中耳炎に効く抗生物質の種類と服用期間!薬の必要性についても!

%e7%94%bb%e5%83%8f1中耳炎の治療にはよく抗生物質が用いられると言われています。

しかし、この中耳炎の抗生物質について分からないことも多く、

・中耳炎に効く抗生物質の種類には何があるの?

・メイアクトやクラリス、フロモックスやセフゾンといった薬の効果や飲む期間は?

・市販薬は飲まないほうがいいの?

・そもそも抗生物質は治療に必要?

といった疑問点があるのではないでしょうか。

そこで今回は、中耳炎に効く抗生物質の種類と服用期間についてと上記の悩みなども説明し、薬の必要性についてもご説明します。

スポンサーリンク

中耳炎に効く抗生物質の種類と服用期間は?

%e7%94%bb%e5%83%8f2

中耳炎に効果がある抗生物質は下記のような種類があります。

・マクロライド系: ジスロマック、エリスロシン、クラリス、クラリシッド、ルリッド、ミオカマイシンなど

・セフェム系:セフゾン、メイアクト、セフスパン、トミロン、フロモックス、バナンなど

・ペニシリン系:ユナシン、オークメンチン、サワシリンなど

・ニューキノロン系:クラビット、バクシダール、シプロキサンなど

・.ホスホマイシン系:ホスミシンなど

・テトラサイクリン系:ミノマイシンなど

そして、この中でも抗生物質として使われる頻度が高いのがセフェム系のものでセフゾン、メイアクトやフロモックス、また、マクロライド系だと、クラリスやクラリシッドといったもので、これらの抗生物質の名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。

ちなみに、マクロライド系の薬は細菌の細胞壁の合成を妨害する作用があり、細胞壁がある細菌に対しての特効薬として使われているのですが、セフェム系の抗生物質も細胞壁の合成を妨害する作用があり、同じような抗菌作用で菌の増殖を防いで死滅させる効果があるのです。

それと、服用期間についてですが、抗生物質はだいたい5日間の服用で、服用3~4日後に病状の確認が推奨されていると言われているのですが、症状の重さや診察した医師によって服用期間や指示内容は異なりますので医師の指示に従うようにしてくださいね。

抗生物質が効かないことはあるの?

中耳炎の原因は肺炎球菌とインフルエンザ菌によるものが多いのですが、これらの菌の中には抗生物質に対する耐性を持っているものが出てきているので効果が弱いことがありますが、全く効かないというわけではないので処方された薬を指示された通り必ず飲みきることが大切になるでしょう。

というのも、薬を飲むことを怖いと感じたり、治ったと自己判断してしまった人が、渡された抗生物質を半分だけ飲むといった対処をしてしまうと、原因菌を排除しきれずに耐性菌を生じさせてしまうことがあるので、必ず処方された薬は決まった量を決まった期間飲み続ける必要があるのです。

また、感染した菌が処方された薬に対して最初から耐性を持ってしまっていることもあるので、抗生物質を処方されて使っていたとしても効果が弱かったらすぐに医師に相談する必要があります。

スポンサーリンク

中耳炎の治療にそもそも抗生物質は必要?市販薬は使っていいの?

%e7%94%bb%e5%83%8f3

中耳炎の治療の基本は抗生物質を使うことではなく解熱剤や鎮痛剤、そして点耳薬を使って中耳炎による痛みや熱をやわらげることで、抗生物質を使うのは、症状が重い場合に限られます。

そのため、症状が軽いならば市販の解熱剤や鎮痛剤を用いるのは有効と言えるので、痛みや熱がひどいなら使うのも良いでしょう。

ただし、子供の場合は使える成分に制限があり、大人用の解熱剤や鎮痛剤を服用するのは危険ですので、子供には子供用の解熱剤や鎮痛剤を使いましょう。

【Amazon.co.jp アソシエイト】

また、抗生物質は薬事法改正により市販は禁止されていて、処方箋が必要なものとなっているので、症状が重い場合は必ず医師に診せて薬を処方してもらうようにしてください。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は、中耳炎に効く抗生物質の種類と服用期間についてと様々な悩みも説明し、薬の必要性についてもご説明しました。

中耳炎における抗生物質には色々と種類がありますが、最近の菌の中には抗生物質に耐性を持っているものもいるということでしたね。

また、中途半端に薬を服用することで菌に耐性を持たせてしまうケースもあるということで、決められた量と期間は必ず守って飲むことが大切ということでした。

そして、市販薬に解熱剤や鎮痛剤はありますが、抗生物質は市販されていないので症状が重い場合は医師に相談したほうが良いのでしたね。

最後に、耐性菌が生じてくると治りが悪くなるので、医師の言うことをしっかり聞いて服用の仕方も言われた通りにするようにしてください。

スポンサーリンク

このページの先頭へ