花粉症で痰が絡む(出る)時の対処法!血や色が付くときの理由も
花粉症は目のかゆみや鼻の症状だけでなく、痰が絡む咳が出る時もあるので、本当につらいですよね。
なので、花粉症の咳の症状で、痰に血が絡む時や透明の場合、黄色や黄緑などの色が付く時、臭いがあるときの理由について知りたいのではないでしょうか。
それから、花粉症の痰が絡む時の対処法やオススメの市販薬も気になりますよね。
そこで今回は、花粉症で痰が絡む(出る)時の対処法や、血や色が付く時の理由についても詳しくお伝えしていきます。
目次
花粉症の痰で血や色が付くのはなぜ?他の病気の可能性も
花粉が飛び始める2~3月になると、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどの症状に襲われて、たいていの方は今年も花粉症の季節がきたな…と思いますよね。
そして、花粉症といえばこうした目や鼻の症状が代表的ですが、実は呼吸することによって花粉が喉へと入ることもあり、それによって喉の粘膜に花粉が付着し、喉の炎症が起きて咳の症状が現れることもあります。
それから、咳だけでなく痰が絡む時もあり、通常であれば透明の痰ですが、黄色い痰や緑色の痰が出るようであれば注意が必要です。
白色か黄色の痰が出る
花粉が喉に付着する時は、花粉だけでなく細菌も付着している可能性があり、この細菌を白血球が退治することによって、細菌は死骸として喉に残り、黄色い痰として出ることが多いそうです。
こうした黄色い痰が出て、他に症状がなければ、細菌の侵入は喉に留まり、その時点で退治されて死骸となっている可能性が高いので問題ないですが、それに加えてあまりにも咳がつらい場合は気管支炎や肺炎になっている可能性があります。
この場合、気管支や肺にまで細菌が侵入しているため、細菌を退治するための抗生物質の服用が必要となりますので、病院で内科を受診し、適切な薬を処方してもらいましょう。
朝に黄色い痰が出る、粘液が臭い
朝、鼻水と痰が混ざった黄色い粘液が絡んだ痰が出るなら、夜寝ている間にたまった鼻水が鼻から喉に流れ込む症状が起こっている可能性があり、この場合は粘液に臭いが伴います。
この場合、花粉症が副鼻腔炎の合併を誘発している可能性があるので、耳鼻科を受診して医師に相談しましょう。
濃い黄色や緑色の痰が現れたら?
花粉症の方で、濃い黄色や緑色の痰が出たら、原因不明の慢性気管支炎や気管支拡張症などの病気を併発している可能性があり、これらは特に喫煙者が多いそうです。
なので、こうした症状が現れたら、できるだけ早めに耳鼻科を受診しましょう。
このように、花粉症の時に痰に色がついていたら他の病気を併発している可能性があるので注意が必要です。
一方で、花粉症の痰に血が混じっている場合は、鼻血が混じっているだけのことが多いので、強く鼻をかむのをやめて、優しく鼻をかむようにし、鼻血が止まるまでは自然治癒を待つようにすれば問題ないそうですよ。
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花粉症で痰が絡む時の対処法は?市販薬のオススメも
花粉症で痰が絡む時には、次のような対処法を行って予防や改善を試みましょう。
・ マスクをつける
マスクをつけることで、花粉の吸収だけでなく、細菌も同時に付着するのを防ぐことができ、喉も乾燥しないよう予防できます。
・ うがいをする
うがいをすることで、喉に入り込んだ花粉を洗い流すことができます。
・ 水を飲む
痰の粘りけをとるには、喉に刺激の少ない常温の水をこまめに飲むようにし、水分を補給するのが効果的です。
・ 禁煙する
タバコは喉や気管支、肺に悪影響があるだけでなく、痰を出やすくする傾向があるので、花粉症を患っている人ほど禁煙をオススメします。
・ お酒を控える
アルコールは血管拡張作用があり、鼻づまりをひどくしてしまうので、花粉症の時期はお酒を控えた方が良いそうです。
ただ、どうしてもお酒を飲みたい時には、赤ワインであれば花粉症の症状を和らげる働きがあるそうなので、アルコールを飛ばしたホットワインにして楽しむのが良いそうです。
・ グルテンを控える
炭水化物や穀物に含まれるグルテンは免疫システムやホルモンバランスの崩れを招くので、その結果アレルギー症状が重くなり、痰が絡みやすくなります。
そのため、パンやラーメン、うどん、パスタ、ピザ、餃子、フライドポテト、パンケーキ、クッキーといったグルテンを多く含む食材は少し控えめにすると効果的です。
市販薬を使うなら?
