水疱瘡の出席停止の期間!保育園や外出はいつから大丈夫?
水疱瘡は小さな子供がかかることが多い病気で、その時には保育園や学校は出席停止の扱いになります。
そして、親御さんは看病のために仕事を休んだりする必要が出てきますので、出席停止の期間がどのくらいになるのか、保育園などにはいつから行かせても大丈夫なのかということが気になりますよね。
また、運悪く旅行の予定の前などに水疱瘡にかかってしまった場合などは、外出はいつからできるのか困ってしまうこともあるでしょう。
そこで、今回は水疱瘡にかかったときの出席停止の期間や、外出許可をもらえる基準などをご紹介していきます。
目次
水疱瘡とはどんな病気?
水疱瘡とは、水痘・帯状疱疹ウイルスというウイルスに感染したことによって起こる病気で、主に9歳以下の子供に多く、発熱などの症状の他、体にかゆみを伴う水ぶくれができるのが特徴です。
なお、水ぶくれは最初は虫さされのような見た目ですが、次第に中に液体を含んだ水ぶくれの状態となり、最後にはかさぶたになることで治っていきます。
そして、治療法は小児科や皮膚科などでゾビラックスやバルトレックスといった抗ウイルス薬、かゆみ止めの飲み薬や「カチリ」とも呼ばれるフェノール亜鉛華軟膏を処方してもらい、それらを使用することです。
なぜ水疱瘡は出席停止になるの?
水疱瘡は感染力が非常に強い病気で、子供たちが集団生活をしている保育園などでは大流行する可能性があるため、水疱瘡にかかった場合には出席停止の措置が取られます。
なお、水疱瘡の感染経路は感染した人の唾液などによる飛沫感染(空気感染)や、水ぶくれを触ったりした手からの接触感染ですが、この際に感染した人と同じ教室にいただけでもウイルスに感染する可能性があるようです。
そのため、学校保健安全法という出席停止に関するルールを定めた法律では、水疱瘡を保育園や学校などで流行する可能性の高い第二種感染症に分類しています。
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水疱瘡の出席停止期間はいつまで?
先程ご紹介した学校保健安全法の中では、水疱瘡の出席停止期間を具体的な日数ではなく、「全ての発疹が痂皮化するまで」と定めています。
なぜ、このような表記になっているのかというと、出席停止の目的は「他の児童生徒へ感染が起こらないようにする」ことであり、その期間は「他の児童生徒へ感染させるおそれがなくなるまで」だからです。
また、水疱瘡の場合には発疹の数や場所などが人によって違い、そのために一律に日数を定めることができないというのも理由でしょう。
では、この「全ての発疹が痂皮(=かさぶた)化するまで」に何日程度かかるのかというと、だいたい一週間程度は必要になるようです。
そのため、出席停止期間を5日と定めている学校や保育園もあるようですので、もしお子さんが水疱瘡にかかってしまった場合には、保育園に行けるようになるまでには5~7日程度かかると考えていていいでしょう。
水疱瘡になったらいつから外出しても大丈夫?
水疱瘡の外出についても、基本的には出席停止期間と同じく、全ての水ぶくれがかさぶたになるまでは通院以外の不要な外出は控えたほうがいいでしょう。
というのも、始めにご説明したように水疱瘡は感染力が非常に強い病気ですので、早いうちに外出してしまったりすると他の人にうつしてしまう可能性があるからです。
そして、もし大人が感染した場合には重症化しやすい上に、妊婦が感染した場合には胎児に悪影響が出ることが知られています。
ですので、症状が治まってきて元気だからと言っても、まだ水ぶくれが残っているような場合には外出するのは控えるようにしましょう。
しかし、重要な用事がある場合などには、1週間を待たずに医師に相談してみて、外出可能かを確かめるようにしてください。
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自己判断で登園・外出させてはいけません!
出席停止や外出許可の判断の元になっている「全ての発疹が痂皮化するまで」というのは、医師が判断することが条件となっていますので、親の自己判断で登園や外出をさせることはできません。
それだけでなく、出席停止を解除してもらう時には、医師のサイン入りの書類が必要となることがほとんどです。
ですので、「元気だから」「見たところ水ぶくれが全部かさぶたになっているから」と親の判断だけで外出させたりせずに、必ず一度医師の診察を受けて治ったという証明をもらうようにしてください。
まとめ
いかがでしたか。
水疱瘡での出席停止の期間は「全ての水ぶくれがかさぶたになるまで」とされており、日数としては個人差はありますがおよそ1週間程度になるようです。
また、この1週間の間は他の人へと水疱瘡を感染させてしまう可能性がありますので、保育園などへの登園・登校だけでなく、家族との外出なども控えるようにしましょう。
そして、出席停止の解除や外出許可を出すことができるのは医師だけですので、親御さんがお子さんの状態を見ただけで判断しないように注意が必要です。
なお、しっかり治して免疫をつけておかないと、流行する時期にまた発症してしまう恐れもあるそうですので、辛抱強く治すようにしたいですね。
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「水疱瘡の流行る時期と感染予防のポイント!二回目を防ぐには?」についての記事はコチラ!?
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