左のお腹が痛いやお腹の左下が痛い時の原因や病気!チクチク等
腹痛というのは意外と種類があり、左のお腹が痛いなどの具体的な場所が明示できるときもよくあります。
しかし、腹痛が左側や左下にあると特定されていた場合の疑問点もあり
・チクチクする時の原因はなに?
・子供や女性の生理前に発生するものは何?
・便秘や吐き気、および下痢などの症状と組み合わさったら危険なの?
などなど、色々と知りたいことが出てくると思います。
そこで今回は、左のお腹が痛い時やお腹の左下が痛い時の原因や病気について、上記の疑問にも回答し、チクチクと痛みを伴う時はどういうことなのかについても説明いたします。
左のお腹が痛い、原因は何か?
左側とか左下側が痛む腹痛というのは非常に種類があり、ちょっとした食べ過ぎなどから引き起こされる日常的な痛みから、重病といえる早期入院及び手術が必要になる病気までありますので、痛みだけで原因を特定するのは非常に難しいのが現実です。
そのため、どのような痛みであったとしても異物感や異変を感じ取り、違和感があるのなら必ず病院で受診をして原因の特定をしてもらう方が安全です。
というのも実際に病気だといわれたところで、潰瘍性大腸炎・大腸憩室症・憩室炎・急性腸炎・移動性盲腸・虚血性大腸炎・イレウス・過敏性腸症候群・S状結腸軸捻転・突発性S字結腸破裂・腎盂腎炎・急性虫垂炎・子宮付属器炎など数えきれない病気が推測されますので細かい検査をしないで特定するのは難しいのですね。
ちなみに、軽く列挙してこの量ですので、もっと推測される病気を記載すると、これの倍以上になります。
また、左側や左下が痛む場合は大腸や卵巣や子宮などの生殖器、それか膀胱や前立腺や腎臓などの泌尿器、とある程度は絞り込むことができますが、それらの部位における病気もいろいろと種類があるので、このようにいろんなものが推測されるようになってしまうのですね。
腹痛の考え方について
腹痛には大きく分けて3種類があり、それらは内臓痛・体性痛・関連痛に分けることができるのです。
・内臓痛
まず、内臓痛というのは胃や腸といった「管腔臓器」に該当する部分が無理やり伸びたり縮むことで痛みが生じるようになることで、きりきりするとかチクチクした痛みを感じるようになり、一定の時間をおいて繰り返すこともあります。
そして、胃腸の内部で胃酸のバランスが崩れる、腸内細菌のバランスを崩れるなどの症状が出るもので、過剰なストレスや暴飲暴食や生活習慣の乱れからも発症するものなので、おそらく現代人なら一度は体験したことがある痛みといえるのではないでしょうか。
また、この内臓痛は吐き気・嘔吐・冷や汗・下痢などの状態とセットになることも多いので注意しておきましょう。
・体性痛
次に、体性痛の場合は内臓痛よりも痛みがひどく、チクチクを通り越して突き刺すような痛みを感じるようになり、体を動かすことで痛みが悪化して、痛む箇所に強い炎症が発生して患部を刺激すると痛みが発生するようになるのです。
そして、この症状が出ている場合は自然に治らないことが多く、S状結腸や泌尿器および生殖器関連の病気を発症している可能性が高く、この状態になったら手術の必要性も高くなるので、いち早く病院に行く必要性が出てきます。
・関連痛
最後に関連痛ですが、こちらは頻度としては少なく放散痛とも呼ばれているもので、炎症を起こしている部分の痛みが強すぎることでそばにある神経線維が刺激されるのが原因なので、ほかの部位からきているものとなっています。
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便秘と左下脇腹痛について
便秘がひどい人は左下の腹部に痛みが発生している可能性があり、それは直腸と大腸のつながり部分であるS状結腸にガスや便がたまりすぎることで発生する痛みだからです。
つまり、このタイプの方々は便秘が解消されると痛みからも解放されるようになるので、便秘トラブル対策を講じるようにしてください。
また、女性の場合は生理前になると黄体ホルモンのプロゲステロンが大量に分泌されるようになり、大腸にも影響をもたらしてしまうので、大腸の動きを鈍くして便秘にする確率を平常時よりも上昇させてしまい、その時期は腹痛に悩まされことも多くなってしまいます。
ただし、便秘が治っても痛みが続くといったケースは病気の可能性がありますので、検査を受けるようにしましょう。
子供が左側や左下の腹痛を訴えた時は?
ストレスや便秘によって左下や左側の腹部が痛いと訴える方々は多くいますが、子供の場合に痛みの原因として多くなっているのが、便秘だそうです。
先ほど、便秘になると左下部分、つまりS状結腸にガスや便がたまって痛みが出るようになると説明しましたが、子供の場合もこれが当てはまるということなのですね。
そのため、子供が左側の腹部に痛みを訴えたのなら、お腹をやさしく触るなどして固くなった便を出せる状況を整えると、トイレですっきりさせることにつながるので、痛みもなくけろっとした元気な状態に戻ることもよくあります。
それ以外では、下痢や吐き気などを伴っているときは「感染性胃腸炎」が考えられますし、暴飲暴食による内臓痛も考えられますので、痛みで苦しんでいる子供を見つけたのなら、ほかにどのような症状が出ているのか、便秘になっているのか、最近の食生活はどうだったのかを確認して対応するようにしましょう。
ただし、あまりにも痛みがひどく苦しんでいるのなら原因を親が推定するのではなく、いち早く病院に行って対応してもらうようにしてください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、左のお腹が痛い時やお腹の左下が痛い時の原因や病気について、様々な疑問にも回答し、チクチクと痛みを伴う時はどういうことなのかについても説明いたしました。
腹痛だけでは原因を特定することはかなり難しいのですが、暴飲暴食やストレス過多によって左下腹部に痛みが出ることは多いので、ほかに症状がないのか、痛みのレベルはどの程度なのかでまずは判断すると良いということでした。
また、女性の場合は生理前になると女性ホルモンの作用によってどうしても便秘になりがちですので、便秘による左側の腹痛が引き起こされてしまうことも多いということでしたね。
そして、子供の場合も便秘による腹痛が多く、ほかの症状があるのなら病気を疑い、症状が重いのなら病院で検査する必要があるということでした。
最後に、日常的に腹痛というのは発生するものではありますが、違和感を感じたり、痛みがいつまでも続くといった状態ならば市販薬でごまかすのではなく、病院を受診して早期発見に努めるようにしてください。
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