なかなか忙しくて病院に行けないという方は、市販の痰を切る効果のある次のような薬を使うこともオススメです。
・ 新ブロン液エース 120ml…723円
咳を鎮静化するジヒドロコデインリン酸塩と、気管支筋を和らげ咳の症状を楽にしてくれるグアイフェネシンが配合されていて、メントールも入っているので服用感がさわやかでスッキリするそうです。
・ アネトンせき止めZ液100ml…712円
咳の症状を抑える作用を持つコデインリン酸塩水和物の他、気管支を拡張するdL-メチルエフェドリン塩酸塩や喉に絡まる痰を溶解するリゾチーム塩酸塩が配合されており、レモンティー風味の飲みやすいシロップだそうです。
このように、手軽に手に入る市販薬もありますが、前述の通り、黄色や緑など通常とは違う色の痰が現れている場合は、病院で治療を行わないと治らないので、市販薬での対処ではなく病院を受診するようにしてください。
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花粉症と風邪の見分け方は?
花粉症の症状が出ると、とにかく鼻水や鼻づまり、咳がつらくて体がだるくなるので、ついつい判断が衰えがちですよね。
でも、花粉が飛び始める2~3月の時期は、気温の寒暖差も激しくなり、体の抵抗力も弱まるので、他の風邪などのウイルスに感染している可能性もあるので注意が必要です。
そんな時は、花粉症の特徴として、次のような点が上げられるので、該当しているかどうか確認し、違うようであれば再度病院で内科を受診するなどして、早めの治療を心がけましょう。
・ 花粉症の時は、目と鼻が真っ赤に充血してかゆい
花粉症の時は、花粉が目や鼻の粘膜に付着して炎症を起こすので、目と鼻が真っ赤に充血してとにかくかゆくなりますが、風邪ではこうした症状が出ません。
・ 花粉症の時は、くしゃみを連発する
花粉症の場合は、くしゃみを連発し、花粉を体外へ押し出そうとするので、一日に何度もくしゃみを連発するようであれば花粉症を疑いましょう。
・ 花粉症の場合、微熱がだらだらと続く
花粉症の熱は微熱がだらだと続くことが特徴で、高熱になることはあまりないので、熱が上がるようであれば風邪を疑いましょう。
このように、違いがいくつかあるので、いざというときに見分けられるように覚えておきましょうね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、花粉症で痰が絡む(出る)時の対処法や、血や色が付く時の理由についても詳しくお伝えしました。
花粉症で咳が出る時、痰の色は通常は無色透明ですが、白色や黄色の場合は他の細菌が入り込んでいるか、朝に黄色い痰が出て臭いがあるなら副鼻腔炎の可能性があるので病院での治療が必要になり、血の混じりは鼻血なので注意する必要はないのでしたね。
そして、こうした花粉症の喉の症状の対処法としては、マスクや水分補給、うがいで喉を乾燥から守り保湿することが大切で、お酒やグルテンは控えると良く、市販薬としてオススメのものも2種類紹介しましたね。
ただ、前述の通り、風邪や他の細菌感染の可能性もあるので、花粉症の時の特徴を覚えておいて、それ以外の症状の場合は他の病気を疑って早めに治療するようにしましょう!
また、根本から体質改善して花粉症を治す方法も次の記事でチェックしましょう!
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「花粉症を体質改善で治す方法!効果的な食べ物や食事と漢方など!」についての記事はコチラ!
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