すぐに涙が出る病気と原因まとめ!ストレスやうつとの関係は?

最近の若い人たちの悩みの一つに、すぐに涙が出るようになってしまって、仕事中でも制御できなくて辛いというものがあります。

そのため、このすぐ涙が出る原因は何なのか、ストレスやうつ等の病気が関係しているのか、治すことができるものなのかを気にしている人も増えているそうです。

そこで今回は、すぐに涙が出る病気と原因のまとめを行い、ストレスや鬱との関係性についても解説いたします。

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すぐに涙が出る病気について

涙が出るようになる病気として真っ先に名前が出てくるのはうつ病や自律神経失調症です。

まず、うつ病になると身体がだるい状態が続くようになって、疲れが溜まりがちになり、気持ちの浮き沈みが激しくなって、食欲が低下し、趣味が楽しくなくなってしまって、夜眠れなくなり、涙もろくなってしまいます。

そして、自律神経失調症になるといきなり副交感神経が働き始めるようになるので、急に涙が出るようになってしまうでしょう。

このように、考えられるのは主に二つの病気なのですが、これらの主な原因が生活リズムの乱れやストレスにあることから、ストレスが強すぎる環境にいる人は涙が突然出るようになってしまうのです。

涙が出る仕組みについて

基本的に、涙が出る原因には

・ごみやほこりなどの小さな異物を排除する基礎分泌

・大きな異物が目の中に入ってしまったことでそれを排除するために発生する刺激性分泌

・何らかの映画かドラマを見て感動することで出てくる情動性分泌

の3種類があります。

しかし、涙が分泌される時のメカニズムは厳密には解明されていない部分があり、まだ仮説の部分も多いのですが、感情をコントロールできなくなることで情動性分泌が活発に動くようになると、自然と涙が出るようになると考えられているので、ストレスによる涙は情動性分泌と考えられているのです。

というのも、人間は体にストレスとなる感情を抱くと脳が感知するようになり、その感情が強ければ強いほどストレス反応を繰り返し起こすようになって、プロラクチンやコルチゾールといったホルモンが大量に分泌され、余剰となった分泌物を涙として排除していると言われているのですね。

また、ストレスがかかりすぎることで交感神経が活発になりすぎると副交感神経とのバランスがとれなくなってしまうので、副交感神経のスイッチを強制的にオンにするために情動性の涙が出るようになるとも考えられていて、涙が出ることで副交感神経が強制的に活発化するので、自律神経のバランス調整の役目もあると言われているのです。

それ以外には、女性ホルモンが乱れることで感情を制御しにくくなってしまい、涙が多発するようになってしまうこともあるので、月経前症候群や更年期障害がひどい人は、一時的に涙もろくなる時期が発生することがあると思います。

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人間はストレスがありすぎると涙が出る

涙が出る仕組みを理解していただくとわかるように、異常なまでにストレスがかかる環境にいると涙が制御不能となって出てしまうことがあります。

また、ストレスは精神的なストレスと肉体的なストレスに分けられますが、精神的なストレスが溜まりすぎても小さな刺激で過剰反応するようになってしまうので、仕事中などの予測不能なことで涙が出ることがあるのです。

そして、肉体的なストレスが溜まりすぎると脳もオーバーワーク気味になるので、頭も休めなくなってしまって、交感神経が活発になりすぎてしまい、無理やり涙を分泌されてしまうこともあるので、こちらの場合も予測不能なところで涙が出ることになります。

感動や目への刺激以外で泣くのは危険

今までのことを踏まえると分かると思いますが、自分の感情とは関係なしに制御不能で涙が出るようになってしまった方は、異常にストレスがかかりすぎているか、肉体か精神が限界に近い状態になっている表れでもあるので非常に危険です。

そして、この状態が何ヶ月も続くようになることで、ストレスの悪影響が身体中に発揮するようになり、最終的にはうつ病を発症してしまうかもしれません。

つまり、うつ病になったから涙を制御できなくなるのではなく、涙が制御できなくなるほどストレスが強い過酷な環境にい続けることでうつ病になり、さらに涙が制御できなくなるということになります。

いい涙ももちろんあります!

このように涙が制御できなくなるのは非常に危険な兆候と言えるでしょうが、ちょっとしたことで共感して泣けるようになったとか、感受性が強くてついつい泣いてしまうといった人たちはプラスに考えることができると思います。

まず、大人になって涙もろくなったと感じる人は、人生経験を積むことで共感できる事柄が子供の頃よりも圧倒的に増えて、心を動かされる頻度が上昇し、ちょっとした作品を見ても涙が出るようになってしまうのです。

この場合は、あくまで本人の成長の証と言える涙なので、マイナスとなる因子は全くないと言えるでしょうし、恥ずかしいからといって無理やり我慢する必要のない涙と言えます。

また、感受性が強いから涙が出やすいという方は喜怒哀楽の感情表現が豊かになりやすい人であり、人の感情を理解してくれる面も強いため、その個性を消す必要はないでしょう。

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最近はやりの新型うつ「プチうつ」とは?

最近の若い人たち、特に20代の女性を中心にして急速に拡大しているうつが、「プチうつ」です。

このように、名前だけを見ると非常に軽そうに見えるかもしれませんが、うつはうつなので症状はかなり重く、仕事や私生活に悪影響を及ぼす確率も高く、可能な限り治したほうがいい症状となっているのですね。

そして、このプチうつはうつ病とは違い1日中発症しているわけではなく、1週間に3回か4回、主に夕方から夜にかけて発症し、訳も分からず涙が出るようになってしまうのです。

というのも、基本的に涙が出るのは、何らかの刺激があることで、その刺激に対しての反応として出てくるものなのですが、プチうつの場合はいきなり涙が出るようになって、フラッシュバックのように悲しさや不安を感じるようになってしまうというものなのですね。

また、このプチうつはマイナス思考が強く、人からの視線が気になってしまう、周りから良い子と呼ばれるタイプの人が多く発症することが多いので、そのタイプに当てはまる人たちは注意するべきものとなっているのです。

制御できない涙を治す方法は?

ここまでのところを踏まえると分かると思いますが、涙が制御できなくなってしまう最大の理由はストレスにあります。

そのため、制御できない涙を治す方法は精神的なストレスと肉体的なストレスから解放されることにあります。

そのため、例えば、スポーツが趣味の方は有酸素運動を行ってスッキリした状態をして精神的なストレスから解放されたのちに、アロマを焚きながらリラックスして眠るようにして肉体的ストレスから解放するとか、あえて泣ける映画やドラマを見ることで涙を流してスッキリさせるとか、好きなことに没頭することなどが挙げられます。

しかし、何がその人にとってのストレス解消として最適なのかは人によって大きく異なってきますので、大好きな趣味を持って仕事から離れられる時間や空間を用意するようにしてください。

つまり、特に趣味がなく運動も嫌いで休日も家でただゴロゴロするような人は要注意ということになるのです。

ただし、うつ病を発症している場合はストレスから逃れることができない状態の人もいるので、そのような人たちは医師に相談してカウンセリングをうけてくださいね。

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まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は、すぐに涙が出る病気と原因のまとめを行い、ストレスや鬱との関係性についても解説いたしました。

涙がすぐに出る病気はうつ病や自律神経失調症が考えられますが、最も大きな原因となっているのはストレスということでしたね。

そして、その兆候が制御できない涙が出るようになることであり、そのような状態にある人は肉体的にも精神的にもストレスでやられていて危険な状態にあるということでした。

また、ストレスが溜まってプチうつになるとこちらも制御不能の涙が出るようになるので要注意ということでしたね。

結論としては、突然の涙の最大の理由はストレスにあるということなので、対抗策はそれらのストレスから解放されるようなストレス発散術を身につける必要があるということでした。

現代社会はストレス社会となっていて、様々なストレスが現代人を痛めつけているので、自分の健康を保つためには自分なりのストレス発散方法を見つけた方が良さそうですね。

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