アデノウイルスで大人の症状や治療の仕方!薬の注意点も!
アデノウイルスは3歳以下の乳幼児によく見られる感染症で、季節を問わず1年中現れるのですが、大人も感染することがあるそうです。
なので、アデノウイルスで大人の症状や治療の仕方、薬などについて知りたいのではないでしょうか?
そして、アデノウイルスに大人が感染した場合、出勤停止になるのかといったことも気になりますよね。
そこで今回は、アデノウイルスで大人の症状や治療の仕方や、薬の注意点についても詳しくお伝えしていきます。
目次
アデノウイルスで大人の症状は?治療方法や薬についても
アデノウイルスは、現在51種類の型が確認されていて、型によって発症する病気が異なり、子供の場合、夏に流行するのは咽頭結膜熱や流行性角結膜炎がほとんどですが、大人がかかりやすい症状は多岐にわたります。
アデノウイルスで大人の症状の特徴は?感染経路も
・咽頭結膜熱(プール熱)…39度前後の高熱、結膜炎、のどの痛み
・流行性角結膜炎(はやり目)…目の充血、目やに、涙目、目の痛み、リンパの腫れ
・扁桃炎…高熱、のどの痛み、扁桃に膿がつく
・胃腸炎…腹痛、下痢、嘔吐
・上気道炎、気管支炎…発熱、鼻水、咳、のどの痛みなど
・肺炎…髄膜炎、脳炎などの併発もある
・出血性膀胱炎…下腹部通、血尿、頻尿、排尿痛、残尿感
このように症状も様々あるのですが、下痢は全ての人に共通して現れ、軟便から水様性の便で、白色やクリーム色の便が1週間ほど続きます。
そして、感染すると5~7日間と長い潜伏期間を経て突発的に発症するのですが、さらに1週間経つと症状が軽くなるものの、症状が治まった後も2~3週間はウイルスが排泄物に残っているため、周囲に感染する可能性が充分あります。
アデノウイルスの治療法は?
アデノウイルスの特効薬はまだ開発されていないため、治療方法は症状に合わせた次のような対症療法が行なわれます。
・高熱(4~7日程続く)…必要であれば解熱剤を使用
・咽頭炎(3~7日ほど続く)…のどの炎症を抑える抗炎症剤を使用。
・結膜炎(7~10日ほど続く)…目薬などの眼科医による治療を併用。
・脱水症、食欲低下…点滴治療
このように、熱やのど、目などの炎症に対してはそれぞれに応じた薬を使うことがあるのですが、注意しなければならないのは下痢止めの取り扱いで、アデノウイルスは便を通じて排泄されるので便自体を止めてしまうと回復が遅れることもあります。
そして、強い下痢止めを使うとかえって症状が悪化することもあるので注意が必要で、できれば下痢止め薬は使わずに、水分補給で脱水症状を予防しながら、消化に良く体内を温めるうどんやおかゆなどを食べながら、ウイルスの排泄を促すと良いでしょう。
それでも、高熱が続いたり水分がとれずに脱水症や昏睡に陥ることがあれば、入院治療が必要になってしまうため、悪化する前に無理をせず、病院へ行くようにしましょう。
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アデノウイルスにかかったら、出勤停止になる?
アデノウイルスでは、子供が感染すると学校保健安全法により、プール熱や流行性結膜炎の場合は出席停止期間が定められています。
ただ、大人の場合は出勤を控える法律がなく、体調を見ながら出勤しても問題ないとされています。
ただし、アデノウイルスは感染力が非常に強く、職場で感染を広げる恐れがあるため、必ず出勤時にはマスクを着用し、手洗いやうがいを徹底するなど、配慮するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、アデノウイルスで大人の症状や治療の仕方、また、薬の注意点についても詳しくお伝えしました。
アデノウイルスに大人が感染すると、高熱やのどの痛み、気管支炎などの様々な症状が現れますが、下痢が共通して現れ、白色などの軟便が1週間ほど続くのでしたね。
そして、治療法は対症療法となるので、高熱には解熱剤、のどの痛みには抗炎症薬などを用いますが、ウイルスは便から排泄されるため、下痢止め薬についてはできるだけ控えて、水分補給をしながら消化に良い食べ物を食べて便の排出を促すと良いとのことでした。
それから、アデノウイルスに大人が感染した場合は出勤停止扱いになる法律は定められていないため、出勤して問題ないのですが、手洗いやうがい、マスクの着用などで配慮をするべきとのことでしたね。
アデノウイルスで仕事に支障が出ると困ってしまいますし、お子さんがいる場合は感染が心配されるので、次の記事で予防法をチェックして、感染を防ぐようにしましょう!
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「アデノウイルスの感染経路とうつるのを効果的に予防する方法!」についての記事はコチラ!?
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