保冷剤の成分と長時間使うコツ!消臭効果やゴミの分別の仕方も

ケーキなどを買うと箱の中に入れてくれる保冷剤は、家の冷凍庫で保管しておくと繰り返し使うことができるので便利ですよね。

でも、保冷剤の中身に入っている成分は何なのか、どれくらい再利用できるのか、毛穴への効果や芳香剤としての使い道、作り方、長時間使うコツ、誤飲の注意点、冷蔵庫での保管の仕方について知りたいのではないでしょうか。

それから、保冷剤の捨て方としてゴミ分別をするときは燃えるゴミで良いのかも気になりますよね。

そこで今回は、保冷剤の成分と長時間使うコツ、また、消臭効果やゴミの分別の仕方などについても詳しくお伝えしていきます。

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保冷剤の中身はなに?思わぬ効果や作り方などについて

アイスクリームや冷蔵商品を購入すると箱の中に入っている保冷剤は、冷凍庫で凍らせておくと再利用ができるので便利ですよね。

そんな保冷剤は水と高吸水性ポリマーからできており、どの保冷剤でも基本的にこれで作られているそうです。

そして高吸水性ポリマーは自重の数百倍から数千倍までの水分を吸収し、ゲル状にして保持することができるため、この特性を活かして紙おむつなどにも使われていますよね。

それから、高吸水性ポリマーは水分を含むことで表面に小さな凸凹ができ、この凸凹がニオイの成分を吸い寄せるということで消臭効果が期待でき、消臭剤にも入っているのだそうです。

そんな高吸水性ポリマーは手で触れても人体に害はないのですが、誤飲してしまうと体内で水分を吸収し、喉のつかえや腸まで詰まってしまう可能性があり非常に危険なので、病人や小さな子供が飲み込んでしまわないように注意しましょう。

また、一部の高吸水性ポリマーにはエチレングリコールという毒性の強い成分が使われていることがあるので、くれぐれも口にしないように気をつけてくださいね。

保冷剤で毛穴引き締め効果?!

保冷剤は色々な再利用法がありますが、最も簡単で身近なのが「毛穴引き締め」です。

まず、保冷剤をお風呂に入る前に冷凍庫にいれておき、入浴後、スキンケアを行ったあと、保冷剤をとりだして気になるところに当てて肌を冷やしていきましょう。

そして、1箇所につき数秒程度にして別の場所にうつし、それから毛穴の目立ちやすい部分で小鼻やあご、頬などをまんべんなく冷やせばOKだそうです。

こうして十分に肌が冷えたら、その後、クリームやオイルなど、いつものケアの最終ステップを行えば完了です。

保冷剤で芳香剤を作ろう!作り方は?

前述のとおり、保冷剤に使われている高吸水性ポリマーはニオイを吸着する効果があるので、自宅にある保冷剤でも芳香剤を作ることができます。

そのためにはまず、次のとおり材料を準備しましょう。

・ 保冷剤(溶けた状態で2~3袋)

・ 保冷剤が入るくらいの大きさの容器(空き瓶やプリンカップなど)

・ 好きな色の水彩絵の具や水性カラーペン

・ ペットボトルのキャップなど

・ 飾り(ビーズや造花、プラスチックのマスコットなど)

・ アロマオイル

・ 混ぜるもの(割り箸やプラスチックのスプーンなど)

それから、次のステップで作ります。

・ 用意した容器に保冷剤の中身を入れます。

・ ペットボトルのキャップに水を少しだけ入れて絵の具を溶かし、色水を作ります。

・ できた色水を保冷剤に加えて混ぜ合わせます。

・ 香りを付けたいときにはアロマオイルも加えて混ぜます。

・ 飾りを入れてできあがりです。

このように作り方は簡単で、入れ物はなんでもよいので、きれいなガラス瓶などを使ってインテリアとしても置いて恥ずかしくないものにしたいですね。

そして、置く場所はトイレや玄関、リビング、靴箱などどこでもOKですが、誤飲防止のために乳幼児やペットには届かないところにしてください。

また、食品を入れる冷蔵庫も保管場所としてはふさわしくないので、避けてくださいね。

ちなみに、保冷剤を使った芳香剤は直射日光の当たらない場所でも1週間ほどでひからびて効果がなくなってしまいます。

そのため、たくさん作って大きな瓶に入れるよりも、少しずつ作って小さな瓶に入れるようにしてちょっとずつ使いましょうね。

保冷剤を長時間使うコツは?

保冷剤は芳香剤や毛穴パック以外にも普通に飲み物や食べ物を冷やすために再利用するのも便利なので、野外でのキャンプやBBQなどの時にはクーラーボックスとともに必須アイテムなのではないでしょうか。

そんな保冷剤は、クーラーボックス内での配置の仕方にポイントがあり、暖かい空気は上に、冷たい空気は下に行く性質を持っているので、ボックスの天井付近に保冷剤を置くのが良いそうです。

こうすることで、暖かい空気が冷やされ、冷えた空気は下降し、ここで対流が起きてボックス全体が冷えてくれます。

そして、通常の保冷剤だけの場合は比較的短時間で効果が上がってくるので、ボックスの底部に氷点下系のアウトドアグッズ用などの強力なタイプの保冷剤をおき、天井付近に通常の保冷剤を配置してサンドイッチ構造にするとより効果がアップするようですよ。

ちなみに、サイズはなるべく大きなものと小さなものを組みあわせ、できるだけ余計なスペースを作らないようにすると保冷効果を高めることができます。

また、飲み物や保冷剤を詰める前に、凍らせたペットボトルや氷などを入れてボックス自体を冷やしておき、出発直前になってから保冷剤や持参する飲み物を詰めたり、外部で到着してからもボックスに直射日光が当たるのを避けると良いでしょう。

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保冷剤を捨てるときは何ゴミ?

保冷剤の中身は、前述のとおり水分と、紙おむつと同じ原材料の高吸水性ポリマーなので、燃えるゴミとして捨ててOKです。

ただ、やってはいけない捨て方が、保冷剤の中身のゲルだけトイレや台所で流すことで、これによって高吸水性ゲルが膨張し、水道管に詰まってしまう可能性があるので、中身を別にして処分することは避けてください。

それから、保冷剤にはソフトタイプとハードタイプがあり、ハードタイプは外側がプラスチックなので、保冷剤は水とペットボトルを処理するようなイメージになります。

こうしたときは、プラスチックは可燃ゴミ、資源ゴミ、または燃えないゴミとして処分するなど、自治体によって異なるので、ハードタイプに関してはお住まいの地域のゴミの出し方について調べるようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、保冷剤の成分と長時間使うコツ、また、消臭効果やゴミの分別の仕方などについても詳しくお伝えしました。

保冷剤は水分と高吸水性ポリマーでできているため安全性は高く、人体に害はないのですが、誤飲してしまうと腸などに詰まる可能性があるとのことで、メリットとしては冷やす以外にもニオイを吸着する効果があるので、保冷剤を再利用する方法として芳香剤の作り方や、毛穴パック、長時間冷やすコツなどをお伝えしました。

そんな保冷剤は基本的には燃えるゴミとして出して良いとのことでしたが、中身を取り出してゲルだけ水道に流すのはNGで、外側がプラスチックの場合はお住まいの地域のゴミの分別に従って処分する必要があったので、気をつけて捨てるようにしましょう!

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