マイコプラズマの熱の期間と下がらない時の解熱剤などの対処法!
マイコプラズマに感染すると、咳の症状が特徴的ですが、熱など風邪によく似た症状が現れます。
そのため、マイコプラズマで熱が出る期間や、下がらない時の解熱剤などの対処法について知りたいのではないでしょうか?
また、マイコプラズマによる熱が長期間続くと、合併症にかかる危険性もあるので、それについても気になりますよね。
そこで今回は、マイコプラズマの熱の期間と下がらない時の解熱剤などの対処法について詳しくお伝えしていきます。
目次
マイコプラズマの熱はどれくらい続く?
マイコプラズマに感染すると、次のような初期症状が現れます。
・乾いた咳が止まらない
・37~39度の高熱
・喉の痛み
・喘息の悪化
・呼吸がしにくい
・鼻水、鼻づまり
このように、初期症状は風邪によく似ていて見分けがしづらいのですが、マイコプラズマの場合は咳が特徴で、熱が出てから2日後くらいにコンコンと乾いた咳が出るようになり、だんだんと湿ったような咳が出てくるようになるところも特徴的です。
そして、熱については年齢によって体温や期間が異なり、大人の場合は2~3日で治まることもあれば、熱が上がったり下がったりを繰り返すこともあるそうです。
それから、子供の場合は重症化しやすく、やはり熱が上がったり下がったりしますが、40度近い高熱が3日~1週間程度続くことも多いとされています。
マイコプラズマの熱がなかなか下がらない時の対処法!解熱剤などについても
マイコプラズマでは、前述の通り、風邪と症状が見分けづらいこともあり、なかなか病院へ行くタイミングがつかみづらく、病院を受診したとしても風邪と間違えて解熱剤を処方されることもあります。
ただし、マイコプラズマには基本的にはマクロライド系抗生剤のクラリス、クラリシッド、ジスロマック、エリスロマイシンなどを使うのが良いとされています。
しかし、近年ではマクロライドの耐性菌が多数出てきているため、マクロライド系の抗生剤を服用しても48時間以内に解熱が見られない場合には、ニューキノロン系のオゼックスやテトラサイクリン系のミノマイシンが推奨されているようです。
そして、オゼックスは関節症状を懸念されていますが、これまでの症例の中で関節症状を認めなかったとするレポートもあり、マクロライド系抗生剤で解熱が見られなかった子供にオゼックスを投与した結果、3日以内に解熱できたという報告もあります。
一方、ミノマイシンは、8歳以下の子供へ2週間以上投与すると、永久歯に着色があると懸念されているため、原則使用を禁止されているそうですが、最も症状が重い場合は短期間なら問題ないとされ、処方されることもあります。
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マイコプラズマで高熱が現れている時の食事のおすすめは?
マイコプラズマで熱や咳が続くと体力が奪われ、全身がだるくなるので食欲がなくなってしまいますよね。
ただ、食事からエネルギーを摂取しないと、自ら治す力も半減してしまうので、できるだけ食べるようにしましょう。
そして、マイコプラズマで高熱が続いている時には、消化が良くて高カロリー高タンパクのものをバランス良く食べるようにして、体力を回復し、感染への抵抗力を高めることをオススメします。
具体的には、栄養価が高くのどごしも良いプリンや、ヨーグルト、ゼリー食品、すりおろしリンゴ、缶詰の果物などが良いとされています。
また、よく煮込んだうどんや白身魚、豆腐や鶏のささみなど、消化に良いものを組み合わせて食べるようにしましょうね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、マイコプラズマの熱の期間と下がらない時の解熱剤などの対処法について詳しくお伝えしました。
マイコプラズマでは、熱について、大人の場合は熱が上がったり下がったりを繰り返したり微熱で済むこともありますが、子供の場合は高熱が出ることが多く、期間も3日~1週間と人それぞれなのでした。
そして、病院で風邪薬や解熱剤を処方されることもありますが、抗生物質を服用しないと治らないとされていて、マクロライド系から試し、効かなければニューキノロンかテトラサイクリン系を処方されるのでした。
それから、マイコプラズマで熱が出ている間は、体がだるくなり食欲が落ちますが、消化に良く、高タンパク高カロリーのものを効率よく食べるよう、オススメの食事をいくつかお伝えしましたね。
このように、マイコプラズマではひどい場合だと高熱が続いて体への負担も大きいので、次の記事で予防法をチェックして2次感染や2度目の感染に対処しましょう!
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「マイコプラズマに免疫をつけて感染予防するための効果的な方法!」についての記事はコチラ!?
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