ツメダニに噛まれた跡や症状と治療の仕方!大きさや駆除の方法も
ダニというと全部同じ種類のように感じますが、実は家の中に発生するダニでもイエダニやツメダニといった異なるタイプがいます。
なので、ツメダニの大きさや肉眼で見られるのか、犬や猫に対する影響、噛まれた跡や刺された跡の特徴、かゆみなど皮膚炎の症状の特徴、対策として治療の薬についても知りたいのではないでしょうか。
それから、ツメダニの退治方法でバルサンなどの駆除方法も気になりますよね。
そこで今回は、ツメダニに噛まれた跡や症状と治療の仕方、また、大きさや駆除の方法などについても詳しくお伝えしていきます。
ツメダニの特徴や症状は?治療法も
ダニといっても一つのタイプではなく、吸血性のイエダニや、寄生性のヒゼンダニのほか、人間をよくエサの対象にしている人刺性のツメダニがいます。
そして、ツメダニは大きなツメを持っていることからこの名で呼ばれていて、体の色はうすいオレンジ色をしているのですが、とにかく素早いダニで、チリダニやコナダニなど他のダニを補食するそうです。
それから、人を刺すダニの代表格であるツメダニは他の種類のダニ同様、高温多湿を好む習性がありますが、一戸建ての家より、マンションなどの気密性の高い屋内に生息することの多い種類のダニです。
そして、家の中でも畳や絨毯、布団などがよく見られる生息場所ですが、家具の裏側などの通気性が悪く、湿気がたまりやすい場所に発生することも珍しくなく、体長は0.3~1mmほどなので、肉眼で確認するのは少々難しいです。
こうしたツメダニに刺された(噛まれた)時は、強いかゆみとともに写真のように患部が赤くなる症状が見られ、刺されて(噛まれて)数時間~2日ほど経った後でかゆみが現れることが特徴です。
そして、刺される(噛まれる)部位は露出のない股や腕、脇などの皮膚がやわらかい部分が多いのが特徴で、蚊などの薬を塗ればすぐに症状が改善するのに対し、ツメダニに刺された(噛まれた)場合は1週間ほどもかゆい症状が持続します。
ちなみに、ツメダニは人間の血ではなく体液を吸いますが、人の皮膚を刺す(噛む)ときに唾液腺から出す分泌液がアレルゲンとなると考えられており、かゆみが引いた後も刺された(噛まれた)跡はしばらく残るそうです。
また、ツメダニは人刺性といっても犬や猫にも影響することがあり、こうした皮膚炎を犬や猫のツメダニ皮膚炎といいます。
これらによって現れる症状の最大の特徴はフケで、ただれ、かさぶた、かゆみなどが耳の後ろやしっぽの付け根、股間、おなかなどに生じるそうですが、犬や猫は人間と比べて自分の言葉で症状を伝えることはできないので、様子がおかしくないか飼い主がチェックするようにしましょう。
ツメダニに噛まれた(刺された)時の治療薬は?
ツメダニに刺されたことに気づいたら、まずは流水でよく患部を洗い流したあとに、ステロイド系の虫さされ用塗り薬を塗るようにしましょう。
そして、市販の薬で手に入りやすいのは「ムヒアルファEX」で、患部に適量を塗って、かゆみ止めを行い、掻いてとびひになるのを防ぐことをオススメします。
それから、頭皮を刺されてしまったらまずはシャンプーをし、エッセンシャルオイルのティーツリーも効果的なので、ティーツリーを他のホホバオイルと混ぜて体にボディオイルとして塗ったり、頭皮にも保湿を兼ねて塗ると良いでしょう。
(関連記事:ムヒアルファEXのステロイドの強さや副作用と効く虫!ブヨには?)
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ツメダニの駆除の方法は?
ツメダニは肉眼で確認するのは難しいのですが、3~4ヶ月の寿命のうちに100個くらいの卵を産み、1~2週間で孵化するというものすごい生命力で増殖するので、一度噛まれた跡を確認したのなら、屋内にはものすごい数のツメダニがいると思って間違いがありません。
そして、特に湿度が50%を超えると繁殖力が高まるため、室内の湿度調整はこまめに行いながら50%以下を保ち、ツメダニのエサとなるダニやホコリをマメに掃除機にかけて吸引することも大切です。
それから、紫外線もツメダニを殺す効果があるため、布団やぬいぐるみ、ペットのベッドなどは頻繁に日干しするようにしましょう。
また、洗濯機に付属の乾燥機能を使うと、日干しよりも効率的かつ高温になってツメダニを駆除できますし、洗えるものは塩素系の漂白剤を入れると良いので、やってみてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、ツメダニに噛まれた跡や症状と治療の仕方、また、大きさや駆除の方法などについても詳しくお伝えしました。
ツメダニはうすいオレンジ色で素早く、人刺性で、血液ではなく体液を吸い、このとき唾液腺から出る分泌液がアレルゲンとなって皮膚炎が生じ、刺された時より遅れて現れ、長時間続くことが特徴なので、気づいたらよく洗い流し、ムヒアルファEXやティーツリーオイルなどを活用して治療を行いましょう。
そして、犬や猫にも影響を与えることがあり、屋内で増殖するスピードが早いので、ふだんからこまめに掃除をしたり、乾燥機や紫外線を活用して駆除するようにしましょうね!
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