足の水泡が痛い時やかゆみがある時の原因と対処法!薬についても
足に水泡(水ぶくれ)ができると、一般的には水虫を連想してしまいがちですが、果たしてそれだけでしょうか?
そして、足の水泡が痛い時やかゆみがある時は、水虫以外にも様々な原因があるので、詳しく知っておきたいですよね。
それから、足の水泡で痛みやかゆみがある時はその対処法や薬についても気になるのではないでしょうか?
そこで今回は、足の水泡が痛い時やかゆみがある時の原因と対処法や、薬についても詳しくお伝えしていきます。
目次
足の水泡が痛い時やかゆみがあるのはなぜ?原因や対処法や薬について
突然足に水泡ができると、水虫にかかってしまうかと驚いてしまいますが、実はその症状や部位によって原因は様々あるとされています。
そして、足の水泡は足の親指と側面、裏などにできるのですが、それぞれ部位別に起こりうる症状について見ていきましょう。
1 足の親指…靴擦れ、趾間(しかん)型水虫
足の親指に靴擦れというと、意外かもしれないのですが、実は靴を履いて一番負担がかかるのは足の親指の付け根部分なので、靴が合わなかったり長時間歩いたりすると、水泡ができて硬い豆のようになってしまうのです。
そして、足の親指に痛みだけでなくかゆみがある場合は水虫の可能性が高く、これを趾間型水虫と言い、特に小指側にできることが多いそうです。
ただ、水泡の段階ではまだ無症状のことが多く、潰すと他の指に移ってしまったりするので、発見した段階で皮膚科を受診するようにしましょう。
2 足の側面…小水疱型水虫
足の側面にできる水泡も意外な部位かもしれないですが、これの原因も水虫で、指の間とは違う種類の水虫ができ、小水疱型水虫というタイプだそうです。
そして、症状としては水ぶくれ周辺にかゆみが現れ、気になって仕方がないのですが、このタイプは水ぶくれの中に水虫の菌をほとんど含まないため、触っても他に移ることはないとされています。
それから、この水泡がつぶれると、その部分の皮膚が硬くなり、ぽろぽろと剥がれてしまうのですが、そのまま放置しておくと皮膚がただれてしまうので、足裏全体に感染が広がることもあるので、放置せずに病院へ行くようにしましょう。
3 足の裏…掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)
足の裏の水泡は、土踏まず側にできることが多いのですが、これは症状の出始めがひどくかゆいため、掌蹠膿疱症といって水虫と間違われやすいそうです。
そして、原因は不明ですが、近年自身の金属アレルギーが引き金となって発症することが分かってきていて、ニコチンが症状を悪化させる要因とも解明されてきているので、喫煙者に多い症状とされています。
また、初期は小さな水泡でだんだんと黄色に変わって来て、出始めのかゆみのピークが過ぎるとその後はかさぶたとなって落ちていき、慢性的にこうした症状が繰り返されるのですが、約3~7年の間には自然治癒するのだそうです。
なので、こうした症状が現れたら、細菌やウイルスが原因ではないので抗生物質や抗真菌剤では効果が期待できないため、対症療法で炎症を抑えることがメインになります。
そして、症状の程度によって変化しますが、まずはステロイド剤やビタミンD3軟膏で炎症を抑制し、外用薬のみでは効果が見られない場合には強力な内服薬で治療を進めていくそうです。
また、内服薬は高い効果が期待できますが、副作用も非常に強いため、合併症として骨関節炎が10~30%程度と高い確率で合併するので、この場合は免疫抑制剤で治療するそうです。
さらに、喫煙を控えたり、金属アレルギーのある人は金属除去を行なったりするなどして根本的な治療も行なう必要があるそうです。
スポンサーリンク
足の水泡を見つけたら、まずはどうすればいい?
足に突然水泡が現れたら、焦ってつぶしてしまう方が多いのではないのでしょうか?
ただし、水泡にはどのような細菌が含まれているか自己判断できないので、ひとまず潰さないように心がけて皮膚科に行くようにし、もしつぶれてしまった場合は、その部位を清潔に保つようにしましょう。
そして、足はどうしても不潔になりがちなので、水ぶくれがつぶれると炎症を起こしやすく、ひどくなると化膿してしまうこともあるので、やはり清潔に保ってなるべく早く病院に行くようにしましょう。
また、痒くてたまらない場合はとにかく冷やすようにすると一時的に和らぐので、触らないように気をつけながら通院を続け、特に水虫の場合は治療を途中でやめると再発率が高くなるので、最後まで治療を終えて完治させるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、足の水泡が痛い時やかゆみがある時の原因と対処法や、薬についても詳しくお伝えしました。
そして、足の水泡の場合は部位別に症状があり、親指の場合は靴擦れや趾間型水虫で、足の側面は小水疱型水虫といったように水虫にもタイプがあるのでした。
さらに、足の裏の場合は原因不明で起こる掌蹠膿疱症が土踏まずにでき、他の指や他の人へ移すことはないのですが、かゆみや痛みがあるので、ステロイド剤で症状を抑え、それによって副作用が起きたら免疫抑制剤を使うなどもあるのでした。
こうして足の水泡にも色々な症状があるので、水泡ができたらすぐに潰さず病院で診てもらい、特に水虫の場合は完治するまで最後まで治療を続けるとのことなので、生活に支障が生じる前に早めに病院を受診するようにしましょう!
スポンサーリンク