お腹がチクチク痛い時の原因と対処法!生理前や下痢を伴う時も

お腹の痛みというのは意外と種類があり、なんとなくお腹がチクチク痛いという現象に襲われるときがあります。

そして、このチクチクするようなお腹の痛みは色々と疑問点があり、

・生理前や妊娠初期、妊娠後期の女性に発生するものなの?

・男性や子供の場合は?

・チクチクする原因や場所は、主に下腹部?

・微熱があったらまずいの?

・対処法の基本は薬?

などなど、色々と調べたい項目が出てくるのです。

そこで今回は、お腹がチクチク痛い時の原因と対処法について、上記の疑問にも回答し、生理前や下痢を伴う時も解説いたします。

お腹のチクチクする痛みの原因は何?

お腹のチクチクする痛みの原因としてよく出てくる言葉が生理・妊娠・ストレスとなっていて、男性でもストレスや病気によってチクチクとした痛みが発生することがあります。

例えば、大腸に影響するような虫垂炎や腸炎、潰瘍性大腸炎などになってしまった場合は下腹部が痛むようになるでしょうし、おへその内側がいたい場合にはストレスが原因と考えられ、外部ならおへそに溜まった垢が硬直することで痛みが発生するようになるでしょう。

そして、生理痛で苦しんでいる人たちは、子宮収縮によって子宮内膜がはがれやすくするために分泌される「プロスタグランジン」が原因となっている可能性が高く、この物質が多すぎると陣痛に似たようなチクチクした痛みが発生することがあるようです。

それ以外にも、生理前にチクチク痛むのも子宮が原因で、生理前のタイミングでは女性ホルモンである「プロゲステロン」が多くなることで子宮収縮を抑え込むようになり、その収縮作用が胃腸にまで飛び火して作用することがあるのですね。

また、妊娠初期の場合も「プロゲステロン」が大量に分泌されるようになるので、生理前の子宮の痛みと同様な痛みが発生することもあるでしょう。

あとは、妊娠中ならば赤ちゃんの成長で子宮周辺の靭帯が引っ張られることが多々あるため、その引っ張られることで痛みが生じることもあるようです。

そして、妊娠後期になると胎児が大きくなることで胃腸を圧迫するようになり、便秘が多発するようになるので、便秘による下腹部への腹痛が発生するようになり、痛みを感じる場合があります。

このことから、女性はチクチクする痛みを感じることが男性よりも多く、妊娠することでも痛みが多発して苦しめられるようになってしまいます。

基本的に、妊娠してから12~15週で胎盤が完成するのでチクチクした痛みは少なくなるとは言われていますが、胎児が大きくなることで便秘に繋がるので腹痛が無くならないこともあり、出産までの長い期間お腹のトラブルで困ってしまう人もいるのです。

そして、痛みが発生する部位が下腹部の場合は女性なら生理や妊娠に関係している確率が高いと言えるでしょう。

子供でもチクチクと痛むことはあるの?

ストレスや生理が原因ということが多くなるので、生理が無い子供の場合にはチクチクとした痛みが発生することはないと思いがちですが、大人よりも低確率となりますが、発生する確率はあり、多くのケースで過敏性腸症候群が原因と考えられています。

そして、この過敏性腸症候群において最も厄介なところは原因不明となっているところで、対処の仕方が非常に難しくなります。

そして、ストレスが溜まりすぎると悪化するとか、感染性腸炎が発症した後になってしまう可能性が高いと言われていますが、具体的に特定ができていないので、明確に防ぐ方法は見つけられていません。

今のところ、予防法として言われていることは生活習慣を整えることやストレスを抑えることで、下痢や腹痛が酷い場合には病院に行って症状を抑える薬を処方してもらうしか対処法もないようです。

また、これがウイルス性による痛みならば季節的に流行する胃腸炎などが該当することになるので、子供の場合は基本的に何らかの病気を疑うようにして、病院に行くようにしてください。

熱がある場合は?

