糖尿病の神経障害の診断基準と治る可能性!原因や症状や治療法も
糖尿病には三大合併症のひとつに神経障害があります。
しかし、この神経障害にはわからないところが多数あり、
・そもそも治療や薬で改善及び治るものなの?
・リハビリは必要なの?
・初期症状は?
・足の痛みや手のしびれといった症状はあるの?
・便秘になるのは本当?
・原因とメカニズムは、分類わけはあるの?
・自律神経との関係は?
・診断基準と検査方法は?
といった疑問点があるのではないでしょうか。
そこで今回は、糖尿病の神経障害の診断基準と治る可能性ついて、また上記の悩みも説明し、原因や症状や治療法についてもご説明いたします。
目次
糖尿病における神経障害とは?
糖尿病における神経障害とは高血糖状態が続くことによって引き起こされる三大合併症のひとつになります。
そして、症状としては顔面麻痺・手足のしびれ・痛み・感覚の鈍麻といったものや下痢や便秘を繰り返す・立ちくらみ・味覚障害・発汗異常・排尿障害など全身に様々な形で現れてくるのです。
しかし、この神経障害は他の腎症や網膜症のように自覚症状のないまま数年もの間が経過するものではなく、自覚症状として初期の段階から出てくるものなので、治療開始時期は基本的に早くなります。
ですが、神経障害も放置してしまうと日常生活においても支障が出るようになって、服もまともに着れなくなったり、まともな食事ができなくなってしまいますので、早めに治療を行うようにしてくださいね。
◇どうして神経障害になるの?
糖尿病になると高血糖状態になるので体内に余分なブドウ糖が発生するようになり、細胞の活動がおかしくなってしまいます。
そうなると、神経細胞の中にソルビトールという障害を起こす原因となる物質が蓄積されるようになるので神経線維に異常が生じるようになってしまうのです。
また、高血糖状態になると毛細血管がダメージを受けて血流が悪くなってしまうので、神経細胞に酸素や栄養が運ばれなくなってしまって神経障害が発生するという説もあります。
◇神経障害はどのように分類わけされるの?
神経障害は症状や原因によって多発性神経障害・自律神経障害・単一性神経障害という3種類に分類わけされます。
まず、多発性神経障害になると、感覚神経や運動神経に障害が発生して手足のしびれや痛みといった症状が出てきて、悪化していくと足先から膝へ、手先から肘へと外側から体の中心に広がっていくことになるでしょう。
そして、この痺れは関節部麻痺に繋がって運動機能が低下してしまう原因にもなるので、そうなるとリハビリが必要となってしまいます。
次に、自律神経障害になると、自律神経によって調節されている機能がうまく働かなくなってしまい、下痢や便秘が発生したり、心臓の動きが制御できなくなって不整脈が発生したり、体の一部だけ異常に汗が出てしまうといった症状が出ることもあるようです。
つまり、自律神経に関係している部分であらゆる症状が出てくると考えてください。
そして、多発性神経障害と自律神経障害は
グルコース → ソルビトール → フルクトース
へ至る代謝経路のポリオール代謝経路といった代謝異常が主な原因になっています。
最後に、単一性神経障害になると、小さな血栓により血管が詰まって神経に血液が通わなくなるので、顔面麻痺や片方の目が動かないといった症状が出てくるでしょう。
また、初期症状は足の指や裏にしびれや痛みが発生するようになるということも覚えておいてくださいね。
神経障害の診断基準や検査方法は?
神経障害になっているかどうかは、具体的に症状が現れた時に、その症状が本当に神経障害によるものなのかを確定するために検査を行うことになります。
まず、検査方法については神経による伝達能力を確かめるために膝やアキレス腱の反射をみたり、心電図をとったり、機械を使って神経電動速度がどうなっているのかを確認することになるでしょう。
◇治療方法は?
神経障害が発生した場合は、血糖値のコントロールを改善して、神経細胞内に蓄積したソルビトールを除去し、血液の流れを良くして神経細胞に栄養と酸素が届くようにする必要があります。
つまり、食事療法・運動療法・薬物療法を根気よく行って血糖値のコントロールができれば改善するということですね。
また、血糖値のコントロール以外にも神経に存在する原因物質(ソルビトール)を取り除くために「アルドース還元酵素阻害薬」を使って薬物療法を行うこともあります。
それ以外にも、症状によっては鎮痛剤を用いたり、胃腸の活動を整える薬が処方されることもあるでしょう。
ちなみに、症状が進行して関節部麻痺といった運動機能が低下する症状が出た場合は、症状が長期化すると筋力低下や筋力委縮が発生するので、機能回復のためにリハビリが必要となるケースもあります。
そして、基本的に症状は初期段階でも出てくるものなので、そのサインを見逃さずに早めに治療を開始すれば完治させることができるでしょう。
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糖尿病による神経障害の症状を理解することの重要性とは?
糖尿病における神経障害の症状は非常に種類が豊富で、症状がたとえ出てきたとしても更年期障害と思ってしまったり、年のせいだと思い込んで市販の薬で対応し続けるというケースが多々あります。
そのため、糖尿病における神経障害の症状を理解して発症した時に「もしかしたらこれ糖尿病の合併症かもしれない」と思える状態にしておくことが非常に大切になるでしょう。
そこでまず大切なことは、日頃の血糖値のコントロールになるのですが、発症してしまった場合は早めに発症したことに気が付いて、医師に相談して早めに治療を開始するようにしてくださいね。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか?
今回は、糖尿病の神経障害の診断基準と治る可能性ついて、様々な悩みも説明し、原因や症状や治療法についてもご説明いたしました。
糖尿病における神経障害とは糖尿病の三大合併症の一つで、発生する原因は高血糖になってしまって神経細胞に酸素や栄養が運ばれなくなることと、原因物質が蓄積されるようになるということでしたね。
そして、本当にそれが合併症の神経障害なのかをはっきりさせるために、検査によって発生した症状に合わせて診断を行いますが、根本的な治療は血糖値のコントロールにあるということでした。
最後に、糖尿病における神経障害は合併症であるため、糖尿病になったとしても血糖値のコントロールが行われていれば発症することはないので、糖尿病患者はどんなに辛くても真面目に食事療法・運動療法・薬物療法を行って治療を進めるようにしてくださいね。
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