パラベンの発がん性や毒性!パラベンフリーの盲点についても!
シミやくすみ、ニキビ痕など様々な肌トラブルに悩む女性の方は、色々な化粧品を試してみるので、当然その成分や保存料が気になってきますよね。
そして、化粧品の安定剤としてパラベンという成分が有名ですが、その発がん性など危険な点についての指摘があるそうなので、気になりますよね。
また、だからといってパラベンフリーの化粧品を単に使えば良いというものではないので、注意点を知っておきたいのではないでしょうか?
そこで今回は、パラベンの発がん性や毒性、また、パラベンフリーの盲点についても詳しくお伝えしていきます。
パラベンの発がん性や毒性は?
肌トラブルに悩みが多い敏感肌や乾燥肌をお持ちの方にとっては、今ではこれを基準で化粧品を選ぶという人もいるほど良く知られているのがパラベンです。
そして、パラベンというのは、石油を精製して作られる成分で、主に防腐剤として化粧品だけでなく、食品にも用いられることが多いそうです。
パラベンの発がん性や毒性
パラベンは石油系由来の成分として知名度が高い成分の一つですが、ごく微量の添加でも、非常に強い殺菌能力があるため、腐敗を防止してくれる効果を持ち、化粧品の長期保存に役立つとして使われているのです。
ただ、1980年に厚生労働省が、皮膚障害を起こす可能性のある成分や、アレルギー皮膚毒性、発がん性などの報告がなされた102種類の成分に関して表示を義務づけ、これを旧表示指定成分呼び、パラベンもその一つとして指定を受けています。
そのため、肌への悪影響を100%否定することはできず、メディアでもパラベンのシミやしわへの悪影響が取りざたされ、実際に、パッチテストの結果では約1%の方で接触性皮膚炎を起こすというデータも残っているそうです。
また、パラベンは紫外線を浴びると活性酸素を発生させ、肌老化に繋がるという報告もあるとのことです。
なので、パラベンが安全なのか危険なのか?というところでは賛否両論がありますが、防腐剤としての防腐効果は確かで、長年に渡って化粧品や食品に使われて来た実績があるのもまた事実です。
それから、実際に商品に表示される際にはパラベンなどとは表示されず、パラオキシ安息香酸◯◯と記載されていて、いくつか種類が入るので◯◯にその種類の名前が入っているので、個々の判断では見つかりづらい点もあります。
さらに、パラベンにはいくつか種類があり、一般的に用いられるのはメチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、イソプロピルパラベン、ブチルパラベンなどですが、相乗効果を得るために複数を配合されることもあるので確認しきれないですよね。
こうしたことから、毒性や発がん性への指摘があり、無添加の化粧品は続々と開発されてきていますが、まだまだ多くの化粧品では防腐剤としてパラベンの需要、必要性はなくならないのが現状なんですね。
ちなみに、パラベンの使用は、日本では化粧品基準によって使用量の上限が1%(100gに対して1%)と定められていますが、ほとんどの市販化粧品での使用量は0.1~0.5%程度となっているそうです。
バラベンフリーのデメリットも
パラベンフリーの方が良いかどうかという点については、個々の判断にゆだねられる所が大きいのですが、敏感肌の方ほど、パラベンフリー化粧品は安全と思い込んでしまうことは危険とも言えます。
なぜかというと、パラベンに代表される防腐剤の入っていない化粧品は、開封して空気に触れるごとに酸化を起こし、腐敗が進むため、肌にとって刺激のある物質へと変化してしまいます。
そしてもちろん、腐ったものを肌に塗って良いことは何もないので、敏感肌の人ほど大きな肌トラブルを招く原因になるのです。
このようなパラベンフリーの化粧品は、常温に置いていれば2~3日で腐敗しますし、冷蔵庫に入れておいても1週間も持たず、クリームのように直接指を入れて使う商品は、指先についた菌も含めて大量の菌が混入します。
一方で、パラベンが配合されていることで、菌の繁殖や空気との接触による酸化リスクを全て避けることができるので、パラベン配合にも、パラベンフリーにも、それぞれメリットとデメリットがあることを認識した方が良いと言えますね。
また、もちろんパラベンフリーの化粧品でも、天然成分だけを配合し、防腐を防ぎながら高い効果を発揮する商品も出ているので、安心して使えてかつ高い効果も求められるお気に入りの一品を選べるようにしたいですね。
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キャリーオーバーって何?
化粧品を選ぶ際にパラベンなどと同様に知っておきたいのが「キャリーオーバー」という言葉です。
そして、キャリーオーバーとは英語で「持ち越す」という意味ですが、化粧品においては「製品中にその効果が発揮されるより少ない量しか含まないものについては表示の必要はない」とされており、そのような成分を「キャリーオーバー成分」と言うのです。
なので、原料を育てる過程に混入した農薬なども、このキャリーオーバー成分に該当するんですね。
そして、全成分表示といいながら、実際のところは表示されていないものが多くあるので、例えばアルコールが含まれていても、それが化粧品を安定させることを目的としている微量なものなら「アルコール無添加コスメ」と謳うこともできます。
そのため、敏感肌の人ほど「植物由来」といった言葉に惹かれがちですが、実際にはこうした天然ハーブエキスを抽出する際に化学合成の成分を使用しているけれどキャリーオーバー成分とされているので、決して安全とは言い切れないことが多いのですね。
こうしたことから、消費者が自分で調べようと思っても実際には難しいのが現状なので、キャッチコピーや一部の成分表示に踊らされずに、自分自身の肌質に合ったものをきちんと選び、長く使えるコスメを見つけていくのが良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、パラベンの発がん性や毒性、また、パラベンフリーの盲点についても詳しくお伝えしました。
パラベンは石油由来の成分で、化粧品や食品の防腐効果が高いことから昔から重宝されていますが、1980年に厚生省で、アレルギー皮膚毒性、発がん性がある成分の一つとして指定されたのでしたね。
そして、接触性皮膚炎や肌老化につながるなどの報告もあるのですが、一方でパラベンフリーの化粧品は防腐効果がないため、開封後は急速に腐敗が進み、腐敗したものを肌につけるリスクもあるのでした。
また、現在ではキャリーオーバーといって、非表示でも問題なく使用できる手段もあるので、無添加だからといって一概に安全ではないので、結局は信頼のおけるメーカーで肌質に合った物を選ぶのが良いとのことです。
ちなみに、こうしたパラベンフリーでおすすめできるフレキュレルという美白クリームがあるので、しみやそばかすなど美白にならず悩んでいる方は次の記事もチェックしてみましょう!
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「フレキュレルの口コミまとめや効果!成分や副作用もチェック!」についての記事はコチラ!?
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