです。

3:カレーライス

子供が大好きな味付けのひとつであるカレー味は、スパイスの香りや辛味に食欲増進効果が期待できますので、夏バテで胃もたれしている時には試してみたいメニューです。

お子さんの胃もたれからくる食欲不振は、まず「食べることに興味を持たせる」というのも大事なことですので、一緒にカレーライスを作ってみたり、具をいつもと変えてみてはいかがでしょうか。

小さなことですが、そういったことで意外とお子さんはすんなり食べてくれたりすることがありますよ。

4:冷しゃぶサラダ

さっぱりとした冷たいサラダは食べやすいのですが、夏バテの胃もたれ対策であれば、そこにぜひプラスしていただきたいのが豚肉です。

というのも、豚肉にはタンパク質の他、疲労回復やエネルギーを作るのに必要になるビタミンB1が豊富に含まれており、夏バテの時にはぜひ摂りたい食材だからです。

薄いしゃぶしゃぶ用の肉ならば食べやすいので、たっぷりの野菜といっしょに食べて、体に元気を取り戻してあげたいですね。

5:おにぎらず

おにぎらずには、エネルギーになる炭水化物を含むご飯に、ビタミンB1やビタミンC、鉄分を含む海苔という、夏バテに嬉しい食材が含まれています。

さらに、サンドイッチとおにぎりのいいとこ取りといったメニューであるおにぎらずは、普通のおにぎりよりも具のバリエーションが豊富なのが魅力です。

先ほどご紹介したスープなどのメニューと組み合わせるなどして、栄養のバランスが取れている食事をお子さんに食べさせてあげてくださいね。

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夏バテ対策メニュー5選【大人編】

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1:ゴーヤチャンプルー

暑い沖縄の郷土料理であるゴーヤチャンプルーは、夏バテ対策には非常に効果的なメニューです。

まず、ゴーヤには暑さからくるストレスによって失われてしまうビタミンCが多く含まれる他、苦味の成分には胃腸を整え、食欲を増進させる働きがあります。

その上、ビタミンB1が豊富な豚肉や各種ミネラルやアミノ酸が豊富な卵を一緒に使うことで、不足しがちな栄養素やタンパク質も補うことができてしまうので、夏バテの胃もたれにはおすすめです。

2:ラタトゥイユ

ラタトゥイユはフランス南部の郷土料理で、夏野菜やベーコンなどをトマトやハーブと一緒に煮込む料理です。

旬の夏野菜には、夏に不足しがちな栄養素がたくさん含まれているので、それを効率よく食べることができるこの料理も、夏バテの時にはぜひ試していただきたいメニューです。

また、温かくても冷たくても美味しいですし、にんにくやハーブといった香味野菜の持つ食欲増進効果のおかげで、胃もたれしている時でも食べやすいでしょう。

3:冷奴

さっぱりとしていて食べやすく、夏の食卓における定番メニューでもある冷奴も、夏バテの胃もたれのときにはおすすめです。

豆腐は言うまでもなく良質なタンパク質なのですが、薬味として食べるネギなどの香味野菜にも、ビタミンB1の吸収を高める硫化アリルという物質が含まれています。

また、香味野菜の香りは食欲を増進させる効果がありますので、夏バテで食が進まないときにはぜひネギやショウガなどをたっぷり添えて食べてみてくださいね。

4:納豆丼

たっぷりの納豆をのせた納豆丼も、夏バテによる胃もたれ対策の強い味方です。

納豆にはタンパク質の他、マグネシウムやカリウムといったミネラル類や、ビタミン類が多く含まれているので、夏に不足しがちな栄養素を効率よく摂ることができます。

ここにぜひプラスしたいのが、胃の粘膜を守る効果のあるネバネバを持つオクラや山芋、モロヘイヤといった野菜です。

納豆が苦手という方も、こういったネバネバ野菜はぜひ積極的に食事に取り入れてみてくださいね。

5:うざく(うなぎとキュウリの酢の物)

夏バテ対策の食事といえば、土用の丑の日に食べるウナギがありますが、胃もたれしている時にうな重はちょっとツラいものがありますよね。

しかし、ウナギは良質なタンパク質の他、ビタミンA、B1、D、Eやカルシウムなどのミネラルに優れる、非常に栄養価の高い食材ですので、活用しない手はありません。

そこで、脂っこさを気にせずにさっぱりと食べられ、食欲増進効果や疲労回復効果が期待できるお酢と合わせた酢の物をおすすめします。

定番のキュウリとの酢の物であるうざくのほかにも、ネバネバ野菜との酢の物も美味しいですよ。

まとめ

いかがでしたか。

脱水や暑さによる栄養不足や自律神経の乱れによって、夏バテや胃もたれが引き起こされてしまいます。

たしかに夏バテによる胃もたれは辛いですが、食欲を増す効果のある食材などを上手に組み合わせながら、少しだけでも栄養のあるものを効率よく摂るようにしたいものです。

今回の記事を参考に、夏バテ対策を意識したメニューを摂るほか、体の冷やし過ぎなどを避けるなど日々の生活にも気を配りつつ、暑い夏を元気に乗り切ってくださいね。

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夏バテを予防するために一番重要なこととは?

夏はいろいろ出かけたり楽しい季節ですが、夏バテになると、全然夏を楽しめなくなってしまい、ただただ暑くてツライだけになってしまいます。

なので、夏バテはしっかりと予防したいところですが、そのためには、食生活を含め生活習慣を改善しなければいけませんよね。

しかし、改善するときに一番忘れがちな重要なことがあります。

それは、その改善策をしっかり継続しなければならないということです。

ただ、生活習慣、特に食生活を継続して正す、すなわち、夏バテにならない食生活を続けるというのは、簡単なようで実は難しいことではないでしょうか。

それでは、どうしたら良いかというと、一番続けられる方法が1つだけあります。

それは、食事より手軽な飲み物を利用して、夏バテに強い身体を作るという方法です。

これならば、食事を準備するよりはるかに手間が省けますし、飲むだけなので簡単ですよね。

そこで、続いて夏バテを解消し、また、予防するために効果的な飲み物のおすすめをご紹介いたします。

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「夏バテを解消し予防する飲み物のおすすめは?子供から大人まで!」

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