お腹の痛みに微熱等の熱の症状がセットになっている場合には、男性なら感染性胃腸炎・虫垂炎・胆嚢炎・膵炎などの病気の可能性がありますが、女性の場合には月経前症候群の可能性があり、生理前になると発熱中枢を刺激されるようになることで微熱が出てしまうことがあります。

つまり、男性で発熱や腹痛が出たのならすぐに病院に行った方が良いですが、女性の場合はいつもの症状か病気かの判断が必要になりますので、それ以外の症状が出ていないかをチェックして、いつもの生理前の状態との違いがあるのかを見極める必要があります。

ただし、あまりにも痛みがひどく熱も高いのなら、女性であってもすぐに病院に行きましょう。

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 お腹のチクチクした痛みへの対処法は?

お腹の痛みの原因は胃腸のトラブルか女性の場合は生理や妊娠関連のトラブルになっていて、それぞれ対処法が異なります。

まず、胃腸のトラブルが原因の場合は食生活を見直す必要があり、特に糖分の摂取量が多い人はできる限り減らすようにしてください。

というのも、砂糖の摂取量が多いと浸透圧が急激に上昇するようになりますので、腸内が浸透圧を無理やり下げようとすることで水分を分泌するようになるので、必然的に下痢になってしまい、胃腸トラブルになる可能性を高めてしまうのです。

また、砂糖自体は酸性なので中和する必要性があり、カルシウムなどのミネラル成分が消費されるようになるので、ミネラル不足にも陥ってしまい栄養素不足になって体調が悪化しやすくなります。

それ以外には、身体を冷やしたり胃腸を冷やすような行動をし続けるのも腹痛の原因となりますので、冷房がききすぎる部屋に長時間いるとか、冷たいものを大量に摂取するのも避けてください。

あとは、免疫力を向上させるためにも規則正しい生活を心がけ、睡眠時間もしっかりと確保するようにしましょう。

そして、生理痛が酷く生理前がしんどいという方も、バランスの良い食事を心がけて塩分やカフェイン及びアルコールを控えるようにし、代謝を上げるためにも軽い有酸素運動を実行して、タバコは止めるようにしてください。

しかし、妊娠によるチクチクした痛みの場合は対処法が少なく、できる限り負担をかけすぎないようにストレスを減らして、歩行速度を遅くするなどの対処しかできないようです。

ただ、どうしても痛みがひどいという方は下腹部だけではなく下半身全体を温めるようにハイソックスやレッグウォーマーを使って足を温めて、腹巻やカイロなどを使ってお腹も温めてください。

薬は使うべきなのか?

腹痛の場合には痛み止めの効果がある薬を使って対応することが基本となっていますが、あれらはあくまで腹痛を抑え込んでいるだけですので、根本的な解決にはなっていません。

つまり、あまりにも痛みがひどい場合への対処法としては良いのですが、根本的な対処法ではないのです。

なので、日常生活において「腹痛があるから痛み止めを飲む」ということを繰り返していてもその場はしのげますが、しっかりとは解決できないということを覚えておいてください。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、お腹がチクチク痛い時の原因と対処法について、様々な疑問にも回答し、生理前や下痢を伴う時も解説いたしました。

お腹のチクチクした痛みはストレスや生理や妊娠に関係するものが多く、病気でも発生するものなので、女性の方々は頭を悩ます確率が高いとのことでしたね。

また、子供の場合は腹部に痛みがあるのなら過敏性腸症候群や胃腸炎の可能性が高いので病院に行った方が良いということでした。

そして、発熱がある場合、男性なら病気の可能性が高くなりますが、女性の場合は月経前症候群の可能性もありますので、しっかりと見極める必要があるということでしたね。

最後に、腹痛や微熱というのはありきたりな症状ではありますが、ありきたりだからといって放置してしまうと、病気の場合に悪化してしまいますので、当たり前のこととして判断する前に、他の症状が無いのかをチェックして、日常生活の改善を意識していくようにしましょう。

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