糖尿病の末期の症状や余命!入院の必要性や痩せる度合いも!

%e7%94%bb%e5%83%8f1糖尿病は最近では身近な病気になりすぎて、ある意味感覚が麻痺して恐怖心が無くなってしまっている方がちらほらいます。

しかし、糖尿病も末期になってしまった場合は、症状も深刻なものとなり余命も考える必要すら出てくるかもしれないのです。

また、見た目も痩せるといった変化が出るようになって、入院の可能性も出てくることになるかもしれません。

そこで今回は、糖尿病の末期の症状や余命について、また入院の必要性や痩せる度合いも説明いたします。

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糖尿病の末期症状ってどんなもの?

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糖尿病については今ではいろいろと情報が提供されるようになっているので、「一生付き合う必要がある」とか「末期になった場合命に関わる」といった言葉を聞いたことがある人もいるでしょう。

確かに、これらの言葉は真実ではありますが、末期症状になったとしても、ガンのように明確な末期症状や余命宣告があるわけではありません。

そして、糖尿病の末期の状態となる糖尿病の三大合併症の、糖尿病性網膜症・糖尿病性腎症・糖尿病性神経障害にもなりやすくなって下記の症状を引き起こしやすくなります。

まず、糖尿病性網膜症は失明の原因疾患の第一位になっていて、失明の可能性が高まると考えてください。

また、糖尿病が悪化した場合は腎臓の機能が失われて使えない状態になる糖尿病性腎症になって、人工透析が必要となり透析をしないと延命が出来ない状態になってしまうでしょう。

そして、糖尿病の初期から末期にかけて発生する合併症の神経障害も、末期にまで悪化すると壊死が発生しやすくなり、足を切断する必要が出てくることもあります。

つまり、糖尿病の末期の状態とはこれらの合併症の状態が進んで、体に深刻なダメージがあちらこちらに発生するようになるということですね。

◇糖尿病における余命について

糖尿病における余命とは先に記載したとおり、ガンのように余命宣告される病気ではありません。

しかし、糖尿病が悪化して人口透析が必要になった場合の平均余命は5年となっていて、10年でほとんどの患者が亡くなるとされていますが、中にはもっと短い方もいますし、人によってはもっと長い方もいるでしょう。

つまり、合併症は進行度合いによって異なるので、かなり症状が進行した段階でも治療さえしっかり行えば、死亡する確率も低下して糖尿病とうまく付き合いながら生きていくことだってできるということですね。

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 糖尿病で痩せることってあるの?

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糖尿病とは血糖値が高くなって高血糖状態になる病気なのですが、あまりにも症状が進行した場合はインスリンの数が極度に少なくなるか、インスリン拮抗ホルモンが増えて血液中のブドウ糖を代謝することができなくなります。

そうすると、エネルギーをブドウ糖から作ることができなくなるので、脂肪や筋肉を分解してエネルギーをつくりだすようになるので急速に痩せていくことになるでしょう。

ただし、この痩せ方は筋肉も一気に低下していくので急速にガリガリになっていき、綺麗な痩せ方ではなくはたから見ても不健康な痩せ方に見えます。

ちなみに、このように脂肪を分解してエネルギーを作りだす場合、ケトンが副産物としてつくり出されるので高ケトン血症の状態になり、血液が酸性になっていきます。

これは、糖尿病性ケトアシドーシスという合併症の一つと言われていて、痩せる以外にも腹痛・嘔吐などの消化器系の症状や多尿にもなるので脱水状態にもなり、低血圧や頻脈も発生するようになって、最悪の場合意識障害や昏睡になって死に至ります。

要するに、この痩せるといった症状がある糖尿病性ケトアシドーシスは非常に危険な状態なので、すぐに医療機関へ連絡して治療を開始する必要があるのです。

◇糖尿病の末期になると入院は必須?

糖尿病における入院の定義は3つあり、合併症の進行具合を調べる検査入院、治療がうまくいかない場合に管理してもらう管理入院、症状が命の危機に関わるような状態になったり薬の服用だけではどうしようもないと判断された場合に行う治療入院があります。

そして、この中でも糖尿病の末期の場合は治療が必須な治療入院に該当するので、基本的には入院すると考えたほうがいいでしょう。

ただし、必須かどうかは医師の判断にもよりますので絶対に入院したくないという方は医師と相談してみましょう。

まとめ

以上、いかがだったでしょうか?

今回は、糖尿病の末期の症状や余命について、また、入院の必要性や痩せる度合いも説明いたしました。

糖尿病における末期では、合併症によって様々な症状が誘発されて、体がボロボロになっていくということでしたね。

そして、糖尿病における余命は具体的に何年と決まっているわけではありませんが、人工透析が始まったら平均余命は5年と言われているということでした。

また、糖尿病における痩せるという症状はかなり悪化している証で、筋肉や脂肪からエネルギーが作られている危ない状態ということでしたね。

最後に、糖尿病における合併症の末期症状は、足の切断や失明といった非常に怖いものなので、自分は関係ないと思わないで、発症しないように健康管理に気を付けて生活するようにしましょうね。

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