手足口病で発熱の期間は?診療は皮膚科と小児科のどっち?

画像1手足口病にかかると、初めに症状として現れる代表的なものが「発熱」。

だいたいどれくらいの期間、発熱が続くのでしょう?

そして、何℃くらいの熱がでるのでしょうか?

気になりますよね。

また現在、手足口病には予防となる抗ウイルス剤やワクチンはない、とされています。

それから、医師にかかりたい時には、皮膚科か小児科、どちらを選べば良いのかといったことも知りたいですよね。

そこで今回は、手足口病の発熱の期間や、診察を受ける際の病院の選び方、そして発熱時期の対策についてご紹介いたします。

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手足口病で発熱の期間は?

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手足口病の症状の変化と期間はコチラ!?

手足口病に感染すると現れる症状は、次の2つに分かれます。

1) 初期症状:2~3日続く発熱、かゆみがでる場合も。

2) 中期症状:初期症状から1~2日経つと複数の水疱や発疹ができる。

熱はだいたい37~38℃程度とされ、高熱に至らないケースがほとんどです。

ただ、40℃近くの高熱が出るケースも約30%ほど見られます。

また、一気に発熱するので、熱性痙攣(引きつけ)経験のある赤ちゃんは、必ずそばで様子を見てあげましょう。

発熱と同時に喉の痛みが始まる!?

一般的には、微熱で収まるので、見た目にはさほど苦しそうに見えないかもしれません。

しかし、発熱と同時に喉の痛みが始まります。

赤ちゃんが発病した場合、喉が痛くて母乳やミルクを飲むことを嫌がる子がいるかもしれません。

ただ、そうして食事や水分補給ができないと、栄養不足や脱水症状につながるので、少しずつでも、与えてあげましょう。

この熱は2~3日ほど続きますが、その後下がります。

診察は皮膚科と小児科のどっち?

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手足口病にかかったら、基本的には小児科の受診を!?

手足口病の初期症状は、微熱と喉の痛みといった風邪と似たような症状があり、お母さん一人では判断が不安ですよね。

そこで、診察は基本的には小児科に行って、受診しましょう。

ただ、もし急いで受診したく、小児科より優先して皮膚科を受診できるようであれば、皮膚科にかかっても問題ありません。

そして、治療法としては、手足口病には治療薬やワクチンが存在しないため、根本治療の方法がありません。

そのため、基本的には口内の水疱には口内炎治療薬を、手足の水疱には抗ヒスタミン剤(炎症を抑える薬)を処方するなどして症状を緩和させ、自然に回復に向かうのを待つという治療方針になります。

そして、発熱に対しては、症状が重い場合は解熱剤を処方されますので、その解熱剤を服用するなどして、症状を和らげましょう。

また、手足口病は大人がほとんどかかることのない病気とされています。

とはいえ、万一感染してしまったら、総合診療科でも問題なく、はじめから内科や皮膚科を選択しても受診してもらえますよ。

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初期症状の対策について

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夏場に発熱し喉が痛いとお子さんはとてもつらいですよね。

ぽつぽつと発疹が始まり、かゆみが出始めたら、手足口病にかかった可能性が高いです。

そんな時、初期症状の対策としてはどのようなものがあるでしょう?

3つの対策法

1) クーラーをかけすぎない

猛暑が続き、お子さんが発熱していると、クーラーをかけて涼しくしてあげたくなりますよね。

でも、クーラーのかけすぎは厳禁ですので、熱中症にも配慮して、室温は28度程度にしておきましょう。

そして、お腹にはタオルケットをかけ、冷やさないようにしてあげましょうね。

2) 飛沫感染に気をつける

手足口病は「接触すると簡単に他人に感染する」病気です。

お友だちや学校などの登校先はもちろんのこと、家族間でも感染したら大変ですよね。

そこで、お子さんのくしゃみや痰を拭いたタオルなどは破棄し、マスクをしてあげましょう。

3) 早めの受診&無理せず安静に

ヘルパンギーナなど、似たような感染病も多く、判断が難しい場合もある手足口病。

そのため、まずは心配になったら早めに病院で受診し、対症薬を処方してもらいましょう。

そして、登園や登校は無理をせず、初期段階から自宅で安静にし、栄養を充分にとりましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、手足口病の発熱の期間や、診察を受ける際の科の選び方、そして発熱時期の対策についてご紹介しました。

手足口病の発熱の期間はだいたい2~3日、37~38℃程度ですが、稀に40℃近い高熱が出る場合もあるのでしたね。

また、診察を受ける際には、基本的には小児科を選択しますが、皮膚科や総合診療科でも問題ないということでした。

ただその際、手足口病には根本的な治療法やワクチンがないため、受診しても、治療薬の処方はありませんが、判断に困ったり、不安なときは早めに受診するようにしましょう。

そして、発熱しているからといって体を冷やしすぎず、周りへの感染を防ぎ、無理をせず安静することで、重症化を防ぐようにしましょう。

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手足口病の感染や再感染をきちんと防ぐにはどうしたら?

手足口病に感染すると、子供は登園できなくなりますし、大人がかかると仕事に影響が出て大変なことになりますよね。

なので、感染や再感染はできれば避けたいところですが、実際は手洗いやうがいを徹底したところで、ウイルスが体に入ってくるのを100%防ぐことなど、無菌室に入らない限り不可能です。

それでは、どうしたら良いかというと、ウイルスが体に入ってきてもウイルスを退治できる体にしておけばよいのです。

つまり、人間が自然にもっている免疫力をしっかり高めておければ、たとえ手足口病の原因ウイルスに感染しても発症しないので怖くありません。

そこで、続いて免疫をつける上で最も良い方法についてご紹介いたします。

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「手足口病の再感染を防ぐために免疫力をつける最良の方法とは?」

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