花粉症が突然発症する原因やきっかけ!発症率や年齢と予防策も

つい最近まで花粉症じゃなかったのに、大人になってから花粉症を発症してしまった方もいますよね。

なので、花粉症が突然発症する原因やきっかけとメカニズム、時期や症状、発症率や年齢についても知りたいのではないでしょうか。

それから、花粉症が突然発症しないように予防や対策ができないのかも気になりますよね。

そこで今回は、花粉症が突然発症する原因やきっかけ、また、発症率や年齢と予防策などについても詳しくお伝えしていきます。

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花粉症が突然発症するのはなぜ?原因やきっかけなど!発症率は?

花粉症は、どういうメカニズムで、どんな原因やきっかけで発症するのでしょうか。

花粉症はまず、毎年2月から春にかけて特に多く飛散する花粉が体内に侵入すると、かゆみや炎症を引き起こす化学伝達物質をたくわえている「肥満細胞」へ花粉に対する抗体(IgE抗体)が付着するとされています。

そして、この花粉との接触を何年も繰り返すうちに、IgE抗体が付着した肥満細胞が増加し、ある一定数まで増殖し閾値(いきち)に達すると、さらに抗原が再侵入してきた時に体内のIgE抗体が反応を起こし、その結果としてくしゃみや目のかゆみなどの症状が現れます。

それから、花粉症を発症するとくしゃみを1日に何回も連発し、鼻水の色は透明でサラサラしているといった特徴のある症状が現れ、目などの粘膜にも花粉が付着すると目の充血やかゆみなどの症状も現れます。

このように、花粉症は簡単に言えば何年もかけて体内に花粉が蓄積することで症状が現れるのですが、閾値に達するのがいつかということは知ることができないため、発症するタイミングは人それぞれなので、現時点で発症していないからといって、今後も発症しないとは限らないそうです。

しかも、日本国内における花粉症の発症率はなんと40%にものぼると言われていて、地域別に見ると甲信越地方が49.7%、関東地方は43.7%、東海は41.9%で、最も低いのは原因となるスギなどが少ない北海道ですが、それでも18.7%と出ており、誰にでも発症するリスクがあることが分かりますよね。

それから、発症する時期としては、花粉症の原因となるスギやヒノキの花粉が最も多く飛散する2~3月の春先が一番多いそうです。

花粉症は年齢が高くなるほど症状が軽くなる?

花粉症の発症のタイミングは人それぞれですが、年齢が高くなればなるほど症状が軽くなるというデータがあるそうで、スギ花粉による花粉症の発症は40代がピークで、それ以降は低下していく傾向にあるそうです。

というのも、花粉症は免疫反応が過剰に起こるために起こりますが、加齢にともなって免疫力が低下していくと、花粉症も発症しにくくなるのだそうです。

そのため、ピークとなる40代までは、次の項目をチェックして徹底した花粉防御とセルフケアを行うことをオススメします。

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花粉症の発症を予防する対策は?

花粉症発症のメカニズムを説明しましたが、どの程度の花粉が体内に侵入したら抗体の働きが過剰になるかどうかは個人差があり、子供のうちから免疫反応が過剰になる場合もあれば、数十年にわたって花粉を浴び続けても花粉症の症状が現れない方もいます。

ただし、近年では花粉の飛散量も増加しているため、全体的な患者数も増加傾向にあり、前述の通り発症率は非常に高いためいつかは発症するリスクを考えて、日頃から花粉が付着しないように注意することが大切です。

そのためには、基本的なことですが、鼻や目、口に花粉が付着しないように次のようなオススメグッズを活用することをオススメします。

・ マスク

花粉症の予防と対策に最も効果的なのは、鼻や口をぴったり覆うマスクの着用がオススメです。

そして、花粉症用のマスクは色々な種類が販売されており、ぴったりとフィットしてすきまを作らないタイプや、ガーゼ素材で柔らかく包み込み耳が痛くならないタイプ、保湿フィルターがついたぬれマスクなど、色々な商品が販売されています。

