虫刺されからリンパ管炎の発症に要注意!病院は何科に行くべき?

画像1虫刺されというと、蚊などに刺されてちょっとした痒みや腫れなどのイメージが強い方が多いのではないでしょうか?

ただ、虫の種類によっては症状が重く、リンパ管炎という症状を併発することもあるのですが、あまり効いたことのない病名なので、病院は何科に行くべきかなど、知っておきたいですよね。

また、虫刺されでリンパ管炎の場合は、病院でどのような薬を使って対処するかなども気になるのではないでしょうか?

そこで今回は、虫刺されからリンパ管炎を発症するときの注意や、病院は何科に行くべきかといったことについて詳しくお伝えしていきます。

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虫刺されからリンパ管炎の発症に要注意!

虫刺されの原因となる虫には、蚊やブヨ、ダニやノミなど、様々な虫が存在し、症状も異なるため、中にはブヨやノミなど、特に痒みがひどい虫刺されもあります。

また、虫は皮膚を刺す時や咬む時に毒成分を注入することから、人の皮膚に痒みや痛み、腫れなどといった症状が現れるのですが、発疹は水ぶくれ状態になって、中に毒成分がたまるケースが多いです。

そして、痒みを我慢できずに手でかいてしまうと、水ぶくれをかき壊してしまい、手を介して溶血性連鎖球菌やブドウ球菌などの細菌が皮膚に紛れ込んでしまいます。

さらに、細菌によって化膿した部位に触れた手で、体の他の部位を触ることで炎症が広がり、とびひ状態になるのですが、こうして全身に虫刺されが増えていくと、細菌がリンパ管に侵入し、リンパ管炎という病気を発症します。

リンパ管炎とは?

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リンパ管炎とは、リンパ管とその周囲の組織の炎症のことで、細菌がリンパ管内に入り込むことが原因で炎症を引き起こします。

そして、リンパ管の炎症が中枢に広がると、リンパ節炎を引き起こすとされていますが、リンパ節は首や脇の下や足の付け根に集中しているので、リンパ節炎によってこれらの部位が腫れることが多いです。

それから、症状としては、急激な寒気と全身のだるさを感じ、40℃近い高熱が現れることもあるそうです。

また、手足に赤い線が走り、熱と痛みを伴うので、病院で診断すると視診で可能なことがほとんどだそうです。

ちなみに、似た病気で静脈炎という病気がありますが、この場合は発熱することはほとんどなく、皮膚の赤い線やリンパ節の腫れなども見られないため、この違いをポイントに見分けるようにしましょう。

虫刺されからリンパ管炎の時は病院は何科に行くべき?

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リンパ管炎に感染した場合は、できるだけ早く病院の内科を受診して下さい。

そして、治療法としては、まずは傷の手当てと冷却、抗生剤の投与を行い、むくみが強いときには利尿薬の投与も行うそうです。

また、むくみがなかなかとれない時には、弾性ストッキングというのを履き、安静にして足を高い位置につり上げたりすることで、症状は良くなっていくそうです。

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リンパ管炎の対処をしないでいると菌血症・敗血症にかかるかも?!

リンパ管炎の治療が遅れると、リンパ管に入り込んだ細菌が血液中に流れ込み、全身に蔓延することで、菌血症や敗血症という症状を併発する危険性があります。

そして、発熱、脱力、心拍数の増加、呼吸数の増加、白血球の増加などの症状が見られ、危険なレベルの低血圧までいくと、敗血症ショックといって、内臓に十分な血液が供給されず、機能不全に陥って、最悪の場合、命に危険が及ぶこともあるそうです。

そのため、虫刺されでかなりの数の箇所を咬まれたり、悪化してとびひ状態になって発熱など別の症状も併発しているようであれば、自己判断せず、できるだけ早く病院の内科を受診すると良いでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、虫刺されからリンパ管炎を発症するときの注意や、病院は何科に行くべきかといったことについて詳しくお伝えしました。

まず、虫刺されによる痒みを我慢できず、アレルギー反応としてできた水ぶくれをかき壊してしまうと、手を介して細菌が入り込んでしまい、リンパ管とその周辺に感染することでリンパ管炎という症状が現れます。

そして首筋などのリンパ節が腫れ、急激な寒気とだるさや、高熱を生じ、手足に赤い線が走るので見た目でも分かりやすく、この場合はすぐに病院の内科を受診して、傷口の手当てと抗生剤の投与や、むくみがある場合は利尿薬なども投与するのでしたね。

ただ、治療が遅れると細菌が全身の血管をめぐり、敗血症や菌血症を併発して、最悪の場合命の危険まで及ぶこともあるのでした。

そのため、虫刺されでは絶対にかき壊さないように気をつけ、早めに対処し、異変を感じたら病院へ行くようにしましょう!

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