中耳炎の治療の仕方と期間や寝方のポイント!ほっとくのはダメ?

%e7%94%bb%e5%83%8f%ef%bc%91中耳炎は、風邪を引いた時などがきっかけとなり、鼓膜の奥に細菌が入り、膿がたまる病気で、特に小さな子供に多いですが、大人もかかることがあるので注意が必要です。

なので、中耳炎の治療の仕方で抗生物質などの薬やチューブなど、病院での治療、冷やすなどのホームケア、治療は痛い?といったことを知りたいのではないでしょうか。

また、中耳炎の時の寝方のポイントや、そもそも放置してほっとくのはダメなのかも気になりますよね。

そこで今回は、中耳炎の治療の仕方と期間や寝方のポイント、また、ほっとくのはダメ?といったことなどについて詳しくお伝えしていきます。

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中耳炎の治療方法は?薬や期間、ホームケアなど!ほっとくのはダメ?

耳と鼻は奥でつながっているため、風邪などで鼻水をすすってしまうと、細菌が鼻から耳に流れ込んできて、耳の中央にある中耳という部分で炎症を起こし、中耳炎が起こるとされています。

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そして、上の画像のように、子供の耳の管は大人と比べて太くて短く、傾きも水平に近いため、菌が耳に入りやすいので、子供の方がよく中耳炎になりやすく、10歳までに一度は中耳炎になる場合が多く、中には気づかないうちに治っていることもあります。

一方で、大人がかかる可能性はゼロではないので、大人も気をつけましょう。

そして、中耳炎にかかると、急に中耳が腫れて、強い痛みや耳だれなども起きるのですが、1週間のピークを過ぎると残りの膿がだんだんと抜けて治っていくので、最初の1週間を急性中耳炎と呼び、後者を滲出性(しんしゅつせい)中耳炎と呼ぶそうです。

中耳炎の治療方法は?

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急性中耳炎が現れている最初の1週間は、次の方法で治療を行ないます。

1、 まずは傷みを止める

中耳炎の傷みは、一晩か、続いても2~3日と言われているので、耳鼻科を受診して痛み止めを処方してもらい、傷みを乗り切りましょう。

そして、自宅では耳の下や後ろに氷水が入った袋をタオルでくるんでから当てるだけでも楽になるそうです。

2、 耳だれが出たら、外側だけ拭く

膿がパンパンに溜まると、鼓膜に穴が開いて、自然に膿が出てくるので、耳の周りの「耳だれ」は自宅で拭き取ってあげて、耳の穴の中については触らず、耳鼻科で吸引してもらうようにしましょう。

3、 腫れがすごく強い時期だけ抗生剤を飲む

腫れが非常に強い場合は、耳鼻科で抗生剤を処方してもらえるので、服用します。

ただ、ほとんどの中耳炎は抗生剤を使わずに治るそうなので、耳鼻科を受診して医師の診断に従うようにしましょう。

4、 菌がこれ以上入らないように鼻水を吸引する

治療中に鼻水がまだ出ていて、すすってしまうとさらに細菌が耳に入り込んでしまうので、鼻水はすすらないようにこまめにかむようにし、市販の吸引機で吸引するか、ホームケアで対処しきれない場合は耳鼻科で吸引してもらうようにしましょう。

そして、鼻の通りを良くしておくと、早く治るそうです。

5、 あおむけで寝る

寝る時に体を横向きにすると、耳の血流が良くなって傷みが悪化することがあるので、中耳炎の症状が出ている間はあおむけで寝るようにすることがポイントです。

そして、もしも寝ている間に傷みがひどくなった場合は、体を起こして座らせる、または立たせる状態にすると、傷みを改善することができます。

ほっとくのはダメなの?

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中耳炎の傷みは初期だけで、自然と和らいでくるので、放っておけば治りそうと感じる方が多いようですが、放っておくと慢性中耳炎へと悪化したり、顔面麻痺を起こしたり、最悪の場合、脳に細菌がまわって命に影響を及ぼす可能性もあります。

そのため、たかが中耳炎と軽く見ずに、最低限のホームケアは必ず行ない、耳鼻科を受診して治療を行なうようにしてください。

腫れや傷みがひいても膿が出るのはなぜ?正しい治療期間は?

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中耳炎は、症状のピークである始めの1週間を急性中耳炎と言い、その後を滲出性中耳炎と言って、中耳炎の完治までの間で、聞こえを元通りにしていく時期に入ります。

そして、1週間ごとか2週間ごとに耳鼻科へ通院し、順調に治っているか医師に診てもらい、鼻水が増えたら吸引をしたり、膿が完全になくなるまで治療を続けます。

それから、中耳炎にかかってから基本的に3ヶ月ほどは治り具合を診てもらうと良いのですが、トータルの治療期間には個人差があるので、医師に「完治です」と言われるまでは続けるようにしましょう。

そして、治療を自己判断で中断してしまい、膿が残っていると、この膿が繰り返し中耳炎を引き起こす原因となってしまうので、根気よく治療を続けてくださいね。

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中耳炎の治療期間中に入浴やプールはOK?

よく中耳炎の原因はプールと勘違いする方がいるようですが、中耳炎の原因は風邪や鼻づまりなので、医師からの特別な指示がなければ、プールには行っても良いようです。

ただし、中耳炎の症状で熱が出ている場合は無理をしない方が良いですし、入浴についても控えるようにし、汚れが気になるようであればシャンプーだけにするか、体を濡れたタオルで拭いてあげるだけにしましょう。

そして、熱が下がるまでは水分補給をこまめに行なって、食事で栄養補給をし、鼻はこまめにかむことで少しでも早く回復できるようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、中耳炎の治療の仕方と期間や寝方のポイント、また、ほっとくのはダメ?といったことなどについて詳しくお伝えしました。

中耳炎では、耳鼻科で処方される痛み止めや、耳の後ろを冷やして傷みを乗り越え、耳だれは自宅では外側だけ拭き取り、中は病院で吸引してもらい、腫れが強い場合のみ耳鼻科で処方される抗生剤を服用するといった治療法がありました。

そして、眠る時は仰向けにすると耳の血流が良くなって傷みが悪化することがないのでおすすめなのでしたね。

それから、傷みや熱が和らいでも膿が出続けるため、完治までは3ヶ月ほどかかるのですが個人差があるため、医師に継続的に診てもらうと良く、熱や傷みのピークの間はプールやお風呂も控えると良いとのことでした。

中耳炎は放っておくと悪化し、後遺症が残ったり命に影響を及ぼす危険性もあるので、絶対放置せず、きちんと治療しましょうね!

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