ちなみに、花粉症の原因で最も多いスギ花粉は水に付着しやすいので、しめったガーゼをマスクに挟み込んで使うと効果的だそうですよ。

・ メガネ

花粉は実は目の粘膜にも付着するので、普段メガネをしない人でもメガネを装着すると良く、もちろん度が入っている必要はないので、視力に問題がなければダテメガネを着用し、普段はコンタクトレンズの場合でも春先だけはメガネにかえると良いでしょう。

ちなみに、コンタクトレンズをつけたまま花粉が飛散する時期に外出すると、コンタクトと結膜の間に花粉が入り込みこすれ、炎症を起こす原因になることがあるので、メガネを装着した方が安全ですよ。

このようにメガネやマスクを装着することによって体内に入る花粉の量はかなり低減できるので、次の図を参考にしてくださいね。

 

3、化学繊維の服

ウールなど表面がふわふわした衣類などを着て外出すると、洋服に花粉が付着してしまい、帰宅すると家に花粉を持ち込んでしまいます。

なので、花粉の時期にはポリエステルや化学繊維、綿など、表面がつるつるしていて花粉が付着しにくいものにすると良く、室内に入る前には服から花粉を洋服ブラシで払うようにしましょう。

4、帽子

実は見落としがちですが、髪の毛などにも花粉は付着し、帽子をかぶることで避けられるので、可能な限り帽子をかぶって出かけるようにしましょう。

5、花粉防止クリーム

鼻の穴に塗って、体内に花粉が侵入するのを防止するクリームが市販されているので、最後の砦として塗ると効果的です。

そして、花粉防止クリームは値段がやや高めですが、薬局でも気軽に購入できますし、とにかく花粉症になりたくない方は試してみても良いかもしれません。

6、人口涙液

メガネを着用していても一部の花粉はどうしても目に入ってきてしまうので、目の表面に付着した花粉は人口涙液を使用してこまめに落とすようにすると良いのですが、人口涙液は塩化ナトリウム・塩化カリウムを含む点眼薬なので、ドライアイの治療などにも用いられているので、花粉症予防以外でも使うと良いでしょう。

それから、外出先から帰宅したら洗顔やうがいなどに加えて、人口涙液で目を洗うのを習慣化すると良いでしょう。

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花粉症の発症時期は良質な睡眠を心がけよう!

花粉症になりやすい2~3月は冬から春に向かう季節の変わり目で、気温の寒暖差も激しくなるので、ただでさえ自律神経が異常になり体調を崩しがちです。

そのため、いつも以上に正しい生活習慣を意識し、毎日同じ時間に眠り、起きるといった睡眠のリズムを作り、できれば6~8時間は眠って1日の疲れをとるようにしましょう。

そして、体の細胞が再生されるリズムを崩さないようにすることも大切な予防策になるので、夜更かしや残業はできるだけ控えるようにしましょうね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、花粉症が突然発症する原因やきっかけ、また、発症率や年齢と予防策などについても詳しくお伝えしました。

花粉症を発症するメカニズムは、スギやヒノキなどの花粉を体内に吸い込むとできる抗体が閾値まで達すると、また花粉が侵入したタイミングで過剰反応し、それによってサラサラとした鼻水や連発するくしゃみ、目のかゆみや充血などの症状が現れるのでしたね。

なので、発症するタイミングは人それぞれですが、40代をピークに発症しにくくなり、時期はスギやヒノキの花粉が飛散する2~3月が多く発症率は40%とのことでした。

そのため、マスクやメガネの装着、化学繊維の服や帽子を身につけ、人口涙液で目を洗うなどの予防策をオススメしましたね。

このように、花粉症はある日突然発症する可能性のある症状なので、もしもかかってしまったら早いうちに次の記事をチェックして、体質改善でしっかり治しましょう!
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「花粉症を体質改善で治す方法!効果的な食べ物や食事と漢方など!」についての記事はコチラ